バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

NEDO海外レポート「テーマ別特集」バイオマス

2006年09月07日 | 腸内細菌 プロバイオティクス
[特集の概要]
 まず、欧州委員会が本年6月に発表した「欧州連合におけるバイオ燃料:2030年以降に向けてのビジョン 」の概要を紹介しています。この報告書では、長期的な点からバイオ燃料の導入の意義や目標を示し、それを実現するためのテクノロジー・ロードマップの提示や欧州連合(EU)として望まれる政策の提言などを行っています。
 続いて、米国エネルギー省(DOE)が発表した「セルロース性エタノールの利用に向けての障壁の解決」と題するバイオ燃料研究の報告書をご紹介しています。
この報告書では今後のバイオマス利用拡大に不可欠なセルロース性エタノール研究について、詳細なロードマップを提供や解決すべき障壁を提示しています。
 その他に、欧州各国におけるバイオマス利用の最新の取組状況をお知らせします。NEDO海外レポート983号 & 984号

医療、農業は「化学」から「自然」「物理」へ戦略シフトせよ

2006年09月07日 | 医療 医薬 健康
船瀬 俊介(ふなせ・しゅんすけ)氏/地球環境問題評論家
9月7日公開http://www.nikkeibp.co.jp/sj/column/d/31/index.html

◇抗生物質が効かない!院内感染が多発
 最近でも埼玉医大付属病院でも6人もの入院患者が、相次いで命を落とした。院内感染菌としてはMRSAが有名。これはメチシリン耐性黄色ブドウ球菌の略。その他、セラチオ菌、結核菌などなど。入院48時間後に起きた感染症が院内感染とされる。病気を治すために入院して他の感染にやられる。Safety Japan
◇抗ガン剤のジレンマ
 1985年、アメリカ国立ガン研究所(NCI)のデヴュタ所長は議会で「化学療法(抗ガン剤)は無力だ」と衝撃証言を行っている。日経BP>Safety Japan
◇殺虫剤一〇倍、害虫被害二倍増の皮肉
 農業分野でも、同様のジレンマに陥っている。
 「農薬が効かない」昆虫が激増しているのだ。たとえば1965年には182種だったものが95年には900種以上。現在は、さらに爆発的に激増している。これらは超昆虫(スーパー・インセクト)と呼ばれる。日経BP>Safety Japan
◇近代科学主義「精製」「純化」の陥穽
 病原菌、ガン細胞、昆虫、雑草などは、すぐに生物センサーで認知し、速やかに遺伝子変化を起こし耐性獲得してしまう。特定化学物質である故に利益を産むが、特定化学物質である故に遺伝子耐性を呼び覚まし、たちまち無効化されてしまう……。 日経BP>Safety Japan
◇「化学」から「自然」「物理」へ戦略シフト
 化学(ケミカル)反応作用より、物理(フィジカル)反応作用を見直すときだ。日経BP>Safety Japan

多剤耐性緑膿菌の院内感染防止、マニュアル作成へ

2006年09月07日 | 腸内細菌 プロバイオティクス
 埼玉医科大病院で抗生物質が効きにくい多剤耐性緑膿菌(りょくのうきん)に感染した入院患者6人が死亡していた問題で、厚生労働省は、6日開かれた有識者の対策会議で、この菌による院内感染を防止するためのマニュアルを今年中に作成する方針を明らかにした。 朝日新聞2006年09月06日 
RIIBS Japan バイオ塾情報DB 2006-09-07

杏林製薬、第一化学薬品とインフル測定試薬販売提携

2006年09月07日 | NEWSクリッピング
 杏林製薬は6日、インフルエンザウイルス測定試薬「ラピッドテスタFLUスティック」について第一化学薬品との間で併売契約を結んだと発表した。杏林は10月から売り出す。呼吸器系をコアのひとつとする杏林は、同剤を加えることで製品群を充実させることができる。一方、第一も同剤の拡販につなげられる。同剤はA、B両型のインフルエンザウイルスに対応する。鼻腔ぬぐい液などからウイルスの抗原を検出するイムノクロマト法により3-10分間でタイプを識別できる。化学工業日報 2006年9月7日

◇インフルエンザウイルスキット「ラピッドテスタ®FLUスティック」に関する
売買基本契約の締結について PDF>>杏林製薬プレスリリース2006-09-06

腎マクラデンサ細胞の単離・識別方法

2006年09月07日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 : 特許出願2005-39819 出願日 : 2005年2月16日
公開番号 : 特許公開2006-223162 公開日 : 2006年8月31日
出願人 : 学校法人北里学園 発明者 : 安岡 有紀子 外2名

発明の名称 : 腎マクラデンサ細胞の単離・識別方法、不死化腎マクラデンサ細胞の樹立方法及びその細胞株並びに形質転換動物

【課題】体液量調節にとって重要な尿細管糸球体フィードバック機構における糸球体濾過量調節を制御する因子を産生放出する当該システム異常の基礎研究及び高血圧、心不全等の病態を改善する治療薬の開発において有用な不死化細胞株の提供。
【解決手段】nNOS(神経型NO合成酵素)プロモーターとレポーター遺伝子を含むベクターをSV40LT抗原遺伝子を導入した形質転換動物から得た腎臓細胞に導入して不死化腎マクラデンサ細胞を単離する。

細胞の培養方法、および、それに用いる遺伝子、組換えベクターならびに形質転換体

2006年09月07日 | からだと遺伝子
出願番号 : 特許出願2005-42689 出願日 : 2005年2月18日
公開番号 : 特許公開2006-223222 公開日 : 2006年8月31日
出願人 : 国立大学法人大阪大学 発明者 : 田谷 正仁 外2名

発明の名称 : 細胞の培養方法、および、それに用いる遺伝子、組換えベクターならびに形質転換体

【課題】 細胞内におけるROS量の増加を抑制し、細胞に対する酸化ストレスの影響を低減する細胞培養方法を提供する。
【解決手段】 目的の細胞に、以下の(a)または(b)に示すDNAからなる遺伝子を導入し、培養を行う。前記遺伝子は、例えば、ベクターに組み込んだ組換えベクターにより前記細胞に導入することができる。
(a) yfiD、yggBおよびyggEからなる群から選択された少なくとも一つの遺伝子の塩基配列からなるDNA
(b) 前記(a)の塩基配列において1もしくは数個の塩基が欠失、置換または付加された塩基配列からなり、且つ、ROSの増加を抑制する活性を有するタンパク質をコードするDNA

リンパ球インターフェロン調節因子(LSIRF)ポリペプチドをコードする遺伝子

2006年09月07日 | からだと遺伝子
出願番号 : 特許出願2006-114987 出願日 : 2006年4月18日
公開番号 : 特許公開2006-223311 公開日 : 2006年8月31日
出願人 : アムゲン カナダ インコーポレイティド 発明者 : マツヤマ,トシフミ 外2名

発明の名称 : リンパ球インターフェロン調節因子(LSIRF)ポリペプチドをコードする遺伝子

【課題】LSIRF ポリペプチド又はそのフラグメントをコードする単離された核酸分子の提供。
【解決手段】配列番号24のヌクレオチド配列を有する核酸分子、又はその“二重Q”変異体;配列番号25のアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列を有する核酸分子、又はその“二重Q”変異体;及びf)上記(c)もしくは(e)の核酸分子又はそれらのフラグメントとハイブリダイズするヌクレオチド配列を有する核酸分子、から成る群から選択された、LSIRF ポリペプチド又はそのフラグメントをコードする単離された核酸分子。

微量胃癌細胞の検出法

2006年09月07日 | 医療 医薬 健康
出願番号 : 特許出願2006-14420 出願日 : 2006年1月23日
公開番号 : 特許公開2006-223303 公開日 : 2006年8月31日
出願人 : キヤノン株式会社 外1名 発明者 : 鈴木 智博 外3名

発明の名称 : 微量胃癌細胞の検出法

【課題】胃癌の術後の再発の予測に利用し得る情報や情報の取得のために有用な遺伝子の組合せ、これらの遺伝子を検出するためのプローブ及びPCR用のプライマーセット、これらを用いたこれらの遺伝子の検出方法及び再発予測に利用し得る情報を得る方法などを提供すること。
【解決手段】腹腔内洗浄液などの患者から採取した試料中での術後の再発の可能性を示す胃癌細胞の有無を、胃癌細胞に特異的な特定の遺伝子またはその遺伝子産物を検出することで測定し、予後再発の可能性を判断する上で有用な情報を得る。

遺伝子検査方法

2006年09月07日 | からだと遺伝子
出願番号 : 特許出願2005-43272 出願日 : 2005年2月18日
公開番号 : 特許公開2006-223234 公開日 : 2006年8月31日
出願人 : シスメックス株式会社 発明者 : 大友 泰裕 外2名

発明の名称 : 遺伝子検査方法

【課題】 測定試料に核酸増幅を阻害する物質が多く含まれている場合でも、有用な診断支援情報を得る遺伝子検査方法の提供。
【解決手段】 生体試料中に存在する標的核酸を特異的に増幅して測定し、測定結果に基づいて診断支援情報を生成する遺伝子検査方法であって、前記生体試料成分の存在下で増幅可能な前記標的核酸の所定量に対応する既知量の内部標準核酸を、前記生体試料成分の非存在下で特異的に増幅して第1測定結果を取得する工程と、前記内部標準核酸の既知量を前記生体試料成分の存在下で特異的に増幅して第2測定結果を取得する工程と、前記生体試料成分の存在下で前記標的核酸を特異的に増幅して第3測定結果を取得する工程と、第3測定結果と所定の基準値に基づいて診断支援情報を求める工程と、第1測定結果および第2測定結果に基づいて、生体試料成分中の阻害物質の診断支援情報に対する影響を判定する工程とを備えた遺伝子検査方法。


自己免疫疾患治療剤のスクリーニング方法

2006年09月07日 | 医療 医薬 健康
出願番号 : 特許出願2005-42842 出願日 : 2005年2月18日
公開番号 : 特許公開2006-223228 公開日 : 2006年8月31日
出願人 : 大日本住友製薬株式会社 発明者 : 西角 文夫 外3名

発明の名称 : 自己免疫疾患治療剤のスクリーニング方法

【課題】抗自己免疫疾患剤の新規なスクリーニング方法の提供。
【解決手段】下記の工程(a)、(b)および(c)を含む抗自己免疫疾患剤のスクリーニング方法:
(a) 被験物質とCaMKII酵素および基質とを接触させる工程、
(b) 被験物質を接触させたCaMKII酵素による基質のリン酸化レベルを測定し、該リン酸化レベルを被験物質を接触させない対照酵素の上記リン酸化レベルと比較する工程、
(c) 上記(b)の比較結果に基づいて、CaMKIIの活性を阻害する被験物質を選択する工程、
およびそのスクリーニング方法を用いて得られる物質を有効成分とする抗自己免疫疾患剤。