バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

健康食品市場における特定保健用食品の現状と今後

2006年09月26日 | 医薬工学 製剤 DDS
永吉 優子ほか(北九州市立大学 経済学部)
中高年の生活習慣病の増加が懸念される折から、特定保健用食品は国民の健康な生活に寄与するという目的に今後ともより近づくことが期待される。
http://homepage3.nifty.com/miwa3814/zemi/28/2006soturon/nagahigahoso.pdf

ジャムーと漢方薬の開発で中国とインドネシアが協力

2006年09月26日 | 生薬・植物成分と薬効 漢方
伝統薬の潜在力に注目
 インドネシアの伝統薬として国民に定着しているジャムーの研究開発を推進しようと、インドネシア政府はこのほど、漢方薬の本場である中国の専門家を招いて初のセミナーを開催し、共同で伝統薬を開発していくことで合意した。2004年1月7日じゃかるた新聞掲載

モロヘイヤの多糖類含量と機能性強化食品素材としての適性

2006年09月26日 | 生薬・植物成分と薬効 漢方
 モロヘイヤは粘りの成分である多糖類を多く含む。生食用の野菜として利用する場合は低温(5℃)保存が、また機能性強化食品素材として利用する場合には冷凍保存が適している。モロヘイヤの乾燥粉末より乳化剤、保水性向上などに適性のある多糖類を抽出することができる。 三重科技セ・農業研究部>> 研究成果

出願番号 : 特許出願平9-4756 出願日 : 1997年1月14日
公開番号 : 特許公開平10-191922 公開日 : 1998年7月28日
出願人 : 株式会社 伊藤園 外1名 発明者 : 加藤 ひかり 外3名

発明の名称 : モロヘイヤエキスの製造方法及びモロヘイヤ含有飲料の製造方法

【課題】 モロヘイヤエキス特有の粘性を有効に低下させられ、しかも安全に経口摂取できるモロヘイヤエキス及びモロヘイヤエキス含有飲料を製造する。
【解決手段】 抽出用の水に対して0.0025~0.7重量%の有機酸と3~10重量%の乾燥モロヘイヤ葉とを抽出用水に投入し、約90~95℃、約15分~約30分間、攪拌しながら熱水抽出する。抽出後、固液分離を行って抽出残渣から抽出液(エキス)を分離抽出し、モロヘイヤエキスを得ることができた。また、得られたモロヘイヤエキスは、例えば野菜乃至果汁などの飲料原料に対して重量換算で1~80%配合することにより、粘性及び風味の点から飲み易い飲料に仕上げることができた。

出願番号 : 特許出願平5-246175 出願日 : 1993年9月7日
公開番号 : 特許公開平7-70208 公開日 : 1995年3月14日
出願人 : 協同乳業株式会社 発明者 : 大石 一二三 外3名

発明の名称 : モロヘイヤ粘性多糖体の製造法

【目的】 シナノキ科のモロヘイヤの葉、茎及び全体から抽出された粗粘性多糖体の色素や臭い原因物質を除去することにより、化粧品や食品等に広く利用されるようにする。
【構成】 シナノキ科のモロヘイヤの葉、茎及び全体から抽出された粗粘性多糖体とキレ-ト作用を有する有機酸又は塩とを共存させることにより、粘性多糖体に結合している色素や臭い原因物質を遊離させ、分子量差によりこれらを除去する。

パデュー大研究チーム、生命の青写真とエネルギー源のつながりを解明

2006年09月26日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
ウェスト・ラファイエット-インディアナ州――合成生物分子から超小型モーター作製に成功したパデュー大学研究チームが、RNA(リボ核酸)分子が物理的仕事を実行可能であることの詳細な証拠を発見した。この発見によってナノテクノロジーの前進や生命体そのものの根本的な謎の解明が期待される。NEDO 海外レポート(米国、2003/02/04)

ジベレリンの調製および糖尿病での使用

2006年09月26日 | 医療 医薬 健康
出願番号 : 特許出願2003-522584 出願日 : 2002年8月12日
公表番号 : 特許公表2005-501864 公表日 : 2005年1月20日
出願人 : 504080836 発明者 : ジェンキンス, ピーター ジェームス 外2名

発明の名称 : ジベレリンの調製および糖尿病での使用

本発明は、糖尿病およびその合併症および関連する状態(肥満、微小血管疾患および大血管疾患、ネフロパシー、ニューロパシー、眼疾患、糖尿病性潰瘍などを含む)の処置のための、薬学的組成物または医薬の調製のための、式(1)の化合物(ジベレリン)およびその誘導体の適用に関する。この方法は、血清グルコースレベルおよび他の生理学的状態の正常化を生じる。糖尿病およびその合併症および関連する状態についての処置方法であって、式(1)の化合物(ジベレリン)ならびに/または、そのラクトン、グリコシド、エステル、活性エステルおよび塩を含む薬学的に受容可能な誘導体を、そのような処置を必要とする患者に施す工程を包含する、方法。

糖尿病にかかるとがんリスク3割増 

2006年09月26日 | NEWSクリッピング
厚労省研究班調査09時38分
 糖尿病にかかっていると、がんを発症する危険が2~3割高まるとする結果を、厚生労働省の研究班(主任研究者=津金昌一郎・国立がんセンター予防研究部長)が約10万人を対象に調べた研究からまとめた。米国の内科学専門誌で26日に発表する。 朝日新聞2006-09-26

阪大教授の捏造疑惑論文?J.Biol.Chem.(2006)

2006年09月26日 | NEWSクリッピング
 大阪大生命機能研究科(大阪府吹田市)の研究チームが米国の専門誌に投稿した論文を取り下げ、共著者として名前が挙がっていた助手(42)が今月1日に自殺した問題で、同研究科の研究公正委員会は22日、責任筆者の杉野明雄教授(62)が単独でデータの捏造(ねつぞう)、改ざんをした、などとする調査結果を発表した。朝日新聞2006年09月25日

◇論文不正の阪大教授、科研費使用停止に
 大阪大生命機能研究科の杉野明雄教授(62)がデータをねつ造、改ざんした論文を米国の科学誌に発表した問題で、同研究科が、杉野教授に対して文部科学省から交付されていた2006年度の「科学研究費補助金」(科研費)を使えないようにする支出停止措置を取ったことが分かった。読売新聞2006-09-28

【関連参考文献】
DNA: REPLICATION, REPAIR, AND RECOMBINATION
▼GINS Is a DNA Polymerase Accessory Factor during Chromosomal DNA Replication in Budding Yeast
 Takashi Seki, Masaki Akita, Yoichiro Kamimura, Sachiko Muramatsu, Hiroyuki Araki, and Akio Sugino:J. Biol. Chem., ; 281: 21422 - 21432(2006)doi:10.1074/jbc.M603482200

▼The MCM2p-binding is crucial for the function of CDC7-DBF4 protein kinase during the initiation of chromosomal DNA replication in budding yeast
Wataru Nakai, Yasuo Kawasaki, Hee-Dai Kim, Satoshi Asano, and Akio Sugino
WITHDRAWN: J. Biol. Chem., Aug 2006; doi:10.1074/jbc.M603586200  

ソバの新芽で代謝促進 道農業研究センター 

2006年09月26日 | NEWSクリッピング
動物実験で効果実証 
【芽室】独立行政法人・北海道農業研究センター(十勝管内芽室町)の山内宏昭チーム長らのグループは二十五日、ソバの新芽(スプラウト)が、肝機能障害の改善や脂肪の代謝促進に効果が高いことを示す動物実験の結果が得られたと発表した。また、めんの原料となるソバの種子と比べ、血管の老化防止効果があるとされるルチンなどが豊富であるとの分析結果も明らかにした。 北海道新聞2006/09/26

抗生物質カスガマイシンのタンパク質合成阻害機構を解明

2006年09月26日 | 創薬 生化学 薬理学
- 超分子複合体リボソームをX線で結晶構造解析 -
カスガマイシンは、これまで考えられていたtRNAではなく、タンパク質合成の際にはたらく他の物質(mRNA)とリボソームの相互作用を妨げていることなどを発見しました。その結果、タンパク質合成の開始過程が妨げられ、ひいてはカビや微生物のタンパク質合成が阻害される新たなメカニズムを解明しました。この知見は、抗がん剤などの医療用抗生物質創製や農業などの産業応用に結びつくと期待されます。 理化学研究所プレスリリース2006-09-26