バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

微生物や細胞の代謝熱等の微小熱量を測定する微小熱量測定装置

2015年10月04日 | 細胞と再生医療

研究者:中別府 修

展開可能なシーズ
微生物や細胞の代謝熱等の微小熱量を測定する微小熱量測定装置および微小熱量測定方法を提供する。
微小熱量を短時間で測定可能な、微小熱量測定装置と微小熱量測定方法とを提供することができる。細胞研究、薬効検査、毒性試験、アレルギー試験,食品の腐敗試験等を迅速かつ高感度に実施可能になる。


生細胞からの生体分子の採取方法

2015年10月04日 | 医療 医薬 健康

研究者: 猪飼 篤・長田 俊哉・金 賢徹

 採取しようとする生体分子と結合し得る針を、原子間力顕微鏡を用いて、生細胞に刺し込み、針を原子間力顕微鏡を用いて生細胞から引き抜くことにより、生体分子を採取する。針は、生体分子と特異的に結合し得る物質で修飾されたZnOウィスカーである。生体分子は、mRNAである。生細胞からmRNAを採取し、mRNAと発現が予想される遺伝子に特異的な配列を含むオリゴヌクレオチドとを共存させ、前者を鋳型とし、後者をプライマーとするポリメラーゼ連鎖反応が起きるかどうかを調べることにより、生細胞内で発現している遺伝子を同定する。生体分子と特異的に結合し得る物質としては、例えば、mRNAを採取する場合であればオリゴdTを例示でき、タンパク質、脂質、糖を採取する場合であれば抗体を例示できる。また、特定の配列を持つ核酸を採取しようとする場合には、その核酸と相補的な配列を持つ核酸で針を修飾してもよい。針の修飾方法は、例えば、オリゴdTでZnOウィスカーを修飾する場合は、表面にアミノ基を導入したウィスカーとオリゴdTを含み5’チオール化したオリゴDNAとを、適当な架橋剤と反応させることにより行う。 J-Store >>シーズコード S100001424

糖尿病発症モデル哺乳動物

2015年10月04日 | 医療 医薬 健康

研究者:石野 史敏

研究者所属機関 :東京工業大学 遺伝子実験施設

技術概要 本技術は、インスリンからのシグナル伝達が阻害された場合に引き起こされる糖尿病の発症機構の解明およびかかる糖尿病の治療薬の開発に有用な糖尿病発症モデル哺乳動物や、かかる糖尿病の治療薬のスクリーニング方法の提供に関するものである。母親性の発現を示すインプリンティング遺伝子であるMeg1/Grb10又はヒトGRB10遺伝子をチキンβ-アクチンプロモーターの下流に、かつラビットβ-グロブリンポリAの上流に含有する導入遺伝子を構築し、該導入遺伝子をマウス受精卵の雄性前核にマイクロインジェクションし、得られた卵細胞を培養した後、偽妊娠雌マウスの輸卵管に移植し、その後被移植動物を飼育し、産まれた仔マウスから前記cDNAを有する仔マウスを選択して、糖尿病発症性であるトランスジェニックマウスを調製する。 J-Store >>シーズコード S032002017