サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

コンフェデ杯

2017-06-18 14:44:19 | 日記
昨日からコンフェデレーションカップが始まった。1次リーグだけでも6月17日から26日くらいまでかかる。勝ち残ったらさらにかかる。4年に一度のプレワールドカップとでも呼ぶべき大会だが、存在意義が疑わしい。

ヨーロッパベースの選手にとっては実にやっかいな日程である。大会前の合宿もあるので、6月10日から3週間くらいは代表に拘束される。ほとんどのクラブが7月第1週からトレーニングに入るので、休みが実質1週間程度になってしまう。大会が終わってから即クラブの合宿に合流するのではなくて、普通は1週間くらいは遅い合流が許可される。

毎年ポジションが約束されているようなスーパーな選手はいいが、ポジション争いの激しいクラブ、移籍したばかりのような選手は迷惑このうえない日程である。トレーニングの最初から参加してアピールしなければいけない。

2013年の6月にブラジルでコンフェデ杯があり、香川とチチャリートも参加した。チチャリートにいたってはそのあとにゴールカップもあってマンUへの合流がさらに遅れた。この結果どうなったのかといえば、二人とも監督交代の余波もありポジション争いに敗れた。

WC予選やWC本大会のような国際マッチデーに行われる国際試合への参加はまだいい。ビッグクラブであればあるほど、ほとんどの選手が代表に呼ばれているからさほど影響はない。しかしシーズンオフに開催されるような大会はやめたほうがいい。

日本は2000年、2004年、2011年のアジアカップチャンピオンだったからコンフェデ杯に参加することが多かった。コンフェデに参加することが代表の強化になるといわれ続けたが、けっしてプラスになったとは思えない、

オーストラリアが参加している今大会でJFAは当然オーストラリアをスカウティングするだろうが、こんな意味のない大会での試合ぶりはあまりあてにしないほうがいい。