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ドアの向こう

日々のメモ書き 

春の妖精

2009-04-07 | 別所沼だより

   
    柳はサラサラ  風に吹かれ  メタセコイアも芽ぐむ春
     沼は やわらかに微笑んだ
    
      オキザリスが咲いて  きょうは黄色い帽子の ちいさな妖精がいます    
       なにか みつけたの
         
           

     

   
    鬱金桜は 咲き始めたばかり  満開の鬱金  2008年  2007年

   

          ベニカナメモチの新芽が ツヤツヤして うれしそうです
           チャッカリ屋の ホトトギスが唄うのも間もなくですね

                   -☆-

              ある日 小鳥をきいたとき
              私の胸は ときめいた
              耳をひたした沈黙シジマのなかに
              なんと優しい笑ひ声だ!

              にほいのままの 花のいろ
              飛び行く雲の  ながれかた
              指さし 目で追ひ――心なく
              草のあひだに  憩ヤスんでゐた

              思ひきりうつとりとして 羽虫の
              うなりに耳傾けた 小さい弓を描いて
              その歌もやつぱりあの空に消えて行く

              消えて行く 雲 消えて行く おそれ
              若さの扉はひらいてゐた 青い青い
              空のいろ 日にかがやいた!

                               立原道造  鳥啼くときに
         式子内親王《ほととぎすそのかみやまの》によるNachdichtung

    ほととぎす そのかみ山の 旅枕 ほのかたらひし 空ぞわすれぬ 
                                  式子内親王(新古今)
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コメント (2)
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