さてさていよいよ実践です。
小学校の6年生全員で行います。
3クラスの76名が一気に入る机のある教室が
こちらの家庭科室だそうで、初めて家庭科室で行いました(笑)。
東京は図工専科の先生がいるので、カッターなんかも使うのですが
専科の先生がいない地域は、カッターなどほとんど使ったことが無い!という状況で
今回は重陽の芸術祭の総合ディレクターである渡邊さんのいる福島大学のご協力のもと
ハサミ、カッターなどをこちらでご用意させていただきました。
ありがとうございます〜!!!!
お手伝いは、福島大学の生徒さんが入ってくださいました。
(重陽の芸術祭オリジナルのT−シャツを着て下さっています。)
生徒さんが揃い、いよいよ開始です。
今回のような、外部のアーティストが学校で授業することが今まで無かったとのことで
市の教育委員の方や新聞社の方など色々な方が見学にいらっしゃって下さったようです。
(私は授業中でよくわからず すみません。)
「福助」のことを子供達に聞いて見ましたが、
半数以上が知りませんでした。
お手伝いに入っていた大学生も知らない方がいました。
仙台だと、同じような商売繁盛、福徳招来として
「仙台四郎」という人物像が有名なのですが
そちらはほとんどの方が知りませんでした。
今回は2、3、4時間目を使わせていただくのですが
それでもみんなにちゃんと情報が行き渡って
無事に完成するよう
手書きの本日レシピ的なものも作ってみました。
そして、カッターが不慣れな地域では
本当に持ち方や刃の方向など不思議な使い方をする子が多く
これは私たち大人の常識の上の上を行くので
今回はこちらの
カッターの使い方資料をお配りしました。
いつも私が実戦でお伝えするのですが
全員が全員に伝わっている!ということはまず無いので
もう私の実戦+補助的に紙面にても取説をお配りすることにしました。
こちらの資料は
美術出版から出ている
美術手帖編集部・編
東京都図画工作研究会・協力
「図工室にいこう」
という本から抜粋させていただきました。
(以前勤務していたところも関わっていたので所有しています。)
そして、今回はただ伝統的なオカザリの「福助」を作るのではなく
基本の形を踏襲しつつ、オリジナルの「福助」をデザインするプログラムになっております。
みんな下書きに悩みつつも
ちゃんと考えてきて、私の下書きチェックを真剣に聞きに来てくれます。
私、娘を始め都会っ子に慣れているせいか
こちらの福島の小学生が非常に素朴で素直な子たちに感じてしまい
とても可愛らしかったのですが気のせいでしょうか・・・(笑)
真剣〜。
みんな初めて切り絵をするそうなのですが、
とっても集中していてレベルも高く、素敵な作品だらけでしたよ〜!!!!
バックの黒板には続々と出来上がった作品が!
一人ができると早いんだな〜。
さすがの6年生です。
理解力も技術力も違います!
てな訳で!
無事に素敵な作品ができたのでーす!!!!
いやいや、このプログラム面白いですね。
オカザリにこの可愛い「福助」があるっていうのも良かったのですが
子供達が作るとなおさら可愛くて
すごく楽しかったです!
では、皆さんの作品を次のブログで一気にご紹介!!!!