バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

ピロリ菌、人のタンパク質に偽装=細胞機能を破壊、病気に―東大

2011年08月23日 | 医療 医薬 健康
 胃がんの原因となるヘリコバクター・ピロリ菌の作るタンパク質が、人の体細胞内にあるタンパク質に偽装することで細胞機能を破壊し、病気をもたらすことが22日、東京大の畠山昌則教授(微生物学)の研究で明らかになった。米科学アカデミー紀要電子版に掲載される。
 ピロリ菌の細胞機能への作用を解明したのは世界で初めて。畠山教授は「この作用が病気の原因になる」としており、胃がんなどの発病メカニズムの解明が期待できるという。時事通信 2011年8月23日

調理と早食い、サルとヒトの分かれ目? 米大学研究成果

2011年08月23日 | 生命科学 生物誌
 190万年前に現れた私たちの祖先に近い原人は、最初の「調理人」だったかも――そんな論文を、米ハーバード大のチームが今週の米科学アカデミー紀要に発表する。調理を覚えて食事に使う時間が減ったことが、チンパンジーなど他の霊長類との分かれ目になった可能性があるという。朝日新聞(Web版)2011-08-23

子宮頸がんのウイルス検査 自宅で、ひとりで、できます

2011年08月23日 | 医療 医薬 健康
子宮頸がんの原因になるパピローマウイルス検査が、従来の自己採取法で十分可能なことがわかった。自己採取法セットを検診機関や人間ドック、健保組合などに提供している子宮癌検診器具製造所(本社・名古屋市)が2011年6月に確認、このほど公表した。
1978年から同社が提供しているのは、臨床検査技師で名古屋公衆医学研究所理事長だった故・加藤勝也氏が開発した「加藤式自己擦過法器具」。女性が自分で器具を膣内に挿入し、ピストンを押すと、先端のスポンジ部分が子宮にあたって細胞を採取する。細胞固定液を加えて栓をし、検査センターに郵送する。受け取った検査センターは、顕微鏡でがん細胞の有無を調べる仕組みだ。医療機関のない地域や、多忙、検査嫌いの女性などに活用されている。MSN産経ニュース 2011/8/23

痛風治療薬、14年までに60カ国に拡大 帝人、主力医薬品の海外展開加速

2011年08月23日 | 医療 医薬 健康
 帝人が、医療用医薬品で世界戦略製品と位置づける痛風・高尿酸血症の治療薬「フェブキソスタット」(一般名)の海外展開を加速させている。今月に入ってアステラス製薬との間で、東南アジアとインドの計7カ国でアステラスが独占販売する契約を締結した。帝人は現在、日本や米国など13カ国のフェブキソスタットの販売国・地域を、2014年までに約60カ国に拡大する計画で、全世界で年間1000億~1600億円の売上高を目指している。SankeiBiz.,2011-08-23


活性天然物由来プローブ分子による新規抗がんおよび抗HIV標的蛋白の解明

2011年08月23日 | 医療 医薬 健康
2009年度 研究実績報告書
代表者:村上 啓寿

 がん細胞増殖に関与するMEKやエイズウイルス(HIV)の複製に関与するRev蛋白は、約10残基のアミノ酸配列からなる核外移行シグナル(NES)を有し、核から細胞質へと輸送され、その機能を発現する。 科学研究補助金DB 研究課題番号:21603009

サステイナブル伝統薬を志向した薬用資源植物の多様性の解析

2011年08月23日 | 生薬・植物成分と薬効 漢方
2009年度 研究実績報告書
代表者:小松 かつ子
中国の重慶、湖南、湖北、安徽、江蘇、浙江省でAcorus属、Codonopsis属、Rheum属、Paeonia属、Acanthopanax属植物の資源調査を行い、144点の植物と80点の生薬を収集した。科学研究補助金DB 研究課題番号:21406004

ミャンマーカチン州未調査地域における貧困対策・健康増進のための有用資源の学術調査

2011年08月23日 | 植物&農業
代表者:冨永 典子
ミャンマー北部のカチン州は多くの少数民族が独特な文化と生活習慣を有し、また鉱物及び生物資源が豊冨であり、学術的に非常に興味深い。そこで本研究はカチン族の伝統文化及び豊かな生物資源に関わる基礎的学術調査を行い、その実態を明らかにするとともに有用資源の新規開発による地域の経済的発展及び健康増進のため、衣食住に関わる生活資源・環境について総合的に検討し、要件の明確化を図る事を目的とした。科学研究補助金DB 研究課題番号:21401007

イースタンブロットを用いた漢方薬のハイスループット分析法

2011年08月23日 | 生薬・植物成分と薬効 漢方
代表者:森永 紀
 本研究では、これまでに作製した生薬成分の主に配糖体に対するモノクローナル抗体とイースタンブロット(低分子化合物である配糖体の免疫染色法)を利用して、漢方薬の網羅的解析法(漢方薬に含まれる主有効成分のハイスループット分析法)の確立を目標としている。 科学研究補助金DB 研究課題番号:21790030

組み換え酵母を用いたトリテルペノイドライブラリー創製研究

2011年08月23日 | 生薬・植物成分と薬効 漢方
2009年度 研究実績報告書
代表者:関 光

 薬用植物「甘草」カンゾウの主薬用成分であるトリテルペノイドサポニンのグリチルリチンは肝機能障害治療薬として利用されるほか抗炎症、抗腫瘍、抗ウイルスなどの薬理作用を有する。本研究の目的は、グリチルリチンに代表にされるトリテルペノイド化合物の生合成酵素遺伝子、なかでもトリテルペノイド化合物の構造多様化への寄与が大きいP450酸化酵素に注目し、その探索と機能解析を行う。科学研究補助金DB 研究課題番号:21780100

新規アンジオテンシン変換酵素阻害ペプチド

2011年08月23日 | 医療 医薬 健康
出願番号 : 特許出願2009-8503 出願日 : 2009年1月19日
公開番号 : 特許公開2010-163400 公開日 : 2010年7月29日
出願人 : キッコーマン株式会社 発明者 : 仲原 丈晴 外3名
発明の名称 : 新規アンジオテンシン変換酵素阻害ペプチド
【課題】少量の摂取でACEを有効に阻害し、かつ副作用の心配が無く、高血圧者が日常生活の中で容易に経口摂取できる新規のACE阻害ペプチドおよび該ペプチドを含む組成物を提供すること。
【解決手段】下記の構造式(1)~(7)で表されるペプチド、およびその塩を提供する。(1)Asp-Arg-Pro、(2)Asn-Trp、(3)Val-Gly-Leu、(4)Ile-Gly-Val、(5)Gly-Val-Pro、(6)Ile-Pro-Tyr、(7)pyroGlu-Pro
ekouhou 特許公開・明細書(全文)