昨夜、森下は京都に帰った。
いつものように午前1時にさつきを送る。
塾に戻って豆腐を食べながら焼酎を飲む。
アキラの親父がえらく早い時間、午前3時あたりに更新している。
アキラの親父は福井、暖冬とはいえ豪雪地帯であることに変わりはない。
12月下旬から3月の終わりにかけ、雪に閉ざされたなかで暮らしている。
悠志の出願大学は島根大学工学部。
島根大学は医学部が出雲にあり、それ以外は松江にある。
ここもまた豪雪地帯。
地理が苦手な悠志、松江に雪が降るなんて思ってなかったとか。
二次試験は2月25日の日曜日。
悠志は午前8時代の近鉄で名古屋へ、そして新幹線で岡山。ここから伯備線で米子から松江へ。
松江の到着時刻は午後2時前・・・意外と早いな。
それなら十分に試験会場の下見時間がとれる。
後期は山口大学、・・・ここもまた雪を避けて通れない。
温和な三重で育った奴が降りしきる雪の山陰で暮らす。
1年後の土産話が楽しみである。
さつきは昨日から全国入試問題の社会と理科に入った。
北海道から地道に解いていくツアーだ。
午後3時30分、果穂が姿を見せる。続いて真梨子も。
今までに使用した私立のプリントはいらない。
俺の判断で中3の机から捨て始めている。
ちなみに雑紙は来週の火曜日・・・内視鏡検査の2日前だ。
怒涛に捨てる。
これからは記述のワンダーランドだ。