２月６日

昨日から雑紙の整理。
今日のゴミの収集、塾周辺はビンだが俺の実家のほうでは雑紙。
朝まで整理してエスティマで運ぶ。
朝食を食べて塾に戻る。
今日は三重高の発表だ。
三重高が本命だった晃平、今イチ手ごたえないらしく昨夜は公立の理科と社会を解いていた。

中３は去年の全国入試問題に入っている。
最低一日に社会・理科ともども１県ずつ。
そこへ数学の新傾向がらみと英作文を混ぜていく。
さじ加減が個人に任せる。
社会では宮城県の社会・・・有効求人倍率の移行と派遣社員に代表される雇用形態の推移が三重公立対策には参考になる。


今日は公立推薦入試。
各中学では早く終わっているはずだが、誰からも連絡がない。
粛々と掃除を進める。

智博が昨夜姿を見せた。
広告の見積もりを出すようにと言ってあったが、その返事だ。
先日やって来た鼻谷から貰った『三重人』の最新号を手渡す。
智博が新入社員募集の記事に目を通す。
「いやあ、これが１年前だったら良かったんですけどね」
その言葉に嘘はない？・・・本音かブラフか？

昨年末の突然の営業への配属決定。
逡巡する気配あり、しかし諦観もまたある。
そんなところに絶妙の『三重人』の求人募集・・・就職の神様も受験同様、とことん楽しみ尽くすようだ。
『三重人』の試験を受けてみるのも選択肢のひとつ。
しかし同時に４月からの営業配属で俺が智博にできること・・・広告出稿。
しかし今の状況だと奥さんには言いだしにくく、それでも鬱々たる思いのなかから出た見積もり依頼だった。
奥さんにはこれ以上ないくらいに苦労をかけている。
この状況でこの広告の見積書を見せる勇気、臆病者の俺には・・・。

もし広告出稿が可能ならば、25日の東京大学受験日当日の写真。
受験する岡南と愛（東京大学分課Ⅲ類１年）の赤門前でのツーショット・・・これしかない。
テーマは綿々たる紡ぎ。
越知を乗り越えようとして越知の背中を眺めながら勉強した前田。
その越知は北海道大学を受験する斎藤を見送ろうと北海道まで飛ぶ。
東京に憧れた小娘が６年間に渡りウチの塾で一人旅を続け去年その夢を叶えた。
その背中を眺めながら冷房も暖房もない幽霊屋敷と異名を取る古い塾で過ごした岡南。


俺の奥さん、レスリングで金メダルを取った吉田選手のお母さんにテニスを教えてもらっている。
その吉田コーチが奥さんに言ったそうな。
「うちの亭主は県職員でしょ。だからレスリングをコーチしてもお金は頂けないのよ。生活費のことに委細構わず、好きなことしてるんだから周りは大変。典ちゃん（奥さん）なら私の気持ち分かるでしょ？」
当然、俺の奥さんは意気投合であり、そんな話を聞かされる俺は一層広告ネタを振れなくなるわけで・・・前略＊＊＊様。


併願組では一番不安だった果穂が三重のBに受かった・・・心底安堵。
後の不安は専願の晃平・・・。
その晃平から俺の携帯に連絡・・・「はい、こちら久居警察！」
受けない・・・落ちたか？
「先生、どうやら合格通知は明日らしいって」

毎年のように合格通知到着にばらつきがある。
今年は久居地区は今日到着、しかし南郊地区は明日にずれ込んだ模様。