春ともなるとTVCMもニューヴァージョンを見かけるようになりましたね。最近おもしろいなと思ったのはMINTIAのCM。会社の採用面接会場、うすらハゲのおっさんが新卒くんに「志望動機は?」新卒「御社の社風にひかれまして…」おっさん「わかったようなことを言いますね?」…ここでMINTIAを食べると!…新卒「動機なんかネエよ!オマエこそ入るときあったのかよ!」おっさん「たーしかにオレもなんとなく入ったんだっけ!」、2人面接デスク越しに手を取り合い「あーースッキリした!」
…わはは、もし本当にこんなんなるんだったら、逆に危なくてうっかり食べられませんぞMINTIA。こういうご時勢ですから、面接志願者くんに食べさせでもしたらそこらじゅうで「カネのためだよカネ!」言い出しますぜ。
面接官は面接官で「オマエみたいなゆとりに給料なんか払いたくねえよ!オレの給料が減るんだよ!入りたかったらタダで働け!」か何か言い出すだろうしね。スッキリしないで、腹芸腹芸で固めていったほうがいいこともあるのだ世の中。
ニュースで驚いたのはハリセンボンの細いほう、箕輪はるかさんの肺結核。実は月河の実家母、実家父ともに結核経験者で、特に母は独身時代、まだ結核が国民病として国費で治療できる制度が無かったころに発症したため、治療はかなり困難をきわめたと聞きます。たまたま田舎で、地元一番のお医者さんと母の実家が私的に懇意にしていた縁で、当時は高価で一般的でなかった抗生物質が手に入り、母も若く体力があったことも幸いしてどうにか完治にこぎつけたとのこと。同じ学校の出身者や近隣でも、近い年頃の人が貧しく栄養状態が悪く薬が買えないために、少なくない人数、同じ発病時期で命を落としたそうで、母から「医者にコネがあるばかりに私だけ治って、治らない人の命を踏み台にしたようでつらかった」との述懐も聞きました。
一方、父はもっと年がいって社会人になってからの発病で、すでに保険にも加入していたし結核予防法の対象にはなったものの、とにかく抗生物質の副作用がひどくて参ったらしいです。所謂“ストマイつんぼ”の一歩手前ですね。結核そのものより副作用の視覚聴覚障害のリハビリに時間がかかって短からぬ休職を余儀なくされました。
両親ともそうしたトラウマがあるものだから、月河も幼い時からちょっと風邪が長引いた、咳が続いただけで即病院に連れて行かれX線を撮られていた記憶が。いまは噂の新型肺炎やインフルエンザに比べると、特効薬が確立している分、くみしやすい病気でしょうが、それにしてもあのハリセンはるかちゃんがねぇ。お笑いの人だからってわけじゃなく、深刻な病状じゃないみたいだから安心して書いちゃいますが、体型といい、風貌といい、絵に描いたように肺結核チックな人に、ピンポイントで来てしまったものだよなぁ。続報によると相方のおっきいほう・近藤春菜さんは、“もちろん”と言っていいものかどうか、これまた絵に描いたように非感染だったそうです。
そう言えば先般、東京マラソンに勇躍参加した松村邦洋さんが心筋梗塞で一時心肺停止、って心配なニュースもありましたね。こちらも危機は脱して元気に退院されたようですが、そういうことになりそうな体型、ヴィジュアルの人が、案の定そうなってしまった感はありました。
人並みはずれて細いとか太いとかもセールスポイントのうちというあの業界ですが、考えてみれば本当に皆さんカラダを張って商売しているのですね。度を越した肥満巨体は誰が見ても「デブタレっつったって大丈夫なんか、生活習慣病」と思うけれど、細いほうは、直接生死にかかわると思わないじゃないですか。うちの高齢家族かかりつけの消化器科の先生も「人並みの食欲と、規則的なお通じがあれば、標準より痩せめでも心配はない」「むしろ長生きする」と言ってるし、どうも飽食日本の昨今“太り過ぎ”に比べて“痩せ過ぎ”は危機感を持たれにくい傾向にあると思う。
すごくもりもり食べてバリバリ鍛えてそうだし、もうそう若くもない(35歳)のに肥らないねぇ、さすが体質が骨の髄までアスリートなのかなと思っていたイチロー選手が実は胃潰瘍だった…ってのもありました。細い話をすれば真っ先に思い浮かぶアンガールズの2人、NON STYLE石田、さくらんぼブービー鍛冶くん、こないだ『爆笑トライアウト』で初めて見たキャラメルマシーンのアシスタントのほうなんか、大丈夫だろうな。
相方との比較で折れそうなのに、土壇場で逆切れするのが持ち芸だったカンニング中島も残念な最期になりましたし……って引き合いに出す例が不謹慎過ぎるな。
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