味の素は8月31日、新規経口糖尿病治療薬候補「AJD101」を第一三共の子会社・三共にライセンスすると発表した。対象は全世界での製造・開発権。同剤は血糖値を下げるインスリンのシグナル経路を活性化することによって血糖値を下げる効果がある。インスリンを分泌する膵臓のベータ細胞がこれまでの薬剤に比べ、疲弊しないどの特徴がある。味の素が海外でフェーズ1治験しているが、国内は両社共同で、海外は三共が欧米でそれぞれ治験し、製品化を目指す。三共はこれで糖尿病治療剤の候補を4つ揃えることになる。化学工業日報2006年9月1日
最新の画像[もっと見る]