ハノーファー

前節で久々の勝利をあげたハノーファーが清武、酒井、山口の日本人トリオで逆襲を始めるというコラムもあったが、ホームにウオルスブルグをむかえて見事に０－４で返り討ちにあった。

ハノーファーは本当に弱い。まず中盤でのプレスが弱い。サイドに散らされるとそれについていけずに簡単にクロスを上げられて、CKになるといつでもピンチになる。つまり守備は全部だめだ。

攻撃は山口、酒井、清武などで主に右から壁パスをうまく使ってボールを運べるようになったが、そこからバイタルエリアにボールを放り込むなり、パスしてもそれを受ける選手が簡単につぶされてフィニッシュできない。バイタルエリアでボールが収まらず、ポストになる選手がいないからボールをキープできない。

今シーズンここまで１ゴールで不振のシュルーレにハットトリックをプレゼントしてしまった。いやあ、本当に弱い。清武が復帰して攻撃がよくなったかも知れないが、清武がボールを持つと相手が２人で囲んでボールを取られる。フィジカルが強い選手ではないので２人で囲まれれば簡単に取られてしまう。

ハノーファーにはボール奪取に強い選手がほとんどいない。だから余計に中盤で苦労する。この試合を見る限りでは降格間違いなしに思えた。