らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

処暑とは

2008-08-23 | 季節

大阪南部の熊取では「処暑」の今日、小雨の朝を迎えました。
7月以降、殆ど雨が無く、田畑がからからに乾き、農家が悲鳴を上げていましたが、
今日のこの雨が、恵みの雨になるように十分降って欲しいものです。

・秋の七草の一つ、模様の入った「尾花(すすき)」です。


さて、今日8月23日は二十四節気の一つ「処暑」です。
「処暑」とは、暑さが峠を越えて後退し始める頃の意味とあります。
また、天文学的には太陽が黄経150度の点を通過する瞬間を言います。

暦便覧では「陽気とどまりて、初めて退きやまむとすれば也」と説明しています。

昨日の新聞には「大阪の真夏日は43日でストップ」の記事が載っていました。
7月9日から続いた最高気温30度以上の日が、一昨日の21日に29.2度となったようです。

その日は、私の住んでいる泉州・熊取地方では温度計は30度を超えていましたが、それでも、それまで続いた猛暑日と比べると格段に涼しく、秋を感じた1日でした。

暦の「処暑」どおり暑さが峠を超えたのでしょうか?
このまま秋になって欲しいものです。


「松尾芭蕉」の秋の句を二題

 ・「初秋や 海も青田も 一みどり」       
  (はつあきや うみもあおたも ひとみどり)

  解説: 重辰に対する挨拶吟、 鳴海潟の大きな景観を褒めることで挨拶とした。
       (鳴海潟は東海道五十三次の40番目の宿場「鳴海宿(名古屋市緑区)」
        にあるようです。)
                     
 ・「夏かけて 名月暑き 涼み哉         
  (なつかけて めいげつあつき すずみかな)

  解説: 今はすでに秋。今宵は中秋の名月だが、夏から秋にかけてむやみに
       暑く、月見の今宵も夕涼みの気分である。