バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

乳癌の診断および治療のための方法ならびに組成物

2008年02月09日 | からだと遺伝子
出願番号 : 特許出願平10-545865 出願日 : 1998年3月20日
公表番号 : 特許公表2001-523096 公表日 : 2001年11月20日
出願人 : エム ユー エス シー ファンデーション フォーリサーチ ディベロップメント 発明者 : ヴルネキス,ジョン,エヌ. 外2名

発明の名称 : 乳癌の診断および治療のための方法ならびに組成物

本発明は、乳癌組織および細胞系、ならびに数種の正常組織において1.35kbのRNAとして特異的に発現される新規な遺伝子Di12に関する。全長cDNAは339個のアミノ酸からなるタンパク質をコードする。乳癌細胞系および腫瘍におけるDi12の発現を研究するために、この遺伝子産物に対する抗体が開発された。Di12タンパク質は浸潤性の腺管癌(IDC)の組織切片に見出されたが、良性または正常な乳房検体には存在しなかった。Di12はIDC乳癌患者の血清中にも存在し、その発現レベルは、IDCがリンパ節転移または離れた転移を伴う場合に著しく増加していた。IDCは臨床的に見られる乳癌の約70%を占めるので、Di12発現レベルは疾病を診断し、その進行を予測し、治療処置をモニターするのに有用である。

転写に基づく二本鎖DNA標的の増幅

2008年02月09日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 : 特許出願2000-521231 出願日 : 1998年11月11日
公表番号 : 特許公表2001-523469 公表日 : 2001年11月27日
出願人 : アクゾ・ノベル・エヌ・ベー 発明者 : フアン・ヘーメン,ボブ 外2名

発明の名称 : 転写に基づく二本鎖DNA標的の増幅

本発明は、DNA標的を増幅するための転写に基づく増幅方法に関する。本発明の方法によって、等温の転写に基づく増幅法が、二本鎖DNAを増幅するために提供される。二本鎖DNAを増幅するための本発明の方法は、前記二本鎖DNAを、前記二本鎖DNAに含まれる2つのDNA鎖の第1鎖の一部に相補的な配列を含み、そしてRNAポリメラーゼによって認識されるプロモーターの配列をさらに含む少なくとも1つのオリゴヌクレオチド;前記二本鎖DNAに含まれる第2鎖の一部に相補的な配列を含むさらなるオリゴヌクレオチド;RNA依存性DNAポリメラーゼ活性を有する酵素;DNA依存性DNAポリメラーゼ活性を有する酵素;RNアーゼH活性を有する酵素;RNAポリメラーゼ活性を有する酵素と接触させる工程、およびこのようにして得られた反応混合物を、増幅が起こるのに十分な時間、適切な条件のもとで維持する工程を含む。本発明による方法は、小さなDNA分子(例えば、プラスミドDNA)を増幅するのに特に有用である。驚くべきことに、転写に基づく増幅は、制限酵素でDNAを処理する必要がなく、あるいはさらに重要なことに、加熱することによって取り扱う前に鎖を分離する必要がなく、二本鎖DNAから始めることができる。等温の転写に基づく増幅反応とともに従来から使用されている試薬はすべて、二本鎖DNAを含有する出発材料に対して、それが一本鎖RNAであるかのように、単に使用することができる。本発明により、本質的には同じプロセスが、二本鎖DNAの等温の転写に基づく増幅に適用できることが今回見出された。本発明の方法は、病原性微生物の小さなDNA分子を検出するのに特に有用であり、このような検出によって診断が可能になる。特に、HIV-1ウイルスの複製途中で形成されるHIV-1の環状DNA分子は、本発明の方法によって検出することができる。そのようなHIV-1の環状DNA分子の検出はウイルスの活性な複製を示しており、これは疾患の進行(すなわち、AIDSの発症)と相関し得る。

鎌状赤血球病、異常な細胞増殖によって特徴づけられる炎症性疾患、下痢症および伝染性下痢症の治療

2008年02月09日 | 創薬 生化学 薬理学
出願番号 : 特許出願2000-521830 出願日 : 1998年11月20日
公表番号 : 特許公表2001-523720 公表日 : 2001年11月27日
出願人 : チルドレンズ メディカル センター コーポレーション 外1名 発明者 : ブルグナラ,カルロ 外15名

発明の名称 : 鎌状赤血球病、異常な細胞増殖によって特徴づけられる炎症性疾患、下痢症および伝染性下痢症の治療または予防用の置換11-フェニル-ジベンザゼピン化合物の使用。

 本発明は、置換11-フェニル-ジベンザゼピン化合物ならびにその類似体を提供し、これらは、赤血球のCa2+活性化カリウムチャネル(Gardosチャネル)、哺乳動物細胞増殖および/または腸細胞における分泌促進物質刺激性経上皮起電性クロライド分泌の特異的、強力かつ安全なインヒビターである。本化合物を使用して、鎌状赤血球病の治療または予防に対する治療アプローチとして、in situでの鎌状赤血球の脱水の減少および/または鎌状赤血球化もしくは変形の発症の遅延が可能である。また、本化合物を使用して、異常な細胞増殖によって特徴づけられる疾患の治療または予防に対する治療アプローチとしてin situで哺乳動物細胞増殖を阻害することができる。さらに、本化合物を使用して、下痢症および伝染性下痢症の治療アプローチとして、腸細胞におけるクロライド分泌を阻害することができる。

獣医学での下痢の治療における大腸菌菌株DSM6601の使用

2008年02月09日 | 感染症 ワクチン 抗生物質 食中毒
出願番号 : 特許出願2000-521844 出願日 : 1998年11月18日
公表番号 : 特許公表2001-523726 公表日 : 2001年11月27日
出願人 : フアルマ-ツエントラーレ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 発明者 : ハンス プロッペルト

発明の名称 : 獣医学での下痢の治療における大腸菌菌株DSM6601の使用



要約:

本発明は、病原菌の関与下での微生物による動物の下痢の予防及び治療のための薬剤を製造するために大腸菌菌株DSM6601を使用することに関する。

ヒト肝細胞系

2008年02月09日 | 細胞と再生医療
出願番号 : 特許出願平10-538054 出願日 : 1998年3月3日
公表番号 : 特許公表2001-523953 公表日 : 2001年11月27日
出願人 : ディヴェロゲン アーゲー フール アントヴィックラングスバイオロジシェ フォルシャング 発明者 : ストラウス,ミカエル 外1名

発明の名称 : ヒト肝細胞系

この発明は毒物学的、生理学的及び特に遺伝子治療的研究のために利用することができる新規なヒト肝細胞系に関する。応用分野は分子生物学、医療及び製薬産業である。新規なヒト肝細胞系はパラメータであるアルブミンがポジティブ、α-1-アンチトリプシン(AAT)がポジティブ及びα-フェトプロテイン(AFT)がネガティブであることを特徴とする。新規なヒト肝細胞系はドイツ微生物コレクション(DSM)に寄託されている(DSM ACC2302)。

溶解性を向上させた組換えヒトインターフェロン-β

2008年02月09日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 : 特許出願平10-544975 出願日 : 1998年4月16日
公表番号 : 特許公表2001-523957 公表日 : 2001年11月27日
出願人 : フラウンホッファー-ゲゼルシャフト ツァー フェーデルング デア アンゲバンテンフォルシュング エー ファー 発明者 : シュネイダー-フレゼニウス,クリスチャン 外2名

発明の名称 : 溶解性を向上させた組換えヒトインターフェロン-β

本発明は、ロイシン(5)、フェニルアラニン(8)、フェニルアラニン(15)、ロイシン(47)、フェニルアラニン(50)、ロイシン(106)、フェニルアラニン(111)、ロイシン(116)、ロイシン(120)、フェニルアラニン(156)の少なくとも1つのアミノ酸が、水酸基を有する親水性アミノ酸、好ましくはセリン、チロシン、またはトレオニンに変換され、タンパク質の表面の親水性が向上した組換えヒトインターフェロン-β誘導体およびその製造方法に関する。

コダイスタチンA、B、CおよびD、これらの化合物の製法および使用

2008年02月09日 | 創薬 生化学 薬理学
出願番号 : 特許出願平10-544981 出願日 : 1998年4月17日
公表番号 : 特許公表2001-524092 公表日 : 2001年11月27日
出願人 : アベンティス・ファーマ・ドイチュラント・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング 発明者 : ラーマクリシュナ,ニローギ・ヴェンカータ・サティヤ 外11名

発明の名称 : コダイスタチンA、B、CおよびD、これらの化合物の製法および使用


分子式C35H34O11の化合物であるコダイスタチンAおよびBおよび分子式C35H34O12の化合物であるコダイスタチンCおよびDは、抗糖尿病活性を有している。

魚類病原性微生物と寄生虫の感染予防および治療のためのδ-アミノレブリン酸の新規の用途

2008年02月09日 | 海洋 水産
出願番号 : 特許出願2001-9821 出願日 : 2001年1月18日
公開番号 : 特許公開2001-316255 公開日 : 2001年11月13日
出願人 : 金亨洛 外2名 発明者 : 金亨洛 外3名

発明の名称 : 魚類病原性微生物と寄生虫の感染予防および治療のためのδ-アミノレブリン酸の新規の用途{Noveluseofdelta-aminolevulinicacidforpreventionandtreatmentofinfectionbypathogenicmicroorganismsandparasite}

【課題】魚類病原性微生物と寄生虫の感染予防及び治療用組成物の提供。
【解決手段】δ-アミノレブリン酸を有効成分として含有する魚類病原性微生物の感染予防及び治療用組成物魚類に水槽投与又は経口投与する場合、魚類病原性細胞の感染を予防及び治療できて抗生剤を用いなくても魚類を養殖することができ、又、ウイルス感染魚類を治療する効果があり、スクチカ寄生虫の感染に対しても予防及び治療に優れた効果がある。図はδ-アミノレブリン酸濃度による魚類株化細胞に対する細胞毒性効果を示すグラフである。

肥満又は糖尿病治療用微生物及びその微生物を含む医薬組成物

2008年02月09日 | 腸内細菌 プロバイオティクス
出願番号 : 特許出願2000-364295 出願日 : 2000年11月30日
公開番号 : 特許公開2001-321163 公開日 : 2001年11月20日
出願人 : 株式會社バイオニア 発明者 : 朴 翰▲吾▼ 外4名

発明の名称 : 肥満又は糖尿病治療用微生物及びその微生物を含む医薬組成物

【課題】 微生物の薬学的有効量を含有して、体内に吸収される低糖類の量を根本的に減少させることにより、肥満又は糖尿病を予防又は治療するための医薬組成物を提供することである。
【解決手段】 本発明の微生物は、腸内で生長可能であり、人体に無害であり、低糖類を体内で吸収されない高分子量の物質に転換させるアセトバクター属、グルコノバクター属、ラクトバシラス属又はアグロバクテリウム属に属する菌株であることが好ましい。本発明の組成物に使用される微生物はラクトバシラス属 BC-Y009(KCTC0774BP)菌株とアセトバクター属 BC-Y058(KCTC0773BP)菌株であることが特に好ましい。本発明の微生物は、通常、投与経路によって選択される薬学的担体及び賦形剤、又は補助有効成分などとの混合により得られる錠剤又はカプセルのような単位形態で投与される。

新規たん白質をコードする遺伝子およびその利用方法

2008年02月09日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 : 特許出願2000-78691 出願日 : 2000年3月21日
公開番号 : 特許公開2001-321171 公開日 : 2001年11月20日
出願人 : 割石 博之 外1名 発明者 : 割石 博之 外4名

発明の名称 : 新規たん白質をコードする遺伝子およびその利用方法

【課題】本発明は担子菌に含硫黄ヘテロ環化合物を添加することにより応答的に発現するストレス応答遺伝子のスクリーニングにより担子菌の細胞機構の解明と共に、分解活性の高い酵素を自然界から分離することで、難分解性化合物を分解する特性を効率化し、環境浄化のため実用化することを目的とする新規酵素をコードする遺伝子およびその利用方法を提供する。
【解決手段】白色腐朽菌カワラタケにストレス物質として4-メチルジベンゾチオフェン-5-オキシドを与えることよって応答的に発現する遺伝子である配列番号1に記載するヌクレオチド配列を有する遺伝子及び前記遺伝子によりコードされる配列番号2に記載するアミノ酸配列を有する単離たん白質およびその利用方法に関する。