ドアの向こう

日々のメモ書き 

優しい影

2006-07-22 | 道すがら

   鳩待峠口から山の鼻ビジターセンターより、 いよいよ尾瀬ケ原に入る。 木道を歩くあいだずっと、 後ろから呼ばれている気がした。 聞き慣れたその名に似ていたから…  

   水芭蕉は、 花を終え(じつは花を守る仏炎苞)、 ほんとうの花はグリーンのつぶつぶチップをつけたキャンディーのようだ。 無愛想に立ちあがり、 大きな葉を広げている。     金光花  ニッコウキスゲ  田村草  アヤメ  サワラン  サワリンドウ ワタスゲが出迎えた。  カラマツソウ は 白い糸のような雄蘂が美しい。 

  写真には入らないが、 左奥に 燧ケ岳ヒウチガタケ、 ふり向くと 雪渓が見える至仏山シブツサン。  途中雨だったが、 現地は晴れ、 湿原に爽やかな風が吹く。 未草 も小さな花を咲かせている。 まだ1時半。  

  太陽の下、 水の上、 やさしい影が通り過ぎた。  

    !  大雨の被害に遭われた皆さまに お見舞い申しあげます。

      

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