らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

トルコ旅行(その7)パムッカレ(石灰棚)

2009-04-28 | 旅行

昨日のヒエラポリスに続き、今日もパムッカレの世界遺産(石灰棚)をご紹介します。

パムッカレは、トルコ語で「綿の城」という意味を持ち、トルコ有数の温泉保養地といわれています。
ここにある石灰棚は遠くから見ると雪が積もったように見えます。これが世界的にも珍しい大規模な石灰棚です。

・まるで雪に覆われているような感じの石灰棚です。


この石灰棚は、ヒエラポリスの手前に位置しています。
(昨日ご紹介しましたヒエラポリスの全系図で、手前に白く描かれているところです)

・石灰棚の中に入ることが出来ます。


石灰棚の上は滑らかではなく、でこぼこやさざ波のような状態で固まっているので、歩くと足の裏が痛くなります。


この石灰棚は、台地上部から流れ出る石灰成分を含む湯が、長い時を経て結晶し、台地全体を覆ったものです。
真っ白に覆われた様は雪山のようであり、ぽってりと幾重にも重なり合った石灰棚は段々畑のように広がり、ブルーの湯をたたえている姿は幻想的で素晴らしいものです。

・段々畑のように広がっている石灰棚です。


・湯だまりの鮮やかなブルーがとても印象的でした。


この石灰棚を望む丘の上には、昨日ご紹介しましたペルガモン王国跡やローマ時代の遺跡(ヒエラポリス)が広がっており、石灰棚と共に「ヒエラポリス・パムッカレ」の名称で世界遺産に登録されているものです。

・波が打ち寄せているように固まっています。


この石灰棚の上にあるアポロ神殿の跡に、現在パムッカレ温泉となっている温泉プールがありますが、このプールの底にはローマ時代の遺跡がゴロゴロしている珍しい温泉です。
世界3大美女の一人と言われているあのクレオパトラも、この温泉に入ったと伝えられています。
また、現地のガイドブックにも次のような話が紹介されているようです。
  『気立てはいいものの器量の悪い娘が年頃になっても言い寄る男がなく、結婚できなくて死のうと思い石灰棚の上から身を投げました。
   ちょうどその時、地主の息子が狩りからの帰りに、浅い石灰水の中に倒れていた美しい娘を見つけ館につれて帰って手当てをしました。
   そして、娘が回復したときに男はその美しい娘と結婚したと言うものです。』
この話やクレオパトラの伝説のように、石灰水は肌にいいことは確かなようです。



パムッカレに来る途中には大理石の山がありました。
トルコは大理石が豊富に産出されるようです。宮殿跡や各地の遺跡では大理石がふんだんに使われていました。

・大理石の産出現場です。


あすはエフェスの遺跡をご紹介します。



コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする