バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

中国におけるインフルエンザワクチンの研究と開発

2009年04月27日 | 感染症 ワクチン 抗生物質 食中毒
陳則(中国科学院 武漢ウイルス研究所 研究員(教授))

 インフルエンザは流感と呼ばれ、主な死亡原因の一つに挙げられる。その名が示す通りインフルエンザは伝染性の病気であり、伝染のスピードも非常に速い。1918年には、スペイン風邪(H1N1型)が猛威を振るい、2千万人が命を落とした。以来現在に至るまで、3度大流行(1957年H2N2型,1968年H3N2型,1977年H1N1型)し、多くの命が失われた。毎年インフルエンザの季節になると、全世界で5-10%の人が感染し、300万人から500万人が重篤な状態に陥り、約50万人が死亡している。インフルエンザは全世界が長年にわたって抱える問題なのである。Science Portal China 2009年2月24日

中国インフルエンザウイルス診断技術の最新動向

2009年04月27日 | 医療 医薬 健康
舒躍龍 高栄保
中国疾病予防制御センター・ウィルス研究所 国家インフルエンザ研究センター
 急性の呼吸器感染症のインフルエンザは未だに完全な制圧方法が見つかっていない。周期的に世界的に大流行している。20世紀、インフルエンザは3回大流行した。1918年のH1N1亜型、1957年のH2N2亜型、1968年のH3N2亜型である。研究発表によると1957年以来ほとんどのインフルエンザウイルスの変異はどれも中国で発生している。なぜ中国で発生するのか?その原因は未だはっきりしない。しかしこのため、中国はインフルエンザの多発地域であるとされている。したがって、中国のインフルエンザの状況は世界保健機構や世界各国から注目を浴びている。Science Portal China 2009年2月12日

扁平上皮癌危険群の呼気による簡易判定方法

2009年04月27日 | 医療 医薬 健康
出願番号 : 特許出願2006-306066 出願日 : 2006年11月11日
公開番号 : 特許公開2008-122211 公開日 : 2008年5月29日
出願人 : 国立がんセンター総長 外1名 発明者 : 武藤 学 外3名
発明の名称 : 扁平上皮癌危険群の呼気による簡易判定方法と装置及びそのための13Cアセトアルデヒド分別分離用チューブ

【課題】扁平上皮癌の発生危険度を判定し診断するための簡便で精度の高い検査方法とその装置を提供する。
【解決手段】一定濃度のアルコールを一定量摂取した後、呼気中のアセトアルデヒド濃度の経時変化を測定し、アセトアルデヒド濃度の急激な上昇が見られた場合や、時間経過によるアセトアルデヒド濃度の減少度が小さい場合に、扁平上皮癌発生の危険度が高いと判定する扁平上皮癌発生危険度の簡易判定方法であって、摂取するアルコールが炭素の安定同位体である13Cでラベル化されたアルコールであり、呼気中の13Cアセトアルデヒド濃度を測定する。明細書 >>かんたん特許検索PDF

がん細胞を選択的に攻撃する新規化合物及びその製造方法

2009年04月27日 | 創薬 生化学 薬理学
出願番号 : 特許出願2005-221360 出願日 : 2005年7月29日
公開番号 : 特許公開2007-31412 公開日 : 2007年2月8日
出願人 : 国立がんセンター総長 外1名 発明者 : 江角 浩安 外3名
発明の名称 : 抗腫瘍剤

【課題】 がん細胞を選択的に攻撃する新規化合物及びその製造方法、並びに該化合物を有効成分として含有する抗腫瘍剤を提供する。
【解決手段】
下記式:
【化1】


で表される化合物又はその薬学的に許容される塩を有効成分として含有する抗腫瘍剤。明細書 >>かんたん特許検索PDF

老化上皮幹細胞の取得方法

2009年04月27日 | 細胞と再生医療
出願番号 : 特許出願2003-65920 出願日 : 2003年3月12日
公開番号 : 特許公開2004-267167 公開日 : 2004年9月30日
出願人 : 神奈川県 発明者 : 安本 茂
発明の名称 : 老化上皮幹細胞の取得方法

【課題】長期生存細胞の中でも特に発がんとの関連性が深いと予測される細胞を取得する手段を提供する。
【解決手段】以下の(1)~(3)の工程を含む老化上皮幹細胞の取得方法。
(1)上皮細胞の懸濁液を、細胞外接着物質で被覆された培養容器中に滴下し、上皮細胞を培養容器に付着させる工程
(2)上皮細胞の付着した培養容器内に培地を加え、上皮細胞を培養する工程
(3)培養により産生する分化ケラチノサイトが死滅した後、残存している細胞を採取する工程  
明細書(Text) >> J-tokkyo

NR1I2遺伝子又はその相同遺伝子を含有する癌抑制剤

2009年04月27日 | からだと遺伝子
出願番号 : 特許出願2005-309921 出願日 : 2005年10月25日
公開番号 : 特許公開2007-119359 公開日 : 2007年5月17日
出願人 : 富士フイルム株式会社 外1名 発明者 : 三沢 あき子 外3名
発明の名称 : 癌抑制剤

【課題】癌抑制遺伝子を新たに見出してこれを含有する癌抑制剤 を提供すること。
【解決手段】NR1I2遺伝子又はその相同遺伝子を含有する癌抑制剤;NR1I2タンパク質又はその相同タンパク質を含有する癌抑制剤。明細書 >>かんたん特許検索PDF

リンパ球の活性・増殖に係る培養方法

2009年04月27日 | 細胞と再生医療
出願番号 : 特許出願2006-124630 出願日 : 2006年4月28日
公開番号 : 特許公開2007-297291 公開日 : 2007年11月15日
出願人 : 照沼 裕 外2名 発明者 : 照沼 裕 外2名
発明の名称 : リンパ球の活性・増殖に係る培養方法

【課題】特定のリンパ球を効率よく活性化させ、かつ増殖させた特定リンパ球強化型血液製剤とその製造方法を提供することを目的とする。



【解決方法】採取した血液に対して、その血液中の特定のリンパ球を増殖させるための増殖刺激因子を添加し、また採取された血液を38℃以上40℃以下の温度で10時間以上30時間以下保持してリンパ球を活性化させた後に、当該血液を生理的細胞温度で培養することにより特定リンパ球強化型血液製剤を製造する。明細書 >>かんたん特許検索PDF

種々の腺構造組織由来の腫瘍の治療用薬剤

2009年04月27日 | 医療 医薬 健康
出願番号 : 特許出願平11-179349 出願日 : 1987年7月9日
公開番号 : 特許公開2000-26312 公開日 : 2000年1月25日
出願人 : セントコー・インコーポレーテッド 発明者 : ヒューバート・ジェイ・ピー・シューメイカー 外1名
発明の名称 : 腫瘍治療剤

【課題】療法過程に亘り抗体の維持された高プラズマ水準を与え腫瘍部位に抗体の増進された接近を与える断片的投与量で抗体を投与するために、気管支組織ならびに甲状腺、乳腺、汗腺および外分泌および内分泌膵臓を含む種々の腺構造組織由来の腫瘍の治療用薬剤を提供すること。
【解決手段】17-1A抗原のエピトープに特異的に結合するモノクローナル抗体を含有してなり、非経口的な複数回投与に適する、気管支組織または腺構造組織由来の腫瘍の治療用薬剤。明細書(Text) >> J-tokkyo

細胞死誘導のためのペプチド

2009年04月27日 | 細胞と再生医療
出願番号 : 特許出願2004-124338 出願日 : 2004年4月20日
公開番号 : 特許公開2005-306762 公開日 : 2005年11月4日
出願人 : 国立大学法人名古屋大学 発明者 : 本多 裕之 外4名
発明の名称 : 細胞死誘導のためのペプチド

【課題】 細胞死誘導に有効なペプチドを提供することを目的とする。より詳細には、本発明は、細胞死誘導活性を有するペプチドを応用した細胞死誘導剤および抗癌剤を提供することを目的とする。
【解決手段】 本発明は、SNLHLのアミノ酸配列を有するペプチドおよび該ペプチドの1つまたは数個のアミノ酸が保存的に置換されたペプチド提供する。また、本発明は、上記ペプチドを含有する、細胞死誘導剤、抗癌剤、および癌を治療するための医薬を提供する。明細書(Text) >> J-tokkyo

天然型抗腫瘍性又は抗ウイルス性物質およびその用途

2009年04月27日 | 感染症 ワクチン 抗生物質 食中毒
出願番号 : 特許出願2000-323052 出願日 : 1998年6月2日
公開番号 : 特許公開2001-178491 公開日 : 2001年7月3日
出願人 : 森 庸厚 外2名 発明者 : 森 庸 厚 外2名
発明の名称 : 天然型抗腫瘍性又は抗ウイルス性物質およびその用途

【課題】 既存の抗腫瘍剤及び抗ウイルス剤が充分に効果を発揮できない癌及びウイルスに対して有効性を有し、種々の耐性癌に対して制癌作用及び抗ウイルス作用を有し、ヒト正常細胞を傷害しない副作用が低減された物質の提供。
【解決手段】 下式(1)の化合物を産生する能力を有するヒト胎盤脱落膜由来細胞を培養し、その培養液から式(1)の化合物を採取し、要すれば医薬上許容される塩とすることを特徴とする、抗腫瘍性若しくは抗ウイルス性物質又はその医薬上許容される塩の製造方法。明細書(Text) >> J-tokkyo


(式中のR1は、で表わされる基、R2は、水素原子、水酸基又はメトキシ基を示す。)

国際出願番号 : PCT/JP98/02438 国際出願日 : 1998年6月2日
国際公開番号 : WO98/55493 国際公開日 : 1998年12月10日
出願人 : テクノセブン株式会社 外1名 発明者 : 森 庸厚 外2名
発明の名称 : 天然型抗腫瘍性又は抗ウイルス性物質およびその用途

本発明は、既存の抗腫瘍剤及び抗ウイルス剤が充分に効果を発揮できない癌及びウイルスに対して有効性を有し、種々の耐性癌に対して制癌作用及び抗ウイルス作用を有し、ヒト正常細胞を傷害しない副作用が低減された物質を提供する。本発明は式(1)
(式中のR1は、特定の式で表わされる核酸塩基、R2は、水素原子、水酸基又はメトキシ基を示す。)で表される抗腫瘍性若しくは抗ウイルス物質又はその医薬上許容される塩に関する。式(1)の化合物を産生する能力を有するNS細胞を培養し、その培養液から式(1)の化合物を採取し、要すれば医薬上許容される塩とする式(1)の物質又はその医薬上許容される塩の製造方法にも関する。また、上記化合物を有効成分とする医薬、更にCD57陽性、HLA.DR強陽性のヒト型ナチュラルサップレッサー細胞も開示されている。