秋味
2016-09-26 | 季節
秋刀魚が美味しい季節となりましたね。
今年のサンマの値段は、東京築地市場に初入荷した7月頃は1匹あたり3300円という過去最高値がつき、秋刀魚はもはや庶民の魚ではなく、高級魚になったと言われていました。
しかし、ここにきて水揚げ量も戻り、値段もようやく落ち着いてきたようで、私たち庶民の口にも入るようになりました。
ところで、サンマと言えば秋の味を代表する魚で、所謂、「秋味」と思っていましたが、秋味はサンマではありませんでした。
そこで今日は「秋味(あきあじ)」について調べました。
サンマは秋の味覚の一つではあっても「秋味」ではありません。
秋味とは、サンマや栗のことではなく鮭(塩ザケ)のことを言うのだそうです。
俳句の世界で「花」といえば「桜」のことを指すように、秋味とは鮭(サケ)を意味しており、秋の産卵の頃に日本の川を上る鮭(=白鮭)のことを秋味と言うようです。
私は、「秋味」は「秋の味覚」と同じ意味と理解していましたが、これは間違いでした。
「秋味=秋の味覚」ではありません。
「秋味」とは鮭(塩ザケ)のことなのでご留意ください。