えー、大して情報通でもないのに、また聞き情報に食いついてブログになんか書いてネットに放流してんじゃねぇよ、というお粗末でした。水嶋ヒロさん絢香さん、デキ婚なんて言ったのは誰だ。責任者出てこい。
……情報流出と、ご本人たちが顔出し発表のタイミングがあまりに高速のヴィジョンだったので、こういう時勢ですから誰かが“意地悪寄りの早とちり”したんでしょうな。念願の歌手デビューが叶った直後に甲状腺の難病が判明、体調不良と戦いながら音楽活動をしていた絢香さんを「守ってあげたい」との水嶋さんの思いが強く結婚を繰り上げたとのこと。
………なんかもう水嶋さん、「人として5回コールド勝ち」どころか、これだけのモテ属性積み上げて、さらに目地まで“美談”で固められると、「対戦決まった瞬間に相手が試合放棄」ですね。天の道を行って、行きすぎて見えなくなっちゃった。もうこういう地合いで有名人の私生活ネタまる呑みするのは封印の方向で。『仮面ライダーカブト』好きだったもんで、つい。
気を取り直して今月4月3日から始まったNHK『爆笑トライアウト』。1999年からスタートした『爆笑オンエアバトル』も11年目、完全デジタル化に向けて双方向性を活かしたフォーマットにという、新しい試みのようです。
ここ数年、完視聴はできていないものの、挑戦者の顔触れがやや固定気味で、フィギュアスケートなどの採点競技で言うところの“顔点”ならぬ“顔玉”“名前玉”に左右される回が多く、まったくの新顔組が入って来にくくなっている感は確かにありました。一度もオンエアされたことのない“未勝利組”だけに門戸を開いて、視聴者からの投票も含めて『オンバト』本選への挑戦権を与えるという試みは、『オンバト』プログラム全体のリフレッシュとして悪くはないと思います。
最近は、若手芸人を抱える事務所群が、どの組を挑戦させるか、どの組はまださせないか、あるいはどの組を“卒業”させるかのコントロールをしている様子も窺え、顔触れ固定化の原因にもなっていましたから、“挑戦権”付与を会場審査員プラス視聴者の判断に委ねるのは番組自体のファンの開拓にもなるでしょう。やはり惚れ込んだ芸人さんを「ワタシが押すことで、応援することで日の目を見せてあげたい」気持ちは、お笑いのみならず芸能好きの人なら必ずある心理ですからね。
しかし、一組当たり3分以内という持ち時間にしても、10組立て続けに見るのはちょっときついんじゃないかなと危惧していたのですが、初回見たら顔触れの新鮮さで結構楽しめました。もちろん未勝利組ばかりですから、芸風もネタもヴィジュアルも粗いのは致し方がない。
ただ放送が24:55~と深い時間帯で、高齢家族たちが寝静まったあとのリビングのTVでデータ放送投票参加というわけにはさすがにいかず、自室のアナログTVで、1日おいてのVTR録画視聴。
ぶっ通しで観た中では、ハライチと夙川アトムが印象に残りました。グラデーションでエスカレートするナンセンスなボケに、ノリツッコんでノリツッコんで、これでもかとノリツッコんで行って結局ツッコミがボケ以上にボケになるという、独特の構造の漫才ハライチと、『世にも奇妙な物語』みたいにきれいにオチるひとりコントの夙川アトム。
結果は10組中、夙川461tp(トライポイント)2位で挑戦権獲得、ハライチは413tp3位で獲得ならずでしたが、翌日午後の公式サイトで視聴者投票の結果を見ると、ハライチ1,954票で視聴者限定では圧勝の1位。地デジ・ワンセグでは会場審査の結果発表も含めた放送終了まで、携帯サイトでは放送終了後1時間まで審査投票を受け付けるそうなので、会場審査で惜敗圏にとどまった組が「ワタシの一票でもうひと押し!」と熱い票を集める傾向は今後もありそうです。
ちなみにこの回、会場審査で489tpと1位だったチャーミングは、視聴者投票では9位タモンズ451票にさえ歴然と水をあけられた387票でした。会場での好評は演順トップバッター効果だったかもしれませんね。先月のチャンピオン大会をもって卒業宣言した流れ星の、ちゅうえいのコミックキャラを、仕掛けでもっとマテリアルにしたようなネタでしたが、バナナの皮の実物や、全速走りの回転足の作りモノを出してこなければならない時点で、芸として数枚落ちる。いや、3組揃って『オンバト』挑戦、オンエア期待していますけど。
あと、関係自治体は週末なのに戦々恐々のようであまりおちゃらけたことは書くべきじゃないとは思いますが、しっかりしようよ、今日12:00過ぎのNHK。ソースが悪かったんでしょうけど。“誤探知(ごたんち)”って“オタンチン”みたいで間抜けすぎるじゃないですか。