福井利佐blog

切り絵アーティストの日々

静岡SBS学苑切り絵講座

2015年08月06日 | お知らせ(個展・ワークショップ他)


先週末に行われた静岡市のSBS学苑駅前パルシェ校での切り絵講座の様子です。


1日目は大人向けの講座。



みなさんが来校する前の教室の様子です。





今日は夏らしく「うちわ」を作ります。


あおぐとひらひらするので、アイテムは金魚です。

(出品している横浜のうちわ展からひらめいています(笑)。)





説明が終わったら早々に作業です。


今回は日本色研さんの和紙シリーズを使わさせて頂きました。



続々とできてきて、出揃いました。





ひとりずつ発表と講評をして終了です。


下絵は私が用意した物を使った方がほとんどでしたが
色を駆使したり、バランスを考えたりして素敵にできました!

全員がほぼ完成系で終わらせる事ができてよかったです。




そして、翌日は小学生プログラム。




こちらもうちわですが、模様の入った和紙を使い、
それを貝の模様に見立ててうちわに貼って行きます。




花模様に染められた和紙を使いました。

(空調で舞うので棒磁石で重しをしています。)




4人のお子様が参加して下さいました。

いつもここのパルシェ校はこどもが少ないそうです。



4人はほぼリピーターの方々で、嬉しいですね~。



色和紙を選んで、私の用意した貝の型紙で模様をはめて切り取って行きます。





最初は私の型紙を使いましたが、

慣れてきた子は自分のオリジナルの貝を作る子もいました。


(本当は最初からオリジナルにチャレンジしてほしいのですが
時間が足りないのでまずは私の型紙で切ってもらっています。)





貼る台であるうちわに置きつつ、貝のバランスを見て行きます。



みんな完成したのでそれぞれ発表!



4人だったので、じっくりゆっくりできました。

みんな素敵なうちわを完成させました~!!!

















和紙から模様を切り取るのが楽しいので夢中になっているのですが、

うちわに貼る事を思い出し、

うちわに貝達を置いてバランスをみてみると

意外ともう貝を切る必要がなかったり、

色が沈んで見えたり、みんながそれぞれバランスを考えてデザインしました!!!



今回こうした手染めで模様を染めた和紙が、以前より手に入りにくいことを知りました。


すごく高かったり。



手染め模様の和紙の需要がなくなって、作る工場がなくなったりなんですかね。

自分でも作れるけど、こうしたものが無ければ
手染めでこういう模様ができるということも知らなくなってしまうでしょうね。


なかなか現代の子には貴重な体験だったかもしれないです。



切り絵を通じていろいろなことを伝えて行けたらなあと思います。




次回は12月に大人のみを予定しています~。

おたのしみに。