6月5日(金)のつぶやき(読んだ本、『恋と夏』)

@rinakko 18:09
【恋と夏 (ウィリアム・トレヴァー・コレクション)/ウィリアム トレヴァー】を読んだ本に追加

 “日射しの中にふたりで立っていたときには、すでに違う自分になっていた。” 74頁

 もう溜息しか出ないし、未だにこの夏から抜け出せない余韻の中。恋に落ちる瞬間は、誰でもこんなに無防備なものかしら…と切なくなるほどエリーがあまりにも可憐で、思い出すたびに胸が締めつけられる。汚れない真っ白な花がつまれるように、知らなかったことを知り女は変わっていく。孤独と哀しみを抱えて生きてきたミス・コナルティーも、私は好きだなぁ。
 “ふり返るのはエリーの性に合わない”なんて、それをフロリアンに言わせているところは憎いし(くうっ)。あと、自転車もすごく残ってる。自転車を押して並んで歩く。走り去る。並べて置く。耳を澄ます…。

 フロリアンのことは嫌いじゃないけれど、傍から見るとちょっと夏の蝶みたいな人。
 

@rinakko 14:47
【砂金 (愛蔵版詩集シリーズ)/西條 八十】を読んだ本に追加
@rinakko 14:47
【砂金 (愛蔵版詩集シリーズ)/西條 八十】このところ毎日読んでいた。
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