イエローフローライトを探して

何度も言うけど、
本当にブログなんかはじめるつもりじゃなかった。

労咳(ろうがい)

2009-04-08 20:28:48 | CM

春ともなるとTVCMもニューヴァージョンを見かけるようになりましたね。最近おもしろいなと思ったのはMINTIACM。会社の採用面接会場、うすらハゲのおっさんが新卒くんに「志望動機は?」新卒「御社の社風にひかれまして…」おっさん「わかったようなことを言いますね?」…ここでMINTIAを食べると!…新卒「動機なんかネエよ!オマエこそ入るときあったのかよ!」おっさん「たーしかにオレもなんとなく入ったんだっけ!」、2人面接デスク越しに手を取り合い「あーースッキリした!」

…わはは、もし本当にこんなんなるんだったら、逆に危なくてうっかり食べられませんぞMINTIA。こういうご時勢ですから、面接志願者くんに食べさせでもしたらそこらじゅうで「カネのためだよカネ!」言い出しますぜ。

 面接官は面接官で「オマエみたいなゆとりに給料なんか払いたくねえよ!オレの給料が減るんだよ!入りたかったらタダで働け!」か何か言い出すだろうしね。スッキリしないで、腹芸腹芸で固めていったほうがいいこともあるのだ世の中。

ニュースで驚いたのはハリセンボンの細いほう、箕輪はるかさんの肺結核。実は月河の実家母、実家父ともに結核経験者で、特に母は独身時代、まだ結核が国民病として国費で治療できる制度が無かったころに発症したため、治療はかなり困難をきわめたと聞きます。たまたま田舎で、地元一番のお医者さんと母の実家が私的に懇意にしていた縁で、当時は高価で一般的でなかった抗生物質が手に入り、母も若く体力があったことも幸いしてどうにか完治にこぎつけたとのこと。同じ学校の出身者や近隣でも、近い年頃の人が貧しく栄養状態が悪く薬が買えないために、少なくない人数、同じ発病時期で命を落としたそうで、母から「医者にコネがあるばかりに私だけ治って、治らない人の命を踏み台にしたようでつらかった」との述懐も聞きました。

一方、父はもっと年がいって社会人になってからの発病で、すでに保険にも加入していたし結核予防法の対象にはなったものの、とにかく抗生物質の副作用がひどくて参ったらしいです。所謂“ストマイつんぼ”の一歩手前ですね。結核そのものより副作用の視覚聴覚障害のリハビリに時間がかかって短からぬ休職を余儀なくされました。

両親ともそうしたトラウマがあるものだから、月河も幼い時からちょっと風邪が長引いた、咳が続いただけで即病院に連れて行かれX線を撮られていた記憶が。いまは噂の新型肺炎やインフルエンザに比べると、特効薬が確立している分、くみしやすい病気でしょうが、それにしてもあのハリセンはるかちゃんがねぇ。お笑いの人だからってわけじゃなく、深刻な病状じゃないみたいだから安心して書いちゃいますが、体型といい、風貌といい、絵に描いたように肺結核チックな人に、ピンポイントで来てしまったものだよなぁ。続報によると相方のおっきいほう・近藤春菜さんは、“もちろん”と言っていいものかどうか、これまた絵に描いたように非感染だったそうです。

そう言えば先般、東京マラソンに勇躍参加した松村邦洋さんが心筋梗塞で一時心肺停止、って心配なニュースもありましたね。こちらも危機は脱して元気に退院されたようですが、そういうことになりそうな体型、ヴィジュアルの人が、案の定そうなってしまった感はありました。

人並みはずれて細いとか太いとかもセールスポイントのうちというあの業界ですが、考えてみれば本当に皆さんカラダを張って商売しているのですね。度を越した肥満巨体は誰が見ても「デブタレっつったって大丈夫なんか、生活習慣病」と思うけれど、細いほうは、直接生死にかかわると思わないじゃないですか。うちの高齢家族かかりつけの消化器科の先生も「人並みの食欲と、規則的なお通じがあれば、標準より痩せめでも心配はない」「むしろ長生きする」と言ってるし、どうも飽食日本の昨今“太り過ぎ”に比べて“痩せ過ぎ”は危機感を持たれにくい傾向にあると思う。

すごくもりもり食べてバリバリ鍛えてそうだし、もうそう若くもない(35歳)のに肥らないねぇ、さすが体質が骨の髄までアスリートなのかなと思っていたイチロー選手が実は胃潰瘍だった…ってのもありました。細い話をすれば真っ先に思い浮かぶアンガールズ2人、NON STYLE石田、さくらんぼブービー鍛冶くん、こないだ『爆笑トライアウト』で初めて見たキャラメルマシーンのアシスタントのほうなんか、大丈夫だろうな。

相方との比較で折れそうなのに、土壇場で逆切れするのが持ち芸だったカンニング中島も残念な最期になりましたし……って引き合いに出す例が不謹慎過ぎるな。

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人生は演技である

2009-04-07 17:20:17 | 昼ドラマ

うん、やっぱり小森名津さんの書く女優モノ脚本はひと味違いますね。6日(月)から放送が始まった『エゴイスト』1330~)。

「自分は重んじられている」「リスペクトされている」という磐石の自信があり、「いやが上にもそうあれかし自分」と思っている人ほど、自分の意見や立場の主張の必要を感じませんから、基本的にクチ数が少なく、動作も小さいものです。

ひとり立ちほやほやの新人スタイリスト・明里(吉井怜さん)、駆け出し劇団員・香里(宮地真緒さん)姉妹が、なんとか世に出たい出たいアンビシャスまる出しで、ピーチクパーチク、ジタバタキャンキャンしている中、仰ぎ見られる立場のキイパーソン、川島なお美さん扮する大女優・西条玲子の“静かなる自尊上等”ぶりが実にいいですな。

先輩スタイリストに「これからこの子に担当させますから」と紹介され、最敬礼の明里に「こちらこそよろしく」でも「しっかり頼むわよ」でもなく、長ぁい付け睫毛ひらり一閃「…私、泣く人嫌いだから」。くぁーー、なかなか言えないセリフではありませんか。

“泣く(弱い)人を見るのも嫌いだけど、泣くような自分はもっと嫌い”、つまり、昔は弱くて泣いていた自分を自力で克服して今日あるこのワタシなのよ、という所信表明、人生における料簡(りょうけん)の表明ともとれる。

ただし、「これは私の所信です」という宣言然とは言わず、別の用件で、求められて求められてどうしても何か言わなければならないという状況でのみ、最小限の端っこでちらっと匂わす。わかる人にはわかるし、わからない人には永遠にわからない。わかられなくても自分は尊重されるのだから何もじたばたすることはない。自分が尊重されているのは“(何らかの考えや働きを)わかってもらっている”からではなく“自分だから”であると知っている。存在自体に価値がある私。本物の大物、本物のカリスマ。

冒頭、明里が走り回って集めやっと現場に届けた衣装のコートを「いらない」と見もせずに却下、からみの端役の芝居がヘタ、楽屋に準備した衣装が気に入らない、文句は端役やスタイリスト本人に言わず、そんな下っ端そこにいないかのように責任者=監督・プロデューサーを呼びつけて言う。まぁスーパーや百貨店、金融機関などでのクレーマーの常套句「あんたみたいなパートじゃ話にならん、店長を出せ店長を」って類いの延長線なんですがね。

しかも、この純ナマ百パーセントの大物女優を演じるのが、同じ小森さんメイン脚本だった01年『女優・杏子』の荻野目慶子さんではなく川島なお美さんだから、実におもしろいことになっている。

ワインでセレブでボーイフレンドたくさんの恋多き女で軽井沢別荘持ちで…と、役柄とは真逆に“自己申告”っきりでセルフイメージを作り上げることに、一応成功して今日ある川島さんですが、女優・演技者としての経歴の中に“大物”性はほとんど見当たらず、忌憚無く言ってしまえば“いつまでたっても年甲斐もなく、オンナノコっぽくキャピキャピ浮わついてる”のが魅力というか、おもしろがりどころの人だと思うのです。しかもなおかつ「私はグレード別格よ」と“ドブ板大衆性”“隣のおネエちゃん的親しみやすさ”とは一線を画するための自己申告努力を寸時も怠らないから、独特のおもしろ物件化している。

当地では第1話の放送日深夜にオンエアされた『エゴイスト』番宣でも、楽屋で20代の吉井さん宮地さん相手にパティシエの新婚夫君ののろけネタ全開、例の別荘のキッチンで手料理披露して、客もいないのに「まず、お毒見」とか、それこそ風の中の羽根のようにスノッブに舞い上がり通しで、役柄の大女優にふさわしい風格とか貫禄とか、神秘性カリスマ性とこれほど距離のある人を起用する今作の製作側も、かなり上等。

川島さんが“大女優”役らしい演技を、らしく展開すればするほど鮮明に浮かび上がる気品のなさ、チャチさ、あえて勇気をふりしぼって書きますが、ニオイ立つションベン臭さのようなものが、“いかにも昼ドラ”を超えた独特の夢夢しさ、フィクティシャス感のあるドラマにしています。

……いや、これ決して貶しじゃないですよ。川島さんがこの作品に、この役で出てくれたことで、面白くなっているか、つまらなくなっているかで言えば、絶対前者だと思ってますから。

『炎神戦隊ゴーオンジャー』のダッシュ豪快・ゴーオンブラック役に、素ではほにゃっと癒し系な海老澤健次さんをオーディションで抜擢したプロデューサーの謂い「彼がコワモテを演じるときの、滲み出てくる変な感じが、“うわっ、面白い!”と思えた瞬間があって、以降、それしか目に入らなくなった」という気持ちに近いものがあるかも。こういう人為的な“滲み出てくる変な感じ”を賞味するのも、立派にドラマ鑑賞の方法論のひとつ。

気がつけば名古屋出身で、制作東海テレビとは縁の深い川島さん。彼女の女子大生アイドル時代を知らず、90年代以降の“自己申告上等”ぶりしか見ていない若い視聴者にとっては、川島さん像はかなり違うかもしれません。

不器用な努力家の明里を演じる吉井さんのたどたどしい素朴さ、鼻っ柱の強い香里役の宮地さんの、かなり楽しみなお下品なあくどさに負けない“変な感じ”に大いに期待したいと思います。

1話で早くも明里と顔を合わせた、西条玲子の亡夫の連れ子(林剛史さん)の登場もいい演出でしたね。高級車のウィンドウがシュッと開いて顔だけ。漫画の金持ち御曹司が貧乏ヒロインと出会うときの黄金パターンのひとつです。

戦隊OBの中には、役柄の髪型を普通のいまどき風に戻しただけでガラッと外見が変わってしまう人も多いのですが、ホージーがわりと髪で作り込まないキャラだったせいか、林さんは『デカレンジャー』時代と本当に変わりませんね。クールパッションでハードボイルドライセンスな脱ぎシーンなんかも、サービスとしてもちろんあるんでしょうな。併せて期待。

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繭の中では男1人

2009-04-06 21:21:49 | ニュース

土曜から報道されていた例のモノ、結局昨日(5日)正午前に“飛翔”して太平洋上に落下したようですが、夕方のニュースで見ると、秋田県・岩手県の自治体の職員さんたちはただでさえ忙しい年度替りに、週末返上でそれこそシンケンジャー並みにキリキリマイマイだった模様。秋田では「そんな空から飛んで来るヘンなものでアタシ死にたくないもん」と吼えているおばちゃんもいて、なのに国のトップは外遊中ってんだから、本当に日本ってのは国民を安心させない国ですね。

岩手と秋田だけがこんだけ厳戒態勢で、いくらも離れてない当地では昼間っから『探偵 左文字進』と『十津川警部パリ~東京殺人ルート』再放送で、水谷豊さんの女装や渡瀬恒彦さんの生え際観察の合い間に断続的に山村紅葉さんを見続けている、というのもヘンな話。

危ないのか、危なくないのか、失笑を買ったあの“誤探知”はキカイやシステムが精密デリケート過ぎるあまりの勇み足と百歩譲って、笑わないで許すとしても、危機管理だ情報精度のコントロールだウンヌン以前に、「この国って全土丸焼けになるまで確たること何も掴めないし流せないんじゃないのか」という気がしてきます。

従業員がいつものように朝、出社したらシャッター下りてて会社倒産してた、みたいなことになりはしないでしょうか。「昨日の晩、係長も課長も一緒に飲んだのに」「カラオケ腹踊りしたのに」みたいな。

ただ、国がそうなる場合、“朝”自体、来なかったりしますからね。課長にも、係長にも、誰にも。

さて斬り切り舞い舞いと言えば『侍戦隊シンケンジャー』、第8幕は“花嫁神隠(はなよめかみかくし)”。こういう時代劇のお約束路線は「来た来た」感があって嬉しいですね。

若い生娘をさらって舟に隠して売り飛ばす、あるいは陰のお偉いさんの慰みモノに献上する系のお話は市川雷蔵さんの『眠狂四郎』シリーズ辺りでもよく観た記憶が。これ系統のエピはそもそも、若い女優さん入り乱れての襦袢姿、肩肌脱ぎ、裾まくりフトモモちらりなど和風エロを盛り込むためのエクスキューズみたいなものなんですが、小さいお友達のためのスーパーヒーロータイムですからそっちはなく、代わりにピンク・茉子(高梨臨さん)のおとり花嫁姿と、お待たせしましたブルー・流ノ介さま(相葉弘樹さん)の女装白無垢姿でお楽しみください、という趣向。

毎回結構、興がって視聴できているにもかかわらず、前にも書いた通りキャラの立て方絡め方が“理にはしる”傾向のある作風のせいか、いつもダメ出しみたいな書き方になってしまうのですが、今話つくづく思ったのはピンク、薄いよ薄い

『ボウケンジャー』以来久しぶりに、スタメンから正義側のヒロイン2人体制の戦隊なのに、あまり2人いる”ことでの美味しさが感じられません。

イエロー・ことは(森田涼花さん)が“見た目はおっとり天然ボケ、でも人一倍頑張り屋さん”“メンバー中最年少でウブなカントリーガール”と、戦士としても素顔ヒロインとしてもかなり鮮明な彩色をほどこされていて、演じる森田さんの持ち味となじんでいい感じになってきているのに、茉子はいまのところ“子供好きで結婚願望だけど料理の腕はワイルド”“弱りメンずうぉーかー”ぐらいしかツマミが見当たらない。子供とからんだナミアヤシの件でも、彼女の子供好き設定が鍵を握るお話にはならなかった。

単純にことは妹に対する“姉キャラ”と規定しても、“妹は努力家だけど姉は享楽的”“妹は口下手だけど姉はクチ八丁手八丁”などいくらでも肉付けのしようがあると思うけどな。『マジレンジャー』の芳香姉と麗姉っぽくなっちゃうか。あちらは主役の末弟から見て両方姉でしたしね。

「薄い」と言うより「テンションが低い」と言ったほうがいいかもしれません。アバンタイトル、教会でのおとり結婚式作戦が失敗した後、花嫁連続拉致事件が警戒され結婚式軒並みキャンセルで残るは一件、一件ならばおとりも簡単…となったとき「じゃ、もう一度お嫁に行きますか!」、ことは「茉子ちゃん、今度はワタシが(おとりに)行こうか?」との提案に「ことはじゃ若過ぎる」、なんだ、茉子、さては花嫁衣装着たいだけじゃね?と思わせる脳天気な心浮き浮きぶりとか、すべてが片づいたあと、そう言えば結婚前に花嫁衣装着ると婚期が遅れるんだったアチャー!と、いまさら過ぎなくらいいまさら思い出して本気で落ち込む落差とか、もっとガンガン“タテの変化”出していったほうがいいと思うんですけどね。せっかくことはが“じれったいくらいおっとり”で立つのに成功しているんだから、茉子はもっともっとジタバタ仰々しくてもいいんじゃないかな。どんなもんでしょう。

ことはに促されるまでもなく「アタシの花嫁姿ですごーくうまくいっちゃった、どんなもんよホクホク」とケーキ食べ出してから、やおら「そー言えばッ!!」と思い出す、ぐらいのお間抜けタイムラグあってもよかった。この辺、演出も茉子をウケさせる、愛されキャラにするためにひと工夫、ふた工夫してあげないと。

あと、今作を理屈っぽく感じさせる原因のひとつと思われ、ぜひ自重したほうがいいと思うのは、コンプレックスやトラウマといった“触れてほしくない事柄・経験”を人物作りの芯にしないこと。正(プラス)と負(マイナス)とあったら、芯は正で作らないと話が暗く、人物が矮小になり、観る者の心を寒くします。正の芯を持つ人物・事象の、負の部分を敢えて選り好んで描くからこそ、作り話は面白くなるのであって。

茉子のいまいち精彩なさに比べて、流さまは劇中、観てるだけで気持ちいいくらい愛されてるね。元・歌舞伎役者の設定ですから早晩、戦隊お約束の女装エピソードではフィーチャーされるだろうと思っていましたがこんなに早く来るとは。薄化粧に紅さした白無垢姿での登場場面はわずかでしたが、大団円後千明(鈴木勝吾さん)に「さっすが歌舞伎役者、本当にオンナに見えたぜ」とからかわれリスペクトされて「まだまだだ、女形は苦手だったからなー、全然納得が行かん」と手拭を持ってシナってみる仕草だけで、月河はご飯一膳余分に食えた(爆)。スキルアップする意欲満々。“次”も期待していいわけだ。

結局失敗に終わったアバンの教会ダミー挙式シーンでも、茉子と丈瑠(松坂桃李さん)のおとり新郎新婦姿を前に礼拝席で「こっ、この神聖な雰囲気…」と涙ぐんで千明にあきれられてるし。一応第4幕で、思い込みとは言え茉子にハグされ、一夜ベッドならぬ毛布を共にしたんだから、ジェラシーと殿への忠誠心の板挟みのひとつもなれよ!と思ったら、コイツ単純にその場その場の空気に盛り上がって流れ流れちゃうタイプなのな。「役者だけに共感性が高い」と言っておいてやろうか。

森田さんのことは同様、流ノ介は演じる相葉さんの、現場での内面のテンションアップととてもいいシンクロしてきて、化学変化を起こしつつあると思います。俳優としてのキャリアがメンバー中一番だし(丈瑠役の松坂さんはオーディションで相葉さんと一緒になったとき「あの有名な相葉弘樹がいる」と思ったそうです)、年齢も、僅かの差だけど最年長(相葉さん8710月生まれ、松坂さん8810月、高梨さん同年12月生まれ)だし、いい意味で“ブイブイ言わせてる”感が、役と芝居に滲み出ている。

そんなこんなで先日、どこかにあるはずだと思ってシンケンに本棚捜したら出てきましたよ、いまはなき朝日ソノラマ発行のソノラマMOOK2005820日発行『HERO vision』(略称ヒロビ)vol.19

同年2月に放送終了した『デカレンジャー』メンバーの表紙に惹かれて血迷って買った記憶がありますが、後半のカラーグラフページ、エイベックス・エンタテインメント〈club 7〉の一員として、当時17歳、ミュージカル『テニスの王子様』デビュー早々の相葉弘樹さん、いましたよ。同じエイベの先輩、ギャレン天野浩成さん・マジイエロー松本寛也さん・デカブレイク吉田友一さんと4ショットなので末の弟格ですね。

わはは、顔がまだ“お子ちゃまの肉付き”な上、眉が超上がり眉、鼻筋付け根に深く切り込んだ極細眉なので、“コワかわいいヤンキーのパシリにいちゃん”風ですぞ。千明が見たらツッコみまくられるだろうな。さすがジュノンスーパーボーイ審査員特別賞、いまの流さまの片鱗はありますけどね。やはり右上顎の八重歯を直したのが大きかったかな。

……まぁ御用とお急ぎでない向きは、新古書店とかネットショップで探してみるのも一興。

相葉さんと言えばソロ写真集もリリースしているんですよね。ヒーロー俳優くんの写真集は天野浩成さん以来だな(買う気満々かい)。

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逃げても結構追い回す

2009-04-05 21:38:58 | デジタル・インターネット

PCをインターネットに使う環境になって3年たちますが、ウェブ検索を筆頭に、画像サイトからのダウンロード、オンラインショッピング、たまーにメール送受、アンテナ線引っ張ってきてのTV録画、あとこのブログの構築管理ぐらいはどうにかできるようになったものの、使わない機能に関してはまったく使わないので、いつまでたってもスキルアップしませんね。

それでも毎週ウェブ閲覧履歴を見ると、役に立ったサイト・時間の無駄に終わったサイト合わせて結構な件数になっているし、やはりマルハダカというわけにはいかずセキュリティは必要なわけです。

めでたくネット開通した06年初頭、どういう経緯だったかいまちょっと思い出せないのですが、シマンテック社のおなじみソフト=Nortonアンチウイルスが3ヶ月無料お試しになっており、4月の期限切れ4週ほど前に、いきなりメイン画面にポップアップが出て、「今後どうしますか?」という通告が、「ネット開通以来これだけの件数のセキュリティリスクを、ウチのアンチウイルスで回避しましたよ」というレポート付きで届いたんですね、確かね。

メールではなかったと思います。メールならOEに保存してあるはずですから。

また聞きや、媒体を通じてですがセキュリティの重要性は知っていましたし、シマンテック社以外の選択肢もあるだろうけれど、現に約3ヶ月さくさく使えた実績あるソフトなわけだし、とりあえず12ヶ月継続しといて、12ヶ月の間にいろいろ勉強して次回期限切れ通告時に改めて考えようと思い、税込4,410円ナリで延長キーを購入。

その後このブログを開設したりいくつか、自分としてはリスキーなことも試みましたが、さしたる脅威もなかったからでしょうね。セキュリティ関係の情報収集がほとんど進まないまま、すいすいっと12ヶ月が過ぎてしまい、気がつけばアンチウイルスのメイン画面に、期限切れ間近と、2007年版への更新のおすすめが表示される季節になっていました。

ただ、手を拱いていたわけではないのでありまして、一応前年の暮れの日経新聞土曜版でのPCセキュ特集などを参考に、アンチウイルス2007のフィッシング詐欺対策の優秀さに鑑み、更新サービス2年付き、再ダウンロード2年間保証ってヤツを購入。今度は24ヶ月で税込11,760円。年度替わりの季節でこの出費は痛かったので、カードで2回払いにしました。

Nortonの名誉のために言っておきますと、この2007版は06年に使用していた05版より、メイン画面も見やすくスキャンもスピーディで、この時点では他社製品と比較体験したわけではありませんが、かなり優秀なソフトであることは間違いないと思います。

さて、そうこうするうちに2年の月日も過ぎ、先日シマンテック社から、「期限切れまであと○○日」を告げる、今度はしっかり、メールでやって来ました。

今度の同社推奨品はもちろんリニューアルされたアンチウイルス2009版で、コイツの再ダウンロード1年保証を申し込むと12ヶ月7,560円。

同社がわざわざメールで知らせてきたのには理由があって、同社の“オンゴーイングプロテクション”という自動課金システムにより、改めてなんらかの手続きをしないで期限が到来した場合、従来と同じ07版が、前回申し込み時と同じ2年保証で自動的に継続され、前回と同じクレジットカードにこれまた自動的に請求される仕組みになっているんですね。同社としては、できれば09版を買ってほしい(072年より、091年のほうが1,260円お高い)から、「このままにしとくとこうなるけど、おすすめはこっちよ、こっちをヨロシク」とメールでアテンションしたんでしょうな。考え過ぎかな。

前述のようにアンチウイルス07版には満足していましたし、「さらに機能強化した」という09版に、おすすめの通り乗り換えてもよかったのですが、もしこれを購入するとなると、単純月割り換算だと、368/月→490/月→630/月と、右肩上がりにセキュリティにボラれることになり、なんだかワリに合わない感があります。

そこでとりあえず、まず癪にさわるNortonオンゴーイングシステムを解除して自動課金されないようにし、OCNが提供しているセキュリティサービスの中から、450/月といちばん低廉なトレンドマイクロ社のウイルスバスター月額版を選び、初回申し込み月無料を利用してお試ししてみることにしました。

OCNのリンクから申し込むと、ウイルスバスターがダウンロードされインストールされると同時に、Nortonアンチウイルスのほうはアンインストールされますからちょっとドキドキしましたが、今日現在、ウイルスバスターは事もなく稼動していますね。アンチウイルスとメイン画面の勝手がちょっと違うことと、心なしか、リンクによって表示に若干重さが感じられるようになったことぐらいでしょうか。

あと、いま使っているOSIE7ですが、屏風…ではなくてタブブラウザを5枚以上開いた状態で、ある種のサイトとサイト内のBBSにアクセスし、BBSの中からひとつのテーマスレッドにアクセスしようとすると、突然IE7自体がカン!と終了してしまうことが、稀にですがあるかな。

でも随時メイン画面からアップデートや検索に移行することができるし、かなり具体的なセキュリティリポートも呼び出せるし、何より、OCNの定額料にオンして費用を払えるため、「もうすぐ期限切れなのをうっかり忘れていて、告知が来て俄かに今度どうする?とバタバタする」心配がないのがいい。トレンドマイクロ社のウイルスバスターも、今後ヴァージョンアップを重ねるたびに月額料が変わってくることもあるでしょうが、おカネ取られる主体をOCNに一本化できて少し安心しています。まだ無料お試し期間内ですが、向こう1年ぐらい、と言うより具体的には、月額定額料改訂のお知らせがあるまでは浮気せずこれで行こうと思っていますね。

さてと、ニュースによるとやはり発射されたんですね“飛翔体(ひしょうたい)”ってすごい言葉だなぁ。今回初めて見た、聞いた気がしますよ。飛“行”体ではなく飛“翔”体なのね。

目的がなんだかセコく国際社会的にも迷惑千万なわりには、語感だけカッコよくありませんか“飛翔体”

特撮ウォッチャーとしては仮面ライダーナイト(@『龍騎』)の必殺技=飛翔斬とか、ヴィジュアル的にはトリプターとかジェットラス、ジャン・ボエール(@『ゴーオンジャー』)的なものを思い浮かべてしまいますが。発射主体のあの国では「人工衛星として軌道に乗った」と言い張ってる模様。やはり「心のきれいな人にしか見えない」のかな。

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鉄球でバーン

2009-04-04 17:03:19 | お笑い

えー、大して情報通でもないのに、また聞き情報に食いついてブログになんか書いてネットに放流してんじゃねぇよ、というお粗末でした。水嶋ヒロさん絢香さん、デキ婚なんて言ったのは誰だ。責任者出てこい。

……情報流出と、ご本人たちが顔出し発表のタイミングがあまりに高速のヴィジョンだったので、こういう時勢ですから誰かが“意地悪寄りの早とちり”したんでしょうな。念願の歌手デビューが叶った直後に甲状腺の難病が判明、体調不良と戦いながら音楽活動をしていた絢香さんを「守ってあげたい」との水嶋さんの思いが強く結婚を繰り上げたとのこと。

………なんかもう水嶋さん、「人として5回コールド勝ち」どころか、これだけのモテ属性積み上げて、さらに目地まで“美談”で固められると、「対戦決まった瞬間に相手が試合放棄」ですね。天の道を行って、行きすぎて見えなくなっちゃった。もうこういう地合いで有名人の私生活ネタまる呑みするのは封印の方向で。『仮面ライダーカブト』好きだったもんで、つい。

気を取り直して今月43日から始まったNHK『爆笑トライアウト』。1999年からスタートした『爆笑オンエアバトル』11年目、完全デジタル化に向けて双方向性を活かしたフォーマットにという、新しい試みのようです。

ここ数年、完視聴はできていないものの、挑戦者の顔触れがやや固定気味で、フィギュアスケートなどの採点競技で言うところの“顔点”ならぬ“顔玉”“名前玉”に左右される回が多く、まったくの新顔組が入って来にくくなっている感は確かにありました。一度もオンエアされたことのない“未勝利組”だけに門戸を開いて、視聴者からの投票も含めて『オンバト』本選への挑戦権を与えるという試みは、『オンバト』プログラム全体のリフレッシュとして悪くはないと思います。

最近は、若手芸人を抱える事務所群が、どの組を挑戦させるか、どの組はまださせないか、あるいはどの組を“卒業”させるかのコントロールをしている様子も窺え、顔触れ固定化の原因にもなっていましたから、“挑戦権”付与を会場審査員プラス視聴者の判断に委ねるのは番組自体のファンの開拓にもなるでしょう。やはり惚れ込んだ芸人さんを「ワタシが押すことで、応援することで日の目を見せてあげたい」気持ちは、お笑いのみならず芸能好きの人なら必ずある心理ですからね。

しかし、一組当たり3分以内という持ち時間にしても、10組立て続けに見るのはちょっときついんじゃないかなと危惧していたのですが、初回見たら顔触れの新鮮さで結構楽しめました。もちろん未勝利組ばかりですから、芸風もネタもヴィジュアルも粗いのは致し方がない。

ただ放送が2455~と深い時間帯で、高齢家族たちが寝静まったあとのリビングのTVでデータ放送投票参加というわけにはさすがにいかず、自室のアナログTVで、1日おいてのVTR録画視聴。

ぶっ通しで観た中では、ハライチ夙川アトムが印象に残りました。グラデーションでエスカレートするナンセンスなボケに、ノリツッコんでノリツッコんで、これでもかとノリツッコんで行って結局ツッコミがボケ以上にボケになるという、独特の構造の漫才ハライチと、『世にも奇妙な物語』みたいにきれいにオチるひとりコントの夙川アトム。

結果は10組中、夙川461tp(トライポイント)2位で挑戦権獲得、ハライチは413tp3位で獲得ならずでしたが、翌日午後の公式サイトで視聴者投票の結果を見ると、ハライチ1,954票で視聴者限定では圧勝の1位。地デジ・ワンセグでは会場審査の結果発表も含めた放送終了まで、携帯サイトでは放送終了後1時間まで審査投票を受け付けるそうなので、会場審査で惜敗圏にとどまった組が「ワタシの一票でもうひと押し!」と熱い票を集める傾向は今後もありそうです。

ちなみにこの回、会場審査で489tp1位だったチャーミングは、視聴者投票では9タモンズ451票にさえ歴然と水をあけられた387票でした。会場での好評は演順トップバッター効果だったかもしれませんね。先月のチャンピオン大会をもって卒業宣言したれ星の、ちゅうえいのコミックキャラを、仕掛けでもっとマテリアルにしたようなネタでしたが、バナナの皮の実物や、全速走りの回転足の作りモノを出してこなければならない時点で、芸として数枚落ちる。いや、3組揃って『オンバト』挑戦、オンエア期待していますけど。

あと、関係自治体は週末なのに戦々恐々のようであまりおちゃらけたことは書くべきじゃないとは思いますが、しっかりしようよ、今日1200過ぎのNHK。ソースが悪かったんでしょうけど。“誤探知(ごたんち)”って“オタンチン”みたいで間抜けすぎるじゃないですか。

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