らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

隠元禅師とインゲン豆

2009-04-03 | 雑学
今日はインゲン豆を日本に持ってきた隠元禅師の命日(1673年4月3日)です。

「隠元禅師」
隠元禅師は1592年(中国:万暦20年、日本:文禄元年)11月4日福建省、福清県の生まれで、俗名を林曾炳と言います。
隠元禅師は中国福建省の黄檗山(おうばくさん)萬福寺(古黄檗)の住職で、日本からの度重なる招請に応じて、1654年(承応3年)63歳のときに弟子20人他を伴って来朝しました。
禅師は後水尾天皇や徳川四代将軍・家綱公の崇敬を得て、京都宇治に9万坪の寺地を賜り、寛文元年(1661年)に禅寺を創建し、中国の古黄檗を模して、黄檗山(おうばくさん)萬福寺と名付けたそうです。
禅師の道風は大いに繁盛を極め、道俗を超えて多くの帰依者を得たと言われています。
そして、停滞していた日本の禅宗の隆興に偉大な功績を残したことにより、日本禅宗中興の祖師と言われているそうです。

・重要文化財となっている隠元禅師80歳の姿です(萬福寺HPより)
                                    

・「インゲン豆」
 インゲン豆は、この隠元禅師が禅の「普茶料理」の材料として普及させたもので、このことから「インゲン豆」と名付けられたそうです。

・昨年秋に我が家で栽培したインゲン豆です。

 
・「普茶料理」
 「普茶」とは、あまねく(普く)多数の人にお茶を差し上げると言う意味で、お寺での行事について協議や打ち合わせの時に、茶礼という儀式を行い、その後の謝茶(慰労会)で出される中国風精進料理のことです。

・普茶料理です。(萬福寺HPより)