福井利佐blog

切り絵アーティストの日々

静岡の中学訪問

2018年03月09日 | お知らせ(個展・ワークショップ他)


静岡県の藤枝市の中学校を訪問してきました。






最寄駅は西焼津駅でした。

私が住んでいた頃は無かった駅ですねー。




おじゃましまーす。




ありがとうございます。







美術の授業で切り絵を取り入れてくださっています。







白い服の女性、八木先生が島田付属中学にいらっしゃる時からのご縁で
中学3年生最後の美術の時間にお呼ばれさせていただいています。


高校に進学すると美術は選択になるので
これで美術の授業が最後になる子もいるということで
「美術の大切さ」を最後に実際のアーティストにお話を聞くという授業です。






音楽室にびっしりと
3年生全員が集合しております。




基本的には、私の作業風景などの映像を見た後




ひたすら、みなさんのご質問にお答えするという授業です。














私の入場時は、大変盛り上がっていましたが







いざ手を挙げて!となると静かになるみなさん・・・(笑)。






中学生ですよね〜。






みなさん事前に質問を考えてきてはくれているのですよ。






これが小学生だと、けっこうみんな「はい!はい!」手を挙げるものです(笑)。





いろいろ時間の限りご質問にお答えして














無事に終了です。




美術部の部長さんかな?最後のご挨拶をいただきました。

最近の子、しっかりしているわー。
自分の言葉で締めますものね。
素晴らしいです。



ありがとうございます〜!!!




みなさん、前日に公立の受験を終えたばかりで
結果発表までの浮き足立ったタイミングでの授業で
みんな顔が輝いておりました!

いいなー。



私もそんな時あったかな〜(笑)。

私の場合、推薦ではないにしろバスケ特典が付いていたと思われ
出来レースだったような・・・。
(だって入学前の春休みから、行く高校の練習とか合宿に参加してました。)


私も中学時代は、
自分がまさか切り絵作家になるとは思っていなかったし、
将来についてとても漠然としていました。

美術大学に入っても、そこから何者かになるかは
その子の努力次第です。


中学校なんてまだまだ先が見えなくて当然。

この先、これだと思えるチャンスはやってくると思います。

しかし、それがいつかはわからないけど
そのチャンスをちゃんと活かせるような
スキルと体力は常に身につけておくべきだと思います。



4月からの新生活!
頑張ってください。



この後、控え室にサインをもらいに来てくれた方が!
ありがたいです。



この日は、いつも静岡大学でおせわになっている高橋先生もお見えになりました。


最後はいつものみなさんで写真を撮ってこの日を終えました。



中学校の関係者の皆さま、
3年生のみなさま

ありがとうございました〜!









もろもろ事後報告

2018年03月07日 | お知らせ(個展・ワークショップ他)



小学館さんの雑誌
「Precious(プレシャス)」4月号が発売されました。




画像が暗くてすみません・・・。



創刊14周年記念特大号らしいです。


その中の



国宝や重要文化財が待っている!
いざ、「ニッポンの宝を愛でる旅」へ

のコーナーで

番外編の
日本美術を愛する4人の私的巡礼プラン

で、サクッと私が1つ提案しています。




一番左の十二神将立像の丑神様のところです。


私は鎌倉国宝館をおすすめしております。


特集、美術評論家山下裕二さんと漫画家のほしよりこさんが行かれた
「ニッポンの宝を愛でる旅」がすばらしい〜。

行きたい〜。

春は旅にいいですね〜。


他のページも本当に「プレシャス」な内容満載ですので
ぜひに〜。





そして、仙台の大学生が作るフリーペーパー?
なる「月刊紙袋」にて、作品を取り上げていただきました。









これ!感動するのが

本当に



紙袋になるんです!









スマートandエコ!

こちら1月に行われた
「せんだい資源ナーレ」にても配布されたそうです。

仙台市環境局が主催です。


すばらしい〜!


「アートで紙に命を、
分別で、さらに新しい命を。」



大事〜!!!




とても面白い試みだったので紹介させていただきました。






そして、昨年末早朝に撮影していたのが

新宿伊勢丹にて
着物の新ブランド「KIIRO」さんの展開があり

その広告に30人くらいでる女性の中に参加させていただきました。


http://www.kiiro-kimono.com

こちらのサイトの中に登場しています。



伊勢丹さんの2階のイベントスペース
TOKYO解放区での展示販売もあったのですが

自分の足の怪我とまんま被っていて
すっかり飛んでました。
すみません。





http://isetanparknet.com/news_event/180110-urahara.html


日常でも着れそうな上に素敵なお着物です。

ファンキーな女性たちが着こなしていて
かっこいいです!


気になった方は是非チェックしてみてください!


まとめてしまいましたが・・・

引き続きよろしくおねがいします。









雛祭り

2018年03月06日 | 日記


雛祭りしました。





玄関の飾り。


手前は東京今戸焼の裃(かみしも)雛。
金の衣装のめでたいバージョンです。

奥には鳥取の流し雛。(流しませんよ。)


娘が生まれた時に買ったから8年目ですね。






私の雛人形and娘の雛人形。







娘が母と飾ってくれました。







毎年ちらし寿司もな〜と思って
手まり寿司にしてみましたが、





見た瞬間は喜びましたが、
実際あまり刺身を子供たちは食べないので
大人が喜んだくらいでしょうか。
娘が小さい頃も作った記憶があるのですが、
大人が食べたかな〜?


ちらしの方が食べそうなので、来年からはちらしに戻そうと思いました。


蛤のお吸い物と菜の花の和え物などで。



この日は土曜日ですので、
休んでゆっくり雛祭りお祝いしようよ〜と思っていましたが、
主役である娘が

「学童行きたい!」

というので、土曜学童に・・・。



じゃあ、仕事しますわって事で
弟も土曜保育で
なんだか通常仕事日になりました。


ゆっくりしたかった・・・。



娘は人数の少ない土曜学童が好きで
行きたがります。

食べ物の好き嫌いが多い娘ですので
お弁当作りが・・・。
なので、この日も弁当の具問題でやや揉めたりしながらも
無事にもたせて出発させました。





夕食の後は、まめ皿を選びつつ
3月の和菓子を楽しみました。
(道明寺は前日に頂いてしまい、娘以外は食べ済みです。)





息子は宝珠の皿にうぐいす。





娘は亀甲のお皿に紅梅。






私は白梅のお皿に菜の花にしました。





残りはこんな感じ。





気づいたら娘が2つめを食べていました。
「桃」にしていました。


残りは、主人が草餅、翌日、また気づいたら娘が道明寺を食べていました。







今年は桃の花のお手入れアドバイスをいただき、
毎日どんどん花が開いております。

毎年、買ってもその後は蕾は蕾のままで
どうしたものか〜と思っていましたが、
お花屋さんが
「お水に少し漂白剤を入れて、砂糖を少し入れれば
4日間はお水が持つし、花もさくよ」

と言って、枝の先も縦に切り込みを入れてくれました。

そうしたらちゃんと咲くので感動〜。



無事に今年もお雛様を愛でましたので、また来年まで〜。





翌日日曜は、朝からぎっしり予定がありましたので片付けれず・・・。
来週かな〜。



姉さんの小学校の地区イベントで


この方を連れて行きましたが



ボウリングが飽きてしまい、またみんなが相手にしてくれないことで
ゴネて暴れてました〜。




疲れたー。


どんどん力強くなるし、ゴネがひどくなってる・・・。

基本的にはハッピー人間なのですけどね〜。



雛祭りの次はこどもの日で「自分の番だ!」と意気込んでいる息子です・・・。

















収録

2018年03月03日 | お知らせ(個展・ワークショップ他)


あっという間に3月突入ですね〜。



私は六本木へ。

タクシーでくることもご提案されましたが
天気が良いので電車で向かいました。






大人な夜の街の印象の六本木ですが

ちょっと裏に入ると神社とか公園があって意外な発見。



そんな散歩日和になってきましたね〜。なんてのんきに歩いて行った私ですが






久々にスタジオなるところで収録がありました。









無事にスタジオ分は撮り終わりました。




まだ撮影は残っているようですが、


放映日が意外にすぐなのをこの時知って驚き(笑)。


どうなるのか・・・。





また詳しいことがわかったらお知らせしますねー。




週末は、もうあと1回で発表会という娘の
仕舞いのお稽古です。




衣装合わせです。


地元の伝統芸能保存会の皆様の企画するイベントで
と〜ってもゆるいので、
えー!もうこれで発表会ですかーーー!
ってな具合ですが、
(しかも舞うのワンフレーズだけ)
素敵なお着物をたくさん所有されていて
衣装合わせで一気に気分アップです。


小学校で恐ろしいほどまだまだインフルが蔓延しているのですが
元気に参加できるといいです。













熊谷守一「生きるよろこび」

2018年03月02日 | 日記


東京国立近代美術館にて行われている

熊谷守一
「生きるよろこび」

に行ってきました。




私自身若いころは、熊谷守一さんは存じていなかったのですが

20代後半くらいでしょうか

とあるギャラリーに友人の展示を見に行ったとき


作品を買ったので
ギャラリーのオーナーさんといろいろ手続きやら
お話しをしていたら
閉館の時間になっていました。


そうしたら、ギャラリーの常連さんでお知り合いの男性の方が
いらっしゃいました。

オーナーさんが

「あら!久しぶり。どうしたの?」

なんて声をかけると

なんだか頬が紅潮していて
ウキウキしている様子。


「いや実はね〜」


なんて、取り出したのは

たった今購入したという作品が入っている

A3くらいの大きさの箱でした。




開けてみると


「雨滴」


と墨で書かれた「書」の作品でしたが

これが熊谷守一さんのものでした。
(しかも外が雨でした。)



その時、初めて熊谷さんを知ったのですが

その「雨滴」の文字の素晴らしさに目が釘づけ!


これはただものじゃない!と身体中がゾワゾワしたものです。




「雨滴」の文字の点々の部分が雫の形になっていて

全体的になんとも素朴で簡潔でありながら

絵のような書のような素敵な作品だったのです。


その日は帰ってから熊谷守一さんについて速攻調べたものです。



しかし、豊島区のご自宅跡を美術館にした
熊谷守一美術館にはなかなか行く機会がなくて
実物の作品は単発でしか見たことがなかったのですが

今回は、東京国立美術館にて個展が開かれるというのですから
一堂に多くの作品が見れることをとっても楽しみにしていました。





おそらく、97歳でお亡くなりになられた熊谷さんの
膨大な数の作品の中のほんの一部とは思いますが
代表的な作品が時系列に並んでおり
作風の変化や心情の変化が見て取れて
とても満足しました。





今見ても、色の配色とかオシャレすぎて
晩年自宅の敷地から一歩も出ない
ほぼ仙人化していた容貌からは
想像もできない(←失礼)、感性が溢れすぎていて感動です。


熊谷さんの作風は、かなり簡素化されたものが代表的なものですが、
もともとは普通に油彩も巧みに描ける方。
いろんな試行錯誤があり
この画風に達したわけなのです。


展覧会会場には多くの年配の方がお越しになられていましたが
定年後に趣味で絵を始めました〜的な方でよくいらっしゃるのが、
いきなり「素敵な作品だから」と熊谷さんのような
簡素な表現を真似して描かれる方がいらっしゃりますが、
この作風に行き着くまでの紆余曲折の過程あっての、
意味があってのこの作風だということを
ご理解いただきたいと
常々思うわけです(←なに様?)。


ピカソとかの画風を真似する方もそうです。
ピカソももともと普通にうまく描ける人ですからね。
青の時代とか、いろいろ暗い時代もあって
それであの作風に行き着いてますからね(←だからなに様?)。


なんてことを、主人と話していたのです(笑)。
(主人のお母様がもれなくその類いだったとか。)



私も、あるホテルのロビーで、
ご年配な方たちの趣味の切り絵展みたいのを見た時に
ある作家さんの切り絵の絵柄をそのまま切ったものばかりでビックリしたものです。


話は逸れましたが、
本物は違う!ということです(笑)。





欲をいえば、もっと書があるのを楽しみにしていました。


おそらく、たくさんあるはずですが
6点しか来ておらず
もっと見たかったな〜。


しかし、そのどれもが秀逸。(あたりまえ)

また選ぶ言葉が秀逸です。


「かみさま」とか「すずめ」とか

普通「書」として描かないような題材のチョイスが痺れます。




基本的には、作家の方は純朴な心の方が多いですよね。
お子様の死や友人の死、いろいろなものに直面してどんどん研ぎ澄まされていったのですね〜。
本人はそんな中、生きる希望を失わず長生きされましたからねー。


年を取っていくごとにどんどん純真になっていく熊谷さんがとても素敵でしたし、
文化勲章とかも辞退する域に達しているのが
本当に羨ましいです・・・。





また、個人美術館の方にも行かなくちゃなと思いました。



娘くらいなら付き合ってくれそうです。






帰りは主人とさくっと



赤坂飯店で赤坂ラーメンを。


主人は若かりし頃、よくここで仕事の打ち合わせをしたとか。
なんだか、「なつかしー」といいながら食べていました。

店員さんが、みんな店内のテレビでオリンピックの「カーリング」をみていたのが印象的でした(笑)。



それで、娘が帰ってくるので急いで帰りました〜。