バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

生命の源は宇宙に? 隕石からDNAの成分発見 NASA

2011年08月12日 | 生命科学 生物誌
 NASAの研究チームは炭素を多く含んだ隕石12種類について調べた。その結果、DNAを構成する核酸塩基の主要成分であるアデニンとグアニン、および生体内の筋肉組織に含まれるヒポキサンチンとキサンチンが見つかった。CNNニュース 2011-08-12

高脂肪食給与マウスにおける新野菜プチヴェールの抗肥満作用

2011年08月12日 | 健康・栄養機能性成分
西田 浩志, 栗山 由加, 川上 賀代子, 武井 裕輔, 千葉 貴裕, 増田 秀美, 風間 克寿, 大塚 彰, 佐藤 眞治, 小西 徹也

日本栄養・食糧学会誌 Vol. 64 (2011) , No. 3 p.169-175

 血中および肝臓ではプチヴェールの明確な作用が確認されなかったものの, 糞中への排泄量をプチヴェールが有意に促進することが分かった。また, ウエスタン飼料による肝臓中の脂肪酸合成酵素 (FAS) の活性上昇をプチヴェールが抑制することも明らかになった。 プチヴェールは脂肪酸代謝や糞中への脂質排泄を制御することでマウスの肥満を抑制することが示唆された。 [抄録] [PDF (885K)]

無機リン酸代謝調節における分子栄養学研究

2011年08月12日 | 健康・栄養機能性成分

(平成22年度日本栄養・食糧学会学会賞受賞) 137-149

宮本 賢一
日本栄養・食糧学会誌 Vol. 64 (2011) , No. 3 p.137-149

 リンは生体に広く分布しており, 細胞内シグナル伝達, エネルギー代謝, 核酸合成および酸-塩基などに関与している。リン代謝調節機構は, その破綻が低リン血症や高リン血症から生じる病態によって明白なように生命維持に必須である。 [抄録] [PDF (2476K)]

タンパク質やその代謝物を、大量に取得することが可能となる融合遺伝子DNA

2011年08月12日 | BioTech生物工学 遺伝子工学

出願番号 : 特許出願2005-211454 出願日 : 2005年7月21日
公開番号 : 特許公開2007-20538 公開日 : 2007年2月1日
出願人 : 月桂冠株式会社 発明者 : 久田 博元 外2名
発明の名称 : タンパク質の高発現システム

【課題】酵母、サッカロマイセス・セレビジエ(Saccharomyces cerevisiae)の細胞壁タンパク質遺伝子(SED1)のプロモーター領域をデリーション解析することにより、より強力なプロモーターを構築するタンパク質の高発現システムを提供する。
【解決手段】全長1063塩基であったSED1プロモーターを800塩基までデリーションすることにより、プロモーター活性が大幅に増大したプロモーターを提供する。また、800塩基までデリーションしたSED1プロモーターの下流につないだ任意の目的とするタンパク質やその代謝物を、大量に取得することが可能となる融合遺伝子DNAを提供する。ekouhou 特許公開・明細書(全文)

健康機能性組成物及びその製造法

2011年08月12日 | 健康・栄養機能性成分
出願番号 : 特許出願2005-351956 出願日 : 2005年12月6日
公開番号 : 特許公開2007-153813 公開日 : 2007年6月21日
出願人 : 月桂冠株式会社 発明者 : 大浦 新 外2名

【課題】高い抗酸化作用などの機能性を持つカバノアナタケは近年注目を集めている。しかしながら、従来のカバノアナタケの利用方法ではその有効成分を十分に利用できているとは言えず、その効果が不十分であった。
【解決手段】従来の利用方法が、カバノアナタケ菌体を砕いて熱水抽出するという方法であることに注目し、この菌体からの抽出の難しさを解決するために、本発明者らはカバノアナタケを液体培養して、その培養上清を用いることにより、従来の問題を解決した。さらに、カバノアナタケ液体培養上清に米麹、米糠を加え、そしてこれを乳酸菌発酵させるといった操作を行うことにより、より高い抗酸化活性などの機能性を持つ組成物を得ることができた。また、米糠、米麹だけを乳酸菌発酵させた組成物にも抗酸化活性などがあることが分かった。ekouhou 特許公開・明細書(全文)
http://www.ekouhou.net/%E5%81%A5%E5%BA%B7%E6%A9%9F%E8%83%BD%E6%80%A7%E7%B5%84%E6%88%90%E7%89%A9%E5%8F%8A%E3%81%B3%E3%81%9D%E3%81%AE%E8%A3%BD%E9%80%A0%E6%B3%95/disp-A,2007-153813.html

清酒醸造副産物を原料に、乳酸菌を作用させ、γ-アミノ酪酸を含有する組成物を製造する

2011年08月12日 | 医療 医薬 健康

出願番号 : 特許出願2006-224999 出願日 : 2006年8月22日
公開番号 : 特許公開2008-50269 公開日 : 2008年3月6日
出願人 : 月桂冠株式会社 発明者 : 鈴木 佐知子 外3名
発明の名称 : 経口摂取物

【課題】自然界に存在するアミノ酸の一種であるγ-アミノ酪酸は、降圧剤としての効果が認められており、今後も期待される素材である。これに加え、γ-アミノ酪酸以外の組成物をさらに含有させることにより、血圧降下作用をより効果的に得ることができる、高血圧の治療に有効な組成物が求められている。
【解決手段】清酒醸造副産物を原料に、乳酸菌を作用させ、γ-アミノ酪酸を含有する組成物を得た。原料に米糠、及び/又はグルタミン酸又はその塩を加えてもよい。
この組成物は、γ-アミノ酪酸を単独摂取した場合よりも強い血圧降下作用を示した。さらにこの組成物とACE阻害ペプチドを併用した場合それぞれ少量でも、相乗的な効果が得られ、強い血圧降下作用を示すことを見出した。ekouhou 特許公開・明細書(全文)

シデロフォアを有効成分とする抗炎症剤

2011年08月12日 | 健康・栄養機能性成分

出願番号 : 特許出願2007-35974 出願日 : 2007年2月16日
公開番号 : 特許公開2008-201677 公開日 : 2008年9月4日
出願人 : 月桂冠株式会社 発明者 : 入江 元子 外5名
発明の名称 : 抗炎症剤及び抗酸化剤

【課題】長時間に亘り効果が維持される安全な抗炎症剤及び抗酸化剤を提供する。
【解決手段】(1)シデロフォアを有効成分とする抗炎症剤。この抗炎症剤は、特に経口投与する場合の消化管の炎症の予防又は治療に有効である。シデロフォアとしては、代表的にはデフェリフェリクリシンが挙げられる。デフェリフェリクリシンは清酒成分として人類が古くから摂取してきた安全な物質である。(2) シデロフォアを有効成分とする抗酸化剤。シデロフォアの抗酸化作用には、キレート作用以外のメカニズムが関与していると考えられる。ekouhou 特許公開・明細書(全文)

コメ由来またはコメ原料醸造食品由来のタンパク質、脂質代謝改善剤および食品素材

2011年08月12日 | 健康・栄養機能性成分
出願番号 : 特許出願2007-302909 出願日 : 2007年11月22日
公開番号 : 特許公開2008-266289 公開日 : 2008年11月6日
出願人 : 月桂冠株式会社 発明者 : 鈴木 佐知子 外3名

【課題】 コメ由来またはコメ原料醸造食品由来のタンパク質であって、脂質代謝改善効果に優れるタンパク質を提供する。
【解決手段】 コメ由来またはコメ原料醸造食品由来のタンパク質であって、下記の(a)から(c)の理化学的性質を有することを特徴とするタンパク質。
(a)水、有機溶媒、塩水溶液およびアルカリ溶液に不溶性もしくは難溶性である。
(b)セルラーゼ、ヘミセルラーゼ、マンナナーゼおよびプロテアーゼに対して難加水分解性であり、かつペプシンおよびパンクレアチンに対して難消化性である。
(c)分子量が8kDaから15kDaの範囲である。
ekouhou 特許公開・明細書(全文)

アンギオテンシン変換酵素阻害ペプチド混合物及びその製造方法

2011年08月12日 | 健康・栄養機能性成分
出願番号 : 特許出願2007-158003 出願日 : 2007年6月14日
公開番号 : 特許公開2008-308445 公開日 : 2008年12月25日
出願人 : 月桂冠株式会社 発明者 : 入江 元子 外6名

【課題】特別な精製工程を要することなく天然物からACE阻害ペプチド混合物が高濃度で得られる方法、およびACE阻害活性が高い、天然物由来のACE阻害ペプチド混合物を提供する。
【解決手段】酒粕、米焼酎粕、加熱米及び/又は糠にセルラーゼを作用させる第1工程と、第1工程により得られる混合物から液体画分を除去する第2工程と、第2工程により得られる固形分に中性プロテアーゼ及び/又は酸性プロテアーゼを作用させる第3工程とを含む、ACE阻害ペプチド混合物の製造方法。ekouhou 特許公開・明細書(全文)