バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

塩野義の新インフル薬が承認 服用1回でウイルスの増殖抑える効果

2018年02月23日 | 医療 医薬 健康

 塩野義製薬は23日、厚生労働省から新しいインフルエンザ治療薬「ゾフルーザ」の製造販売について承認を得たことを発表した。錠剤を1回服用するだけでインフルエンザウイルスの増殖を抑える効果が期待されている薬で、厚労省の薬価基準に収載された後、同社は早ければ今年春にも販売する。SankeiBiz.,2018.2.23

動脈硬化の原因となりうるリポタンパク質の発見

2018年02月23日 | 酵素・蛋白質・ペプチド・核酸
NARO 農研機構 2018-02-21

 小西准教授らの研究グループでは血液中の脂質を改善するさまざまな食品成分の研究を行ってきましたが、その中で、従来から広く認識されてきたリポタンパク質の種類だけでは説明できないデータが得られました。そこで、従来使われている方法とは異なる分析法でリポタンパク質の成分を詳しく調べました。その結果、従来、カイロミクロン、VLDL、LDL、HDLの4種類に大別されていたリポタンパク質は、少なくとも9種類に分類できることが確認され、これまで報告されていない「LAC」という種類のリポタンパク質が新たに見出されました。
http://www.naro.affrc.go.jp/index.html

腹部放射線治療後に起こる腸線維症のメカニズムを解明

2018年02月23日 | 癌 ガン がん 腫瘍
腹部放射線治療後に起こる腸線維症のメカニズムを解明―好酸球除去抗体による革新的治療法に期待―

日本の研究.,プレスリリース 掲載日:2018.02.22
千葉大学 日本医療研究開発機構

千葉大学大学院医学研究院粘膜免疫学/東京大学医科学研究所国際粘膜ワクチン開発研究センター自然免疫制御分野・植松智教授の研究グループは、これまで治療法のなかった腹部放射線治療後の重篤な合併症である腸線維症において、好酸球注1)が重要な役割を果たすことを発見し、発症のメカニズムを解明しました。
https://research-er.jp/articles/view/68156

放射線の感受性を細胞内でコントロールする分子を発見

2018年02月23日 | 癌 ガン がん 腫瘍
放射線の感受性を細胞内でコントロールする分子を発見 - 放射線治療効果を高め、障害から守る方法の開発へ -

日本の研究.,プレスリリース 掲載日:2018.02.22
広島大学 情報・システム研究機構

広島大学原爆放射線医科学研究所の谷本圭司研究所内講師,廣橋伸之教授,大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 データサイエンス共同利用基盤施設 ライフサイエンス統合データベースセンターの坊農秀雅特任准教授らの研究グループは,ヒト細胞を用いた網羅的な遺伝子解析(※1)から,低酸素環境下(※2)にある細胞では,DNA の傷を見つけて治したり,治せない時はその細胞を排除したりする働きに関わる一連の遺伝子群(DNA 損傷応答関連遺伝子群)の遺伝子発現量(※3)が抑制されていることを発見しました。
https://research-er.jp/articles/view/68165

ヒトゲノム中の「四重鎖構造」複数形成領域を約1万箇所同定 これらを標的とした抗がん剤開発へ

2018年02月23日 | 創薬 生化学 薬理学

プレスリリース 掲載日:2018.02.22
東京工科大学

 東京工科大学(東京都八王子市片倉町、学長:軽部征夫)応用生物学部の吉田亘講師、軽部征夫教授らの研究グループは、ヒトゲノム配列中からグアニン四重鎖構造(注1)を複数形成する領域(以下、グアニン四重鎖クラスター)を9,651箇所同定し、このうち3,766箇所が遺伝子の発現を制御している領域であることを解明しました。これらの遺伝子のうち95個が、がん遺伝子であり、それらは新たな抗がん剤開発のための標的になることが示唆されました。
https://research-er.jp/articles/view/68169

抗うつ剤の効果を網羅的に比較 -効き目と副作用頻度

2018年02月23日 | 創薬 生化学 薬理学
抗うつ剤の効果を網羅的に比較 -効き目と副作用頻度、臨床試験データを統合-

日本の研究.,プレスリリース 掲載日:2018.02.22
京都大学

古川壽亮 医学研究科教授、Andrea Cipriani オックスフォード大准教授らの研究グループは、これまで行われてきた第一、第二世代の抗うつ剤同士で効き目と副作用を直接比較した 522 の臨床試験結果を集め、統計的に処理することで、21 種の薬剤の特徴を網羅的に比較・評価しました。
https://research-er.jp/articles/view/68181

亜鉛イオンはニッケルによる炎症反応を抑制する 亜鉛欠乏状態ではニッケルアレルギーが増悪化する可能性

2018年02月23日 | 医療 医薬 健康
日本の研究.,プレスリリース 掲載日:2018.02.22
東北大学

 東北大学大学院薬学研究科の平澤典保教授、加齢医学研究所の小笠原康悦教授らの研究グループは、ニッケルイオンにより誘発される炎症細胞の活性化が、生理的濃度の亜鉛イオンにより抑制されることを明らかにしました。
https://research-er.jp/articles/view/68186


近畿大学×ア・ファーマ近大×ナチュレ・ホールディングス 産学連携商品「3月からのサプリ」新発売

2018年02月23日 | ビジネス 政策

日本の研究.,プレスリリース 掲載日:2018.02.22
近畿大学


近畿大学薬学部(大阪府東大阪市)の研究成果をもとに、近大発ベンチャー企業の株式会社ア・ファーマ近大(大阪府東大阪市)、株式会社ナチュレ・ホールディングス(大阪府大阪市)が共同企画したサプリメント「3月からのサプリ」を、平成30年(2018年)2月24日(土)に発売します。https://research-er.jp/articles/view/68193

富士フィルムグループのJ-TEC、関西医科大学の先天性巨大色素性母斑を対象とした臨床研究の作業を受託

2018年02月23日 | ビジネス 政策
化学業界の話題 knak (2018年2月23日 07:45) | コメント(0)


富士フイルムグループのジャパン・ティッシュ・エンジニアリング(J-TEC)は2月20日、関西医科大学より、先天性巨大色素性母斑を対象とした新たな臨床研究に用いる母斑組織の高圧処理を受託すると発表した。患者の表皮の自家培養も行う。

「先天性巨大色素性母斑」は、生まれつき、顔や手のひらなどに生じる大きなホクロで、一般的に大人になった段階で直径20cm以上になる。色素性母斑は悪性黒色腫 や有棘細胞癌などの悪性腫瘍ができやすくなる。巨大色素性母斑の悪性黒色腫の発生頻度については4.5%から10%とされる。
http://blog.knak.jp/2018/02/j-tec.html