飲食店で会計をするとき、店員さんに「お愛想をお願いします」と言うことはありませんか?
この言葉は本来、客が使うと失礼になるようです。
何故なのでしょうか?
そこで今日はこの表現の本来の意味を調べました。
「お愛想」という言葉は、会計時に店側がいう言葉で、その意味するところは、
『今日はわざわざお越しいただきましてありがとうございます。こちら、色々と不手際などございましたかもしれませんが、それなのに、会計のことを申し上げるなど愛想のないことで恐縮です。大変失礼いたしました。どうぞまた、これに懲りずにお越しくださいませ』という意味が含まれているのだそうです。
では、「お愛想をお願いします」を客が言うと何故失礼になるのでしょうか?
客である私たちが店の人に「お愛想!」と言えば、「このような愛想のない店からはもう出たいので、精算してくれ」というニュアンスになってしまうのだそうです。
従って、飲食代を支払う時は普通に「お会計お願いします」とか「お勘定お願いします」という言い方にした方が無難なのだそうです。
言葉の本来の意味するところを理解して、失礼のないようにしたいものですね。