バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

DNAの 損傷 によって誘導されるSOS反 応

2011年07月29日 | 癌 ガン がん 腫瘍

今日の話題
-そ の遺伝子発現と調節機構.発癌に至るプロセスとの間の共通性にも興味
品川日出夫
化学と生物, Vol. 13 (1975) No. 11 pp.698-704

 大腸菌 のDNAに 放射線(紫 外線,X線)や 化学変異原物質(マ イ トマイ シC,MMS, 4NQOな ど)で 損傷 を与えた り,DNA合 成を 停止 させ る 処理を 行な うと,細 胞分裂の停止(フ ィラメン ト形成),プ ロフ ァージや コ リシンの産生 の誘 発,DNA修 復能の向上,突 然変異 の誘導 な ど,一 連 の反応が起 こる.こ れ らを総称 してSOS反 応(SOSは 細胞 の緊急事 態の発 生 を 告 げ る 信号 を 意 味 す る)と ぶ.SOS反 応 はrecAやlexA (Ind-)変 異株で は起 こらない(1).SOS反 応の生物学的意は,DNAの 損傷 を受 けた ときに無用の細胞分裂を抑 え,そ の間にDNA修 復を効率 よ く行な うとい う生存の ための適応的応答(adaptive response)のシステ ムとして進化 の過 程で獲 得 した機能 と考 え られる。[ 抄録 ][ 全文PDF(1047K) ]

酵素固定化マイクロリアクター、及びその製造方法

2011年07月29日 | BioTech生物工学 遺伝子工学

出願番号 : 特許出願2005-57535 出願日 : 2005年3月2日
公開番号 : 特許公開2006-238760 公開日 : 2006年9月14日
出願人 : 独立行政法人産業技術総合研究所 発明者 : 宮崎 真佐也 外6名

【課題】本発明の目的は、マイクロリアクターの製造工程を簡略化し、かつ設計的に自由度のある微量分析を可能にする、屈曲可能な不活性材料からなる中空状マイクロチャネルの内表面に酵素分子を固定化させたマイクロリアクターを提供すること。
【解決手段】屈曲可能な不活性材料からなる中空状マイクロチャネル内表面に、酵素分子が架橋剤を介して固定化されているマイクロリアクターであり、活性材料がフッ素樹脂またはシリコンゴムが使われる。開放特許ライセンス情報 L2005006985

フルクタンを有効成分として含有する、培地添加因子;該培地添加因子

2011年07月29日 | 細胞と再生医療

出願番号 : 特許出願2007-69284 出願日 : 2007年3月16日
公開番号 : 特許公開2008-228587 公開日 : 2008年10月2日
出願人 : 国立大学法人福井大学 発明者 : 寺田 聡
発明の名称 : 培地添加因子

【課題】動物細胞培養に有用な培地添加因子の提供
【解決手段】フルクタンを有効成分として含有する、培地添加因子;該培地添加因子を含む、培養用培地;動物細胞を該培地添加因子を含む培養用培地で培養することを特徴とする、動物細胞の培養方法。フルクタンとしては、特にラッキョウ、ニンニク、タマネギなどの植物の根または根茎由来のフルクタンが好適に用いられ得る。開放特許ライセンス情報  L2009004337

ハマウツボ科の植物体又はその抽出物を含む、細胞増殖抑制剤

2011年07月29日 | 生薬・植物成分と薬効 漢方
出願番号 : 特許出願2007-227325 出願日 : 2007年9月3日
公開番号 : 特許公開2009-57340 公開日 : 2009年3月19日
出願人 : 国立大学法人九州大学 発明者 : 立花 宏文 外1名
発明の名称 : 細胞増殖抑制剤

【課題】本発明は、ガン細胞、自己抗体産生細胞及び病原性微生物に対して特異的に作用する新たな分子標的薬を提供するものである。
【解決手段】上記課題は、特定の細胞の細胞表面に発現する受容体を介して、細胞死(アポトーシス)を含む細胞増殖抑制作用及び/又は免疫賦活作用をもたらす、ハマウツボ科の植物体又はその抽出物を含む、細胞増殖抑制剤により解決される。開放特許ライセンス情報L2010005784