バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

マウスに移植したラット細胞から正常な精子を作製、仔ラットが誕生

2006年09月01日 | NEWSクリッピング
京都大学、自然科学研究機構生理学研究所
 京都大学の篠原隆司教授らの研究チームは、ラットの精子を形成する細胞をマウスに移植し、正常な精子の作製に成功した。この精子をラット卵子に顕微授精したところ、正常な仔ラットが誕生した。Biotechnology Japan 2006-08-30

◇凍結乾燥ラット精子から産仔の作出に成功
 凍結乾燥した精子を室温あるいは冷蔵庫で保存できれば、精子の維持や輸送のコストを大幅に削減できる。そこで本実験では、凍結乾燥したラット精子が卵細胞質内顕微注入(ICSI)によって産仔発生に寄与できるかどうかを調べた。生理学研究所

胚を傷つけずにES細胞作製 米企業が報告

2006年09月01日 | NEWSクリッピング
 再生医療への活用が期待されるヒトの胚(はい)性幹細胞(ES細胞)を、胚を傷つけずに取り出すことに成功したと、米企業がこのほど発表した。ES細胞の作製は通常、受精後間もない胚の破壊を伴うため、生命倫理の立場から研究に反対する声が根強い。 CNN ニュース 2006.08.27

プリオン蛋白質の分離・採取方法

2006年09月01日 | 創薬 生化学 薬理学
出願番号 : 特許出願2003-375715 出願日 : 2003年11月5日
公開番号 : 特許公開2005-139104 公開日 : 2005年6月2日
出願人 : 日本製薬株式会社 発明者 : 洪 苑起 外2名

発明の名称 : プリオン蛋白質の分離・採取方法

【課題】プリオン蛋白のチャレンジ試験に有用な、均質な無色透明で、且つ充分な感染力価を保持した高濃度プリオン蛋白の調製方法。
【解決手段】プリオン蛋白を含む溶液をプリオン蛋白より小さな固体を通過させる多孔性中空糸からなる濾過膜で濾過する工程、およびウイルスを捕足した濾過膜に対して、プリオン蛋白を凝集させない回収液を逆送してプリオン蛋白を濾過膜から脱離させる工程を実施することにより上記課題を解決した。

腸管細胞のインスリン産生細胞への変換誘導剤、及び糖尿病治療剤

2006年09月01日 | 医療 医薬 健康
国際出願番号 : PCT/JP2004/002001 国際出願日 : 2004年2月20日
国際公開番号 : WO2004/078195 国際公開日 : 2004年9月16日
出願人 : 味の素株式会社 発明者 : 谷口 英樹 外2名

発明の名称 : 腸管細胞のインスリン産生細胞への変換誘導剤、及び糖尿病治療剤

プレプログルカゴンペプチドの部分ペプチドであって、少なくともプレプログルカゴンペプチドの92位~97位のアミノ酸配列を含む部分ペプチドを、糖尿病治療剤の有効成分とする。


味の素、三共に新規糖尿病薬をライセンス

2006年09月01日 | NEWSクリッピング
 味の素は8月31日、新規経口糖尿病治療薬候補「AJD101」を第一三共の子会社・三共にライセンスすると発表した。対象は全世界での製造・開発権。同剤は血糖値を下げるインスリンのシグナル経路を活性化することによって血糖値を下げる効果がある。インスリンを分泌する膵臓のベータ細胞がこれまでの薬剤に比べ、疲弊しないどの特徴がある。味の素が海外でフェーズ1治験しているが、国内は両社共同で、海外は三共が欧米でそれぞれ治験し、製品化を目指す。三共はこれで糖尿病治療剤の候補を4つ揃えることになる。化学工業日報2006年9月1日

韓国・生命研、毒性・副作用のない新抗癌物質を開発

2006年09月01日 | NEWSクリッピング
ソウル製薬に技術移転…新抗癌剤として製品化の予定

韓国生命工学研究院(院長 イ·サンギ)はバイオ評価センターのキム·ファンムク博士チームと医薬遺伝体研究センターのウォン·ミソン博士チームが副作用が少なく効果の優れた新たな抗癌物質の開発に成功したと8月30日に発表した。おはよう大徳(韓国)2006-08-31

農工大、血栓溶解を促進する化合物SMTPの製薬実用化にメド

2006年09月01日 | 医療 医薬 健康

東京農工大大学院共生科学技術研究部の蓮見恵司教授の研究グループは、心筋梗塞や脳梗塞などの治療薬としてSMTPが血栓を溶解する酵素を活性化させる作用が高く、薬として実用化できるメドをつけた。
心筋梗塞などの症状が出た緊急時には従来の血栓溶解剤との併用に加えて、慢性的な血栓疾患の改善薬や再発予防薬として期待されている。イノベーション・Japan 2006
【参考資料】
出願番号 : 特許出願平7-151410 出願日 : 1995年6月19日
公開番号 : 特許公開平9-3070 公開日 : 1997年1月7日
出願人 : 有限会社バイオコスモス 発明者 : 遠藤 章 外2名

発明の名称 : 線溶活性化物質 

【構成】 下記の式(式中、R1, R2, 及びR3はそれぞれ独立に水素原子又は水酸基の保護基、例えばC1-6アルキル基を示す)で示される化合物及びその塩。

【化1】

【効果】 フィブリンに対するプラスミノゲンの結合を促進する作用を有し、血栓溶解剤の有効成分として有用である。


直径100万分の5ミリ極小カプセル 東大教授ら開発

2006年09月01日 | NEWSクリッピング
 直径わずか100万分の5ミリという小さなカプセルを作り、その中に液体を閉じこめる手法を藤田誠・東京大教授(有機化学)らのグループが開発した。世界一小さい「フラスコ」(液体容器)として利用でき、試薬を溶かして医薬品などをつくれば、廃液をごく少なくできるという。朝日新聞2006-09-01

◇「卵」のようなナノカプセル、JSTが成功 感光剤入れ応用へ
 科学技術振興機構(JST)の自己組織化分子システムを研究するグループ(代表者・藤田誠東京大学教授)は、液体中の多数の分子が安定状態を求めて集まってできるナノサイズの球形カプセルを利用し、その内側に液体状態を作ることに成功した。これは生卵の殻とその中身に似ていることから「生卵分子」と呼ばれる。 FujiSankei Business i. 2006/9/1