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らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

一期一会の本当の意味

2016-09-07 | 雑学

「一期一会」という熟語があります。
この言葉は、「今日出会った人には二度と会うことが無いかもしれないのでその出会いを大切にし、誠心誠意尽くすこと。」の意味で解釈されている方が多いと思います。
もちろん、色々な場で出会う人との出会いを一つ一つ大切にすると言う事は間違いではないのですが、本当の意味の一期一会はこれだけではないのです。

元は千利休の言葉とされており、本当の意味は、茶会に臨む際には、その機会は二度と繰り返されることのない、一生に一度の出会いであるということを心得て、亭主・客ともに互いに誠意を尽くす心構えを意味する言葉なのです。
「一期一会」の「一期」は仏教用語で、人が生れてから死ぬまでの間を意味し、「一会」は主に法要などで一つの集まりや会合を意味しています。

茶会に限らず、広く「あなたとこうして出会っているこの時間は、二度と巡っては来ないたった一度きりのものです。だから、この一瞬を大切に思い、今出来る最高のおもてなしをしましょう」という含意で用いられ、更に「これからも何度でも会うことがあるかもしれませんが、もしかしたら二度とは会えないかもしれないという覚悟で人には接しなさい」という戒めの言葉なのです。

一生に一度だけの機会そのものを指す語としても用いられます。
その心は、生涯に一度しか会うことがないと思えば、その一度にすべてを賭けます。
短い出会いほど、その一瞬に、心の絆を結びたいものです。
日々、多くの人と出会っていると、往々にしていい加減な心で会ってしまい、その人から何も学ぶことが出来ないかもしれません。

そのときに会う人とは、もう今後二度と会うことはできない、その心持で一瞬一瞬を大事にしなさい、
という一期一会。
毎日会う家族や、友人や、職場の人たち、そして、初めて会う人たち、すべての人に対し、今日が最期といいう気持ちで、誠心誠意接することが本当の意味の『一期一会』なのです。