バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

京大の山中教授にドイツのコッホ賞、新型万能細胞作製

2008年02月23日 | NEWSクリッピング
 人の皮膚の細胞から新型万能細胞(iPS細胞)を作製することに世界で初めて成功した京都大の山中伸弥教授が、ドイツの国際的な医学賞であるロベルト・コッホ賞を受賞することが決まった。11月にベルリンで授賞式が開かれる。 日経ネット2008-02-23

遺伝子発現に及ぼす食品添加物の影響のDNAマイクロアレイによる網羅的解析

2008年02月23日 | 健康・栄養機能性成分
お茶の水女子大学生活環境研究センター 大塚 譲
食品添加物の安全性や、効能を評価する新たな手法の確立のため、最も安全な食品や相当危険な化学物質を指標として、食品添加物の安全性や機能を評価する方法として、DNAマイクロアレイによる網羅的な遺伝子発現解析を行った。HepG2細胞に母乳や、βナフトフラボン、過酸化水素を添加して培養後、RNAを抽出し、ABI社のDNAマイクロアレイで分析した。母乳で発現が2倍以上増加した遺伝子の数は1372、2分の1以下になった遺伝子の数は1819であった。βナフトフラボン添加でCYP1A1や各種のGSTの転写が2倍以上になった。過酸化水素でも各種の遺伝子の発現が変化した。これらの結果からDNAマイクロアレイによる遺伝子発現の網羅的解析が食品の安全性や機能性評価の方法として有効であるとした。財団法人 日本食品化学研究振興財団第12回研究成果報告書 (2006年) 抄録

DNAマイクロアレイ解析による食品添加物の評価
 大塚 譲 (御茶ノ水女子大学)
 FFIジャーナル Vol.213.,No.2,92-99 (2008)

MASL1遺伝子

2008年02月23日 | 創薬 生化学 薬理学
出願番号 : 特許出願平11-20696 出願日 : 1999年1月28日
公開番号 : 特許公開2000-217578 公開日 : 2000年8月8日
出願人 : 大塚製薬株式会社 外2名 発明者 : 稲澤 譲治 外1名

発明の名称 : MASL1遺伝子

【課題】ALSに相同性を有し、細胞の増殖、分化、アポトーシスに重要な役割を演じ、例えば悪性腫瘍等の細胞の分化に関与する疾患の病態解明、診断、治療などに有用な、新しい遺伝子等の提供。
【解決手段】以下の(a)及び(b)のいずれかのポリヌクレオチドを含む遺伝子:(a)特定のアミノ酸配列を含んでいるポリペプチドをコードするポリヌクレオチド又は特定のポリヌクレオチドに対して少なくとも95%の相同性を有するポリヌクレオチド、(b)上記(a)のポリヌクレオチドに対する相補鎖であるポリヌクレオチド。


経口時のヒアルロン酸の吸収について

2008年02月23日 | 健康・栄養機能性成分
ヒアルロン酸の機能と経口摂取による効果
  藤川俊一
  Foods Food Ingredients J.Jpn.,Vol.213(2) 150-156(2008)
14Cヒアルロン酸を雄性ラットに経口投与してのち全身オートラジオグラムを画像解析した。約90%が腸管から吸収されている。吸収されたヒアルロン酸は肝臓で代謝され、呼気や尿中に排泄される一方、ヒアルロン酸の分解物、代謝物が皮膚に移行し、利用されていることが示唆された。

リウマチにカテプシンK阻害薬が有望

2008年02月23日 | 創薬 生化学 薬理学
東京医科歯科大学大学院教授・高柳氏らが解析
 破骨細胞に発現する酵素のカテプシンKが樹状細胞に発現し、免疫系の活性化に関わっていることが高柳広氏(東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科分子情報伝達学教授)らによって突き止められた。カテプシンKの活性を阻害する化合物「NC‐2300」を作製して調べた結果、判明したもの。薬事日報2008-02-20

◇カテプシンKプロモーターおよびその用途
【発明者】 【氏名】大塚 敏明
【課題】骨粗鬆症、慢性関節リウマチにおける骨破壊、ガン細胞の骨転移と骨破壊等を含むさまざまな骨代謝疾患の治療または予防剤を試験するための方法および該方法において用いられるDNAを提供する。
【解決手段】配列表の配列番号1に示されるヌクレオチド配列において、ヌクレオチド番号1乃至1063のいずれか一つを5’末端とし、ヌクレオチド番号1675を3’末端とするヌクレオチド配列からなるDNA。明細書TEXT >> J-tokkyo

アポトーシスを誘起する一本鎖Fv

2008年02月23日 | 創薬 生化学 薬理学
国際出願番号 : PCT/JP00/01458 国際出願日 : 2000年3月10日
国際公開番号 : WO00/53634 国際公開日 : 2000年9月14日
出願人 : 中外製薬株式会社 発明者 : 福島 直 外1名

発明の名称 : アポトーシスを誘起する一本鎖Fv

本発明は、Integrin Associated Protein(IAP)を有する有核血液細胞にアポトーシスを誘起する特性を有する、新規一本鎖Fvに関する。本発明の一本鎖Fvは、ヒトIAPを有する細胞にアポトーシスを誘起するマウスモノクローナル抗体のL鎖V領域を含んで成るL鎖と、ヒトIAPを有する細胞にアポトーシスを誘起するマウスモノクローナル抗体のH鎖V領域を含んで成るH鎖と、これらを結合するリンカーから成る。また、本発明の一本鎖Fvは、白血病等の血液疾患の治療薬等として有用である。

WK-5344A物質及びWK-5344B物質並びにそれらの製造法

2008年02月23日 | 創薬 生化学 薬理学
国際出願番号 : PCT/JP99/01101 国際出願日 : 1999年3月8日
国際公開番号 : WO00/53792 国際公開日 : 2000年9月14日
出願人 : 社団法人北里研究所 発明者 : 大村 智 外2名

発明の名称 : WK-5344A物質及びWK-5344B物質並びにそれらの製造法

本発明はコレステリルエステル転送タンパク質阻害作用を有する新規物質、WK-5344A物質及びWK-5344B物質並びにそれらの製造法を得るものであり、ストレプトマイセス属に属し、WK-5344A物質及びWK-5344B物質を生産する能力を有する微生物を培地に培養し、その培養物中にWK-5344A物質及びWK-5344B物質を蓄積せしめ、該培養物からWK-5344A物質及びWK-5344B物質を採取する。本物質はコレステリルエステル転送タンパク質に対して著しい阻害活性を示すことから、ヒトのコレステロール蓄積に対する疾病の予防および治療に有用である。

抗生物質WAP-2607B、その製造法及び抗菌剤

2008年02月23日 | 感染症 ワクチン 抗生物質 食中毒
国際出願番号 : PCT/JP00/01428 国際出願日 : 2000年3月9日
国際公開番号 : WO00/55186 国際公開日 : 2000年9月21日
出願人 : わかもと製薬株式会社 発明者 : 加藤 あずさ 外3名

発明の名称 : 抗生物質WAP-2607B、その製造法及び抗菌剤

低毒性で殺菌作用が短時間で発揮でき、かつ副作用の少ない化学療法剤を提供する、グラム陽性球菌、特にメシチリン耐性黄色ブドウ球菌に優れた抗菌活性を示す、土壌中より分離したフラボバクテリウム属に属する菌株が産生する抗生物質を提供する。

ソルビトールデヒドロゲナーゼ、それをコードする遺伝子およびそれらの用途

2008年02月23日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
国際出願番号 : PCT/JP00/01608 国際出願日 : 2000年3月16日
国際公開番号 : WO00/55329 国際公開日 : 2000年9月21日
出願人 : 藤沢薬品工業株式会社 発明者 : 柴田 孝 外6名

発明の名称 : ソルビトールデヒドロゲナーゼ、それをコードする遺伝子およびそれらの用途

本発明は、D-ソルビトールデヒドロゲナーゼ(SLDH)をコードする遺伝子、該遺伝子を発現ベクターで形質転換された宿主細胞を培養することによるSLDHの製造方法、ならびに該培養物を用いたL-ソルボースまたは2-ケト-L-グロン酸(2KLGA)の製造方法を提供する。2KLGAはL-アスコルビン酸の製造における重要な中間体である。したがって、本発明はまた、上記方法により得られた2KLGAからのL-アスコルビン酸の製造方法を提供する。

Chlamydiatrachomatisゲノム配列およびポリペプチド、それらのフラグメント

2008年02月23日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 : 特許出願2000-523351 出願日 : 1998年11月27日
公表番号 : 特許公表2002-517179 公表日 : 2002年6月18日
出願人 : ジェンセット 発明者 : グリフェス、レミー 外6名

発明の名称 : Chlamydiatrachomatisゲノム配列およびポリペプチド、それらのフラグメント、ならびに特に感染症の診断、予防および治療のためのそれらの使用

本発明の主題は、分泌型もしくは特異的であるか、または代謝、複製プロセスもしくはビルレンスに関与する細胞エンベロープポリペプチドなどのChlamydia trachomatisのポリペプチドをコードするゲノム配列およびヌクレオチド配列、そのような配列によってコードされるポリペプチド、ならびに前記配列を含むベクターおよびこれらのベクターを形質転換した細胞もしくは動物である。本発明はまた、例えば、微生物の成長を制御するために使用することができるアンチセンスおよびリボザイム分子などのChlamydia trachomatisゲノムの転写遺伝子産物に関する。本発明はまた、これらの核酸またはポリペプチドを指令する方法およびChlamydia trachomatis感染を診断するためのキットに関する。本発明はまた、細菌感染を変調し得る化合物を選択する方法および前記ヌクレオチドまたは前記ポリペプチドを用いて目的の分子を生合成または生分解する方法に関する。最後に、本発明は、細菌(特にChlamydia trachomatis)感染を予防および/または治療するための薬学的(特にワクチン)組成物を含む。