冬枯れの庭で咲く菊は 凛々しい姿
に
霜に耐え
それでも あでやかに
冬芽をつける桜など 神々しい (市内 本太で)
足を空に惑い…
あわただしく 用事ついでに散歩するこの頃
井原西鶴 「八百屋お七ものがたり」のはじめはこうだ。
12月の江戸 。 ならいの風がつよく、 雲の動きまで早い。 新年を迎える準備も忙しく…
その中に 「足を空に惑う」が出てきた。それは兼好法師の徒然草の一節とある。 どこに出てくるのかな。 足を空に… てんやわんやの忙しさ 目に見えるよう。 ならい… 冬の強い風。 年末をあわただしく駆け回って過ごす人々、 いつの世も変わらない。