バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

アミノ酸トランスポーターを標的とした新規作用機序の抗がん剤の開発

2015年10月17日 | 癌 ガン がん 腫瘍
がん特異的アミノ酸トランスポーターであるLAT1は、細胞増殖に必須なアミノ酸をがん細胞に供給する役割を担い、がんの悪性度と関わり予後不良因子の一つとなることが立証されている。本研究は、既知のLAT1阻害物質とは異なる機序で作用して、低用量の経口投与で担がんマウスにて有効性を示し、安全性が高くかつ良好な物性をもつLAT1選択的阻害薬OKY-034及び関連化合物について、薬効薬理、作用機序、LAT1との相互作用解析、動態・安全性の解析を実施し、非臨床POCを取得することを目的としている。日本の研究.com : 144933

成体腎臓からの幹細胞を用いて試験管内で腎臓構造の再現に世界で初めて成功

2015年10月17日 | 細胞と再生医療
岡山大学 2014年11月25日の記事 > プレスリリース

喜多村真治・桜井裕之・槙野博史

 岡山大学病院腎臓・糖尿病・内分泌内科の喜多村真治講師、杏林大学医学部薬理学教室櫻井裕之教授、槇野博史病院長らの研究グループは、成体腎臓から取り出した幹細胞を用いて、試験管内での腎臓構造の最小構成単位であるネフロン1)の再現に世界で初めて成功しました。本研究成果は、2014年11月24日(米国東部時間午前7時)に米国の科学雑誌『STEM CELLS』に掲載されます。
https://research-er.jp/articles/view/27949

新規作用機序を有する抗生物質ライソシンの発見 カイコを利用した実験から

2015年10月17日 | 感染症 ワクチン 抗生物質 食中毒
東京大学 科学技術振興機構 記者会見
関連研究者:浜本洋・内田龍児・浜本 洋・関水和久



日本で産業用の昆虫として用いられてきたカイコに細菌を感染させた実験手法を利用して、これまでに新規抗生物質ライソシンを発見していました。
ライソシンEが多剤耐性黄色ブドウ球菌(MRSA、注1)の細胞膜を破壊する作用機序を解析し、メナキノン(注2)を標的とするというこれまでの抗生物質とは異なる新しい機構であることを明らかにしました。
ライソシンEは短時間で優れた殺菌性を示すため、治療効果が優れており、毒性も低く、多剤耐性黄色ブドウ球菌の新しい治療薬としての応用が期待されます。日本の研究→ 
https://research-er.jp/articles/view/28757

肝臓がん手術:切除部位照らす新技術 京大、プロジェクションマッピングを応用

2015年10月17日 | 医療 医薬 健康

 京都大医学部付属病院(京都市左京区)は16日、プロジェクションマッピングを応用して肝臓がんの切除部位を照らす新システムを開発したと発表した。従来は医師がモニター画面を確認しながら手術をしていたが、肝臓に直接、手術部位を示すことも可能で、より安全で正確な手術が期待できる。早ければ2018年の実用化を目指しており、肝臓がんだけでなく乳がんや肺腫瘍手術などへの応用も可能になるという。毎日新聞 2015年10月17日 東京夕刊

DNAを含有するハイブリッド触媒及びその触媒を有する充填剤

2015年10月17日 | 医療 医薬 健康

出願番号 特願2013-180898
公開番号 特開2015-047555
出願日 平成25年9月2日(2013.9.2)
公開日 平成27年3月16日(2015.3.16)
発明者:杉山 弘・朴 昭映・池端 桂一
出願人:国立大学法人京都大学・株式会社ダイセル

発明の概要 【課題】高エナンチオ選択的な化学反応のための不斉合成法に用いられる触媒の材料となる触媒材料と、その触媒材料を含有するハイブリッド触媒を提供する。
【解決手段】DNAが担体に担持されてなる触媒材料であって、前記担体は第四級アンモニウムカチオンを有し、DNAの前記担体への担持が、DNAが有するリン酸骨格と、担体が有する第四級アンモニウムカチオンの静電相互作用によるものである、触媒材料。 J-Store >>国内特許コード P150012437

バナナ等抽出物を有効成分とする非エンベロープウイルスに対する抗ウイルス剤

2015年10月17日 | 感染症 ワクチン 抗生物質 食中毒
出願人: 国立大学法人広島大学, アルタン株式会社
発明者: 島本 整, 中井 義昭, 辻 徹

出願 2011-230876 (2011/10/20) 公開 2013-087102 (2013/05/13)

【要約】【課題】非エンベロープウイルスの不活性化作用に優れかつ人体に対する安全性も高い有効成分を含有し、様々な形態でそれらのウイルスの消毒や感染予防等のために使用することのできる抗ウイルス剤を提供する。【解決手段】タンニン様物質を含有するバショウ属(Musa)の植物の抽出物を有効成分とする抗ウイルス剤。前記抽出物は、たとえばバナナ(Musa spp*)の果実から得られたものが好適である。

http://kantan.nexp.jp/%E7%89%B9%E8%A8%B1/a2013087102/

キメラウイルス様粒子

2015年10月17日 | 酵素・蛋白質・ペプチド・核酸
出願人: リゴサイト ファーマシューティカルズ インコーポレイテッド, LIGOCYTE PHARMACEUTICALS,INC.
発明者: ヘインズ,ジョエル,アール.

出願 2009-521850 (2007/07/27) 公開 2009-544318 (2009/12/17)

【要約】gagポリペプチドを包含するキメラインフルエンザウイルス様粒子について記述されている。ウイルス様粒子は、gagポリペプチド、ノイラミニダーゼポリペプチドおよび任意にヘマグルチニンポリペプチドを用いて生成される。生成の好ましい方法は、昆虫細胞における発現を含む。
http://kantan.nexp.jp/%E7%89%B9%E8%A8%B1/t2009544318/

インフルエンザ抗原のエンベロープウイルスベースのウイルス様粒子溶液を安定化させる方法

2015年10月17日 | 医薬工学 製剤 DDS
出願人: リゴサイト ファーマシューティカルズ インコーポレイテッド, LIGOCYTE PHARMACEUTICALS,INC.

発明者: ヘインズ, ジョエル アール., ステッドマン, ブライアン

出願 2012-546257 (2010/12/28) 公開 2013-515748 (2013/05/09)

【要約】インフルエンザ抗原を含有するエンベロープウイルスベースのウイルス様粒子を伴う溶液を安定化させる方法、およびこのような安定化させた溶液について記載する。本開示の別の態様は、インフルエンザを治療または予防する方法であって、対象に、免疫原性量の、前出の態様およびその多様な実施形態のうちのいずれかによる、インフルエンザ抗原のエンベロープウイルスベースのウイルス様粒子調製物、または前出の方法の態様およびその多様な実施形態のうちのいずれかに従い安定化させた、免疫原性量の、インフルエンザ抗原のエンベロープウイルスベースのウイルス様粒子調製物を含有する溶液を投与するステップを含む方法を提供する。
http://kantan.nexp.jp/%E7%89%B9%E8%A8%B1/t2013515748/

病気を予防するための方法および組成物

2015年10月17日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願人: サイバツクス・インコーポレイテツドg

発明者: マーカム,リチヤード

出願 2013-524187 (2011/08/09) 公開 2013-540700 (2013/11/07)

【要約】疾患または病気を予防するための、抑制するための、その重症度を低減化させるための、または治療するための方法、組成物およびキットが本願において提供される。本願において提供される医薬組成物はMIP-3αなどの免疫細胞産物に融合する抗原をコードする核酸配列とアジュバントを含むことができる。前記抗原は細菌、ウイルス、真菌、寄生生物または癌に由来し得る。前記抗原はアルツハイマー病抗原であり得る。

http://kantan.nexp.jp/%E7%89%B9%E8%A8%B1/t2013540700/

遺伝子組換え改変ワクシニアアンカラウイルス(MVA)ベースのインフルエンザ万能ワクチン

2015年10月17日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願人: パナセア バイオテック リミテッド
発明者: ジェーン ラジェッシュ, ヴィナヤック ヴィレンドラ クマール, シュクラ ニディ, アガルワル ニーラジュ, メータ ラジャン

出願 2012-511410 (2010/05/17) 公開 2012-527232 (2012/11/08)

【要約】本発明は、新規のインフルエンザワクチン、それを調製するための新規のプラスミド及びそれを含む新規の剤形に関する。本発明は特に、インフルエンザウイルス、具体的には鳥インフルエンザウイルス、由来の少なくとも4つの外来遺伝子のカセットを含み、かつ同時に発現可能な遺伝子組換え改変ワクシニアアンカラ(MVA)ウイルスに関し、ここで当該遺伝子は、MVAゲノム内の、非必須部位に挿入されている。本発明はさらに、インフルエンザウイルス由来の2つ以上の外来遺伝子のカセットを含み、かつ同時に発現可能な遺伝子組換え改変ワクシニアアンカラ(MVA)ウイルスに関し、ここで、当該遺伝子は、MVAゲノム内の、非必須部位に挿入されており、ただし、少なくとも1つの外来遺伝子が、PB2又はM2eのいずれかである。本発明はまた、インフルエンザ万能ワクチンを作成するための組成物及び方法を提供する。
http://kantan.nexp.jp/%E7%89%B9%E8%A8%B1/t2012527232/