別所沼だより

詩人で建築家 立原道造の夢・ヒアシンスハウスと別所沼の四季。
     

足を空に

2013-12-23 | 自然や花など

  冬枯れの庭で咲く菊は 凛々しい姿

霜に耐え 

 それでも  あでやかに    
 

  冬芽をつける桜など 神々しい  (市内 本太で)

 

 足を空に惑い…
  あわただしく 用事ついでに散歩するこの頃


 

 井原西鶴 「八百屋お七ものがたり」のはじめはこうだ。

12月の江戸 。 ならいの風がつよく、 雲の動きまで早い。 新年を迎える準備も忙しく…

 その中に 「足を空に惑う」が出てきた。それは兼好法師の徒然草の一節とある。 どこに出てくるのかな。 足を空に… てんやわんやの忙しさ  目に見えるよう。 ならい… 冬の強い風。 年末をあわただしく駆け回って過ごす人々、 いつの世も変わらない。

 

 

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枯れ葉

2013-12-15 | 別所沼だより

 ガイドの日  部屋はぽかぽかと暖かかった。
 詩人の夢とにほひのなかで ひっそりと本を読んで過ごした。
 
  同人誌   孤帆(こはん) Vol 36    
  作品の底流に音楽がある…
 語と語の響き合い 韻文のリズム 散文のリズミカルな表現  不協和音…
 リアリズム… 「北原立木」

 
表紙からもリズム 音を感じて愉しんだ。 力作のつづきは家でゆっくり味わいます。 

 もっとたのしくてよいでせう
 明るい色に塗りませう 
 わるい筆だがかまはずに
 もつとたのしく描きませう
  これはお前の似顔です
 似てない姿がとりえです

     立原道造  「もつとたのしくて」 


 

 

 

 風が吹くと枯れ葉が舞った  あたり一面染めあげて
   静かに流れ 降り積もる 

 

  建築が好きな男性は、 時間をかけて熱心に見学された。
 近所に住んでいてもヒアシンスハウスを全く知らなかった方など。 
ハウスの存在はあまりにもしぜんで、風景の中に溶け込んでいるらしい。
木の家の香りとぬくもりを楽しんでくださった。
 来訪 午前に集中して 大人5名  子供7名。  
   みなさま ありがとうございました。

 

 

 

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皇帝と

2013-12-04 | 自然や花など

 散歩道で 見あげるほど高い花

  空いっぱいに咲く 皇帝ダリア、 美しく大きい。


菊は 季節を惜しむように

   ちいさなスプーンか 箆のような花びら

  こちらは先がくるっと巻いている

  道ばたに伏して小菊の情けあり  風生

 

  しらぎくの夕影ふくみそめしかな  万太郎

 

  

 足もとのマリーゴールド  いまだ元気で乾燥につよい。

 

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