3月に読んだ本

2016年3月の読書メーター
読んだ本の数:16冊
読んだページ数:5394ページ
ナイス数:125ナイス

キャッチ=22〔新版〕(上) (ハヤカワepi文庫 ヘ)キャッチ=22〔新版〕(上) (ハヤカワepi文庫 ヘ)
読了日:3月30日 著者:ジョーゼフヘラー,JosephHeller
ローベルト・ヴァルザー作品集4: 散文小品集Iローベルト・ヴァルザー作品集4: 散文小品集I
読了日:3月22日 著者:ローベルト・ヴァルザー
聖女伝説 (ちくま文庫)聖女伝説 (ちくま文庫)の感想
「聖女伝説」は再読。
読了日:3月20日 著者:多和田葉子
無力な天使たち無力な天使たちの感想
すこぶる好みな作品。なのだが、不調をだましだまし読んでいたので酔った…。
読了日:3月18日 著者:アントワーヌ・ヴォロディーヌ
マリーナ (1973年) (女のロマネスク〈1〉)マリーナ (1973年) (女のロマネスク〈1〉)の感想
素晴らしい読み応え。書かなくなった詩人の悲痛な叫びが充満している。どうにも立て直せなくなった人生と、己自身への絶望の深さ。呼び覚まされた過去の悪夢たち。作品としては纏りを欠き、内容そのものもただただ破綻へと向かっていく小説ではある。でも、あまりにも切実な言葉たちに幾度も掴まれた。その生きにくさは彼女だけのものだが、気持ちが引き寄せられる。解説の言葉を使うと、戦後のヴィーンが〈わたくし〉の内面と重なり合う主人公のようにも描かれている。いくつもの通り(ガッセ)をぐるぐるゆき過ぎて、袋小路にしかたどり着けない。
読了日:3月17日 著者:インゲボルグ・バッハマン
時を紡ぐ少女 (創元SF文庫)時を紡ぐ少女 (創元SF文庫)の感想
そろそろ続きの巻も出るかしら…と勝手に期待しながら読んだ。精緻な綴織りに刺繍娘たちが刺繍を施すことで世界が形作られ動かされている世界。と、とても好みな設定には魅入られた。何となれば、バロの『地球のマントを刺繍して』にインスパイアされての作品とのこと。16歳の少女の一人称なので(しかもSFファンタジー)些か身構えたけれど、苦手な語り口ではなくよかった。類まれな才能の持ち主として宿命づけられ見出され選ばれた少女が、そのことによってどんどん逃げ場のない苦境へ追い詰められる。表向きの光と深い闇に縁どられたアラス。
読了日:3月14日 著者:ジェニファー・アルビン
日本人の脳に主語はいらない (講談社選書メチエ 410)日本人の脳に主語はいらない (講談社選書メチエ 410)
読了日:3月12日 著者:月本洋
アーサーとジョージアーサーとジョージ
読了日:3月11日 著者:ジュリアン・バーンズ
つつましい英雄つつましい英雄の感想
面白かったわ、明るいリョサ。ぐんぐん読めてしまう。(リゴベルトさんちは相変わらず…とか。ぽっちゃり好きのシルバ大尉ってもしや…と思ったらやっぱり旧コンビ復活か、とかw)
読了日:3月8日 著者:マリオバルガス=リョサ
ドビュッシーとの散歩 (中公文庫)ドビュッシーとの散歩 (中公文庫)
読了日:3月8日 著者:青柳いづみこ
花の旅・夜の旅―昭和ミステリ秘宝 (扶桑社文庫)花の旅・夜の旅―昭和ミステリ秘宝 (扶桑社文庫)の感想
再読。趣を異にする2作品、どちらもとても好きだ。まず表題作では、新人賞以来ぱっとしなかった鏡直弘がアナグラムのペンネームで書いた旅雑誌掲載の花物語と彼の日記、連載を引き継いだ針ヶ尾奈美子の小説…と、事件の真相を記す作中作と小説家のノートが絡み合ってなだれ込む展開に眩暈する。そして「聖女の島」は、初読時における驚嘆は忘れがたく…。だが、また今回もあらためて『トミノの地獄』から繋がっている恐怖が足元をひたひたと浸している読み心地に、戦慄しつつ酔い痴れた。過去の姉妹の相克。封じ込めらた美しい少女たち。血の悦び。
読了日:3月7日 著者:皆川博子
汝、コンピューターの夢 (〈八世界〉全短編1) (創元SF文庫)汝、コンピューターの夢 (〈八世界〉全短編1) (創元SF文庫)
読了日:3月5日 著者:ジョン・ヴァーリイ
貴婦人として死す (創元推理文庫)貴婦人として死す (創元推理文庫)
読了日:3月4日 著者:カーター・ディクスン
全身翻訳家 (ちくま文庫)全身翻訳家 (ちくま文庫)
読了日:3月3日 著者:鴻巣友季子
異国の出来事 (ウィリアム・トレヴァー・コレクション)異国の出来事 (ウィリアム・トレヴァー・コレクション)
読了日:3月3日 著者:ウィリアムトレヴァー
居候ソウソウ―百けん集成〈14〉 (ちくま文庫)居候ソウソウ―百けん集成〈14〉 (ちくま文庫)
読了日:3月1日 著者:内田百けん

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