バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

iPS、効率よく作製 「魔法の遺伝子」山中教授ら発見

2011年07月13日 | 細胞と再生医療
iPS細胞(人工多能性幹細胞)を効率よく作り、がん化するおそれのある不完全な細胞の増殖を抑える遺伝子を、京都大iPS細胞研究所の山中伸弥教授や前川桃子助教らのグループが見つけた。山中教授が発見した従来の4遺伝子の一つと置き換えると、iPS細胞の割合がマウスは約20%からほぼ100%、ヒトの細胞では約10%から約50%と純度が5倍になった。山中教授は「魔法の遺伝子だ。臨床応用に向け大きな前進になる」と話している。 朝日新聞(Web版)2011年6月9日

解熱鎮痛剤市場に異変 国内シェア「EVE」が「バファリン」抜く

2011年07月13日 | NEWSクリッピング
解熱鎮痛剤市場に異変が起きている。エスエス製薬が販売する「EVE」(イブ)シリーズが、「バファリン」(ライオン)を抜いて国内シェア1位に躍り出た。市場調査会社によると、2011年4~6月の3か月連続で「イブ」が「バファリン」の売上げシェアを上回った。
解熱鎮痛剤市場はこれまで、「バファリン」の牙城だったが、「イブ」のほかにも、2011年1月には第I類医薬品(薬剤師の処方が必要な医薬品)の「ロキソニンS」が発売されるなど、競争が激しくなっている。 J-Cast.,2011/7/13

天然と同じ働きの歯再生に成功 マウス幹細胞から理科大

2011年07月13日 | 医療 医薬 健康
 マウスの幹細胞から作った歯のもとになる「種」を、完成された歯になるまで育ててから口内に移植し、かんだり痛みを伝えたりといった天然の歯と同じ働きを持たせることに、東京理科大の辻孝教授と大島正充助教らのチームが成功した。共同通信47News.,2011-07-13 バイオ塾情報創庫DB 

酸素呼吸によるエネルギー生産に必須な酵素への電子伝達機構を解明

2011年07月13日 | 生命科学 生物誌
蛋白質から蛋白質に電子(電気)が流れる仕組み
研究成果のポイント
・生体内エネルギー生産に重要なミトコンドリアのシトクロム c 酸化酵素への電子伝達機構を解明。
・電子伝達蛋白質での電子の通り道である「プラグ」と「コンセント」の部分の同定に成功。
・「プラグの方向」を決めたり,電子の逆流を防ぐ「プラグを抜く」仕組みがあることを発見。 北海道大学 プレスリリース 2011-07-12


TIAM2(T細胞のリンパ腫の侵襲および転移2)ヌクレオチド交換因子

2011年07月13日 | 癌 ガン がん 腫瘍

出願番号 : 特許出願2011-20242 出願日 : 2011年2月1日
公開番号 : 特許公開2011-83295 公開日 : 2011年4月28日
出願人 : ノバルティス バクシンズ アンド ダイアグノスティックス,インコーポレーテッド 発明者 : デイビッド ドゥール

【課題】TIAM2(T細胞のリンパ腫の侵襲および転移2)タンパク質をコードする核酸配列を提供すること。
【解決手段】本発明は、TIAM2タンパク質をコードする核酸配列を提供する。本発明はまた、診断アッセイ、発現ベクター、アンチセンス分子、リボザイム、およびこの核酸配列によりコードされるポリペプチドを発現するための宿主細胞を包含する。本発明はまた、この核酸配列によりコードされるポリペプチド配列に対する特許請求を包含する。ekouhou 特許公開・明細書(全文)

世界最大のN-結合型糖鎖クラスターの開発と体内動態解析に成功

2011年07月13日 | 医療 医薬 健康
-糖鎖の有無や結合部位で代謝が大きく異なることを分子イメージングで証明-

印刷用PDF: 895KB
独立行政法人 理化学研究所
◇ポイント◇
分子量5万以上(糖鎖が16個)の世界最大の糖鎖クラスターを開発
ヌードマウス体内での糖鎖の動態をPETと蛍光イメージング技術で初観察
炎症やがん組織を標的とする糖鎖診断薬開発に期待
理研・プレスリリース 平成22年9月21日