福井利佐blog

切り絵アーティストの日々

「京都上賀茂神社ワークショップ」

2010年11月05日 | 過去のBLOG記事

行ってきました!

京都!
上賀茂神社!

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着いた日は、本当に秋の晴れ間で、晴天に恵まれて、絶好のイベント日でした。

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気持ちよすぎる参道。
両側に芝生が広がります。
5月5日の競馬会神事には、ここをお馬さん達が駆け抜けるわけですねー。

この日は、「葵縁日」といって、
上賀茂神社の「葵の森」を再生しようとするプロジェクトの一貫で、
「葵」をテーマに様々なイベントやお店が出展しました。

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のんびりのびのびな空間です。
近所の方達が多く、ベビーカーや子ども連れが多かったです。
この芝生の上でのランチはいいですよねー!

本殿の方は、伊勢神宮に合わせて立て替えが始まっていました。

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こちらが、私がワークショップを行う会場。「庁屋」です。

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とっても古くていい雰囲気な会場です。
寺子屋とかやっていたような感じです。

「庁屋」では、こんなプログラムが行われました。

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私は、切り絵と言うか、それを使ってゲームすることにしました。


さてさて、いよいよ始まりました。
まずは、自己紹介。制作のポイント、説明などです。

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バックの能舞台のような松がいい感じです。

今日の私は、汚れるとみたのでエプロンしてみました。

小学校3年生くらいから上かな。
みんな、わりと切り絵を知っていたし、作った事もあると言っていました。

子ども達が制作している写真がなくてごめんなさい。
私も、マネージャーの増賀さんも、子どもたちにかかりっきりでした。

一人に同じ色の色紙を2枚渡して、2枚同時に切ってもらい、
対になる、まったく同じ絵柄をつくってもらいます。

それを双葉葵になる、2枚の葵の葉の裏に貼って、
同じ模様の葵を2つ作ります。

これが、カードとなり、神経衰弱ゲームをしました。

色紙は、何色が配られるかわからなかったので、
「グレー」をもらった子が、「この色やの?」とショックのようでした(笑)。

そうなるだろうなと思って、配色には気を使ったつもりでしたが、
「グレー」は人気無かったですねー(笑)。
でも、できた作品はとってもモダンでかっこよかったですよー。

というわけで、みんな素晴らしい対の双葉葵を作ってくれたところでゲーム!
(本当に、子ども達の作品がなくてごめんなさい。
 終了後にカメラみたら、一枚も無かったです・・・。)

あらためて、ゲームの説明。
4つのチームにわかれてもらい、カードをめくる順番を決めてもらいます。

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ブルーシートの上に置いた葵の葉が
水に浮いているみたいできれいでした。

ハートに見えますが、ちゃんと葉脈を緑色で書いてあります。

みごと同じ模様だった葉は、奥の川の両岸に並べます。

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というのは、上賀茂神社で双葉葵が生息している場所が、
神社の中に流れる小川の岸だからです。

そのイメージで、そこの葵がわんさか育つといいなと思い、
川の両側に置く事にしました。

2チームごと、対だった葵を置いていきます。

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真ん中が一応川にみたててあります。

早く出来上がった子が、この川に魚などを書いてくれました。

25人参加で50枚の葉があるので、なかなか同じ絵柄にならないのですが、
時々、覚えていて当てていく子がいるので、会場が沸きました。

長期戦になってきたころに、流れを変える人物が登場!

京都の市長さんがいらっしゃったので、急遽参加していただきました。

はい、1枚目。

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はい、2枚目。

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同じ所ばかりをめくっていた子ども達にとって、大ヒントになりました。
市長さんありがとうございました!

時間が無くて、すべてはめくれなかったのですが、後半は大盛り上がり。
逆転の逆転が続いていましたが、最後にみんなで数えたらなんと同点!

ピースフルな終焉を迎えてよかったです。

みんな、自分の作った葵を大事そうに抱えて、帰っていってくれました。

はー、楽しかった。
おもしろいなあ、子どもって。

当たり前だけど、みんな京都なまりで(笑)、かわいかったです。


無事にワークショップを終えて、もろもろお片づけを終えたら、日が暮れました。
夕方からは、馬場殿というところで、
尺八やピアノやいろいろな催しが行われました。

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幻想的です。

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社務所にて、私のポスター発見。

素敵な一日でした。

ご尽力頂いた、
西村様、高瀬川様、立石様、須藤様
本当にありがとうございました。

やっと形になってきた「葵プロジェクト」、
これからもよろしくおねがいします。   

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