ドアの向こう

日々のメモ書き 

旅の思い出

2015-03-22 | 道すがら

 法華寺ではたくさんの花が迎えてくれました

回遊式庭園の 寒あやめ 

 こちらは めずらしい金魚葉椿
  葉は まるで金魚の尾びれのよう
       この椿 ルピナスさんちにも あったなあ

椿磯隠 イソガクレは 侘助のように小さな花です

  東書院で開催中の「春の古代ひな人形展」で 
 歴代の門跡が持参された ひな人形や天皇家より拝領の御所人形など拝見しました。

 ほかの花々を ゆっくりご覧ください

 

 

  

 

 

 

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馬酔木の森

2015-03-19 | 道すがら

馬酔木を探して 依水園へ。 濃い紅と

 透きとおったピンクもいい

 花ぶさの雨となりたる馬酔木かな  碧雲居

 

 


 

 旅は5日目 19日は朝から冷たい雨であった。
猿沢の池、元興寺をめぐりようやく春日の森にたどり着く。

 鬱蒼として及ばないひかり、 天蓋の開いたところに幾本か白花をつけている。
 吹き降りとなり冷えたからだに濁流の激しい音が無情に響いた。 

 家持のように可憐な花を袖に入れてみようか…

 池水に影さへ見えて咲きにほふ馬酔木の花を袖に扱入(コキ)れな  巻20・ 4512

   磯の上に生ふる馬酔木を手折らめど見すべき君が在りと言はなくに  大伯皇女

  

   

    

    見すべき君… に  もうお会いすることもできない

 

 

 

 

 

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梅まつり

2015-02-24 | 道すがら

  曇り空を晴らすような紅です
  濃淡重ねて華やかでしょう。

   大宮梅まつり ただいま開催中

 

 

  藪椿も惹かれます

 

  花びらが退化した茶筅梅などめずらしく 鄙びた風情に魅かれます。

 


 

 園内の梅ほとんどが蕾…  週末はどうでしょうか 

  全国陶器まつりも賑わっています

 

  

 

 

 

 

 

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立春

2015-02-04 | 道すがら

  荒川の土手からみる ぼんやり霞む富士山です
 見えませんかね  中央の高い木の上に

     

    春もやや光りのよどむ宙のさま  蛇笏

 

  風は頬に冷たいけれど  
   のんびりゆったり広がる 河川敷の畑

 

  ハンマーの柄のような ずいぶんと長いくちばしの

 

  シギを見つけました
   うららかな春の光を浴びて 獲物を待ってるのか

 

   大地の呼吸が感じられそうな場所

 

   
   冬よりも小さき春の来るらし  瓜人

 

 

 

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紅葉狩

2014-11-11 | 道すがら

 

  ツアーバスで箱根町に着いた。 

 

  芦ノ湖のほとり 東京箱根間大学駅伝の像  ここで折り返すのね
 熱戦が浮かびます。

 

  海賊船で桃源台まで

2階 船首から  小雨にけむる木々の色

 遠足や家族旅行で何度もきているけれど 紅葉ははじめてかな

 

 ロープウェイから  
 眼下にうねる錦のひろがり  
  

 大涌谷で大粒の雨・・    黒たまごの漆黒

 


  黄赤や緑が濡れて鮮やかになった


 チューブから出したてのあの色この色 
  みごとな景色を描いたのは 誰かしら   
 

  強羅から  箱根湯本へ  (登山電車

スイッチバック方式でジグザグに進む  (大平台駅

 

  木の間を縫って  

 

右へ左へ 夢中で撮った

 赤い電車にゆれながら 遠く思いを馳せている

 

  寄木細工が飾られて
  新しいものより  古雅な香りが好もしく

 

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運河に沿って

2014-11-03 | 道すがら

 帰りは 天王洲アイルで下車。  運河に出ると水門の横、 遠慮がちに帆船が見えた。


 倉庫を改造した おしゃれなレストランで


  熱いコーヒーを飲もう。 
 水面にひかりの粒が躍っている。 食器のふれあう音  ざわめき 小声の会話を楽しんで
明るい陽が日除けを照らすと ルノワールの絵も浮かんできた。 

   T. Y. ハーバーブルワリー
   

 

 
  ここまで10700歩   

 

 元気を取りもどして  品川駅まで歩く
遊歩道をいくと 対岸から見えた東京海洋大学の雲鷹丸が
 大きな姿を現した。 役目を終えて今は陸にあがっている。

 

  いつも水辺は 気持ちがいい。 心地よい風が流れていく。 

   連れはどんどん行ってしまう。 
 

 お~い  待ってよ!
    ストレリチアが咲いてるよぅ 
 

 背中ばかり追っかけて スケッチしないのも残念だった。 
  16638歩 11.6km

 

 

 

 

 

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伏見ウォーク

2014-09-05 | 道すがら

 幕末ただよう「水の町」 伏見を訪ねる。 京阪三条~中書島~伏見へ

 長建寺

 京都で唯一、御本尊が弁財天(八本の腕を備えた八臀弁財天) 
福徳、知恵、財宝を与える仏様  ご利益がありますように。

 

赤い土塀を廻って 唐風山門前に立つ。  付近を通る船の守護神とも。

 境内にある句碑
   花人の落ち合ふ驛や中書島(チュウショジマ)   虚子

 

秀吉が伏見城を築いた際に資材を運ぶために開削された「宇治川派流」。 
 ゆったりとした流れに浮かぶ十石舟。 

 

 月桂冠大倉記念館(酒の博物館) では 酒造りの工程を見学、 試飲もできる。

坂本龍馬が襲われた寺田屋へ 歴史好きなら一度はどうぞ

 昼近く、 てくてく歩いて 「ごこうぐうさん」 と親しまれる御香宮神社へ


 

  境内から湧きでる水は御香水… 
飲むと病がたちまち治るとか 名水をいただきました。

 

他はアルバムで どうぞ

 

 

 

長いこと旅のアルバムにおつきあいくださいましてありがとうございました。
 
 9月5日 10k 14369歩

 

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虫の声

2014-09-04 | 道すがら

妙徳山華厳寺(鈴虫寺)で鈴虫の声。 その数1500匹?(聞き間違いかもしれない) マイクを使って流しているかと思うくらいの音量で、 ケースのなかに夥しい数の鈴虫がいる。 電灯のやわらかなひかりのもと我先に鳴く。 説法のあとお茶をいただいた。 お地蔵さまに願いごとをして写真は撮れなかった。



 次いで月讀神社、松尾大社まで歩く。 このころから雨脚強くなる。 ニュースで福知山市と綾部市で1時間に約90ミリの猛烈な雨と伝わる。 リュックも靴もぐしょ濡れです。 

 

 

 

 

 

 9月4日 7.3k  10446歩

明日は伏見へ   

 

 

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苔寺

2014-09-04 | 道すがら

 京都駅前から1時間ほどバスに揺られ西芳寺(苔寺)へ。 
予約は10時。 本堂にあがると外国人もそろって座禅和讃などあり。 

   衆生本来仏なり 水と氷の如くにて 
   水を離れて氷なく 衆生の外に仏なし……

写経についで庭園散策。 

 満を持して降りだす雨。 傘を広げ列の後ろにつく。 右手にカメラ、左は傘、 足もとに注意をしながら画像がぶれた。 

 1339年(暦応2年)、今から650年前夢窓国師が再興したと伝わる。

 変わらぬ姿で じっと息づく緑苔、 変化はないだろうか。 
温暖化など環境問題が心配になる。

 

 心字形の池のまわりを歩いた。  旅なかば… 雨にぬれて、 緑がいよいよ冴えてくる。

 

 

 

 

 

 

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東福寺

2014-09-03 | 道すがら

 知らないせかいへいざなう橋      

 方丈の名園にたたずみ一切を忘れた (八相の庭
 連なる大伽藍と歩廊橋など 季節を問わず訪ねたくなる 

 

 国宝 三門  

  圧倒する建築  その技  芸術や歴史   自然など 感動がいっぱい  

 通天橋 

 以下に 家族のためのアルバムです

 

 

 東福寺HP でもお楽しみください

 9月3日 18819歩

 

 

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仙洞御所

2014-09-03 | 道すがら

  何か月も前から申し込んでいた仙洞御所の参観は11時から。 早く着いたので、 まず近くの盧山寺へ。 御所から梨木神社、寺町通をはさんで盧山寺です。

 ここで結婚生活を送り一人娘の賢子(カタコ 大弐三位)を育て源氏物語を執筆した。


 

めぐりあひて見しやそれともわかぬ間に雲がくれにし夜半の月影  紫式部                                     有馬山ゐなの笹原風吹けばいでそよ人を忘れやはする  大弐三位(ダイニノサンミ) 

 白砂と苔の源氏庭に 名残り桔梗の

 紫が揺れる。  盛りの花は 蘆山寺HPにて

 

頃よく 宮内庁職員のご案内あり。 昨年参観の京都御所東南に位置する。
 仙洞御所とは、皇位を退かれた天皇(上皇、院などといわれる)の御所で、 御水尾上皇の御所として江戸時代初期の寛永7年(1630)に完成した。と同時に 北に接して東福門院(御水尾上皇の皇后)の女院御所も建てられた。 (パンフレット)

粒のそろった洲浜の石は 石一個につき 米一升とか
洲浜の西に 柿本人麻呂を祀った小社もある。

 藤棚のある八つ橋など愉しむ 

 午後  東福寺へ

 

 

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修学院離宮

2014-09-02 | 道すがら

 10時より 修学院離宮参観  

比叡山のふもと、東山連峰の山裾に後水尾上皇と皇后和子(将軍徳川秀忠の娘)の山荘として造られた。 上・中・下の三つの離宮(御茶屋)からなる。
借景の山林、 松並木の道と、 両側に広がる田畑に初秋の彩りをみる。 総面積54万5千㎡、雄大な自然とともにある離宮の美を味わった。

 

 離宮の間に点在する農地、 8万㎡に及ぶ。

 


 

離宮からタクシーで修学院駅に着き、 叡山電車鞍馬行に乗る。 鞍馬駅前のひなびた店で蕎麦の昼食。 仁王門(俗界より浄域への結界)よりケーブルで多宝塔駅、 これより貴船神社まで1893mを歩くのだ。 はじめは石段をのぼり木の根道へ、 鉄幹・晶子夫妻の歌碑も建つ。

 

 枕草子に 「近うて遠きもの」「くらまの九十九折(ツヅラオリ)といふ道」と記した 九十九折参道。 牛若丸が修行に通ったところなど。

 詳しい画像はこちらから

 

 さて万歩計は  13.2km 18991歩

 

 

 

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鳳凰堂 

2014-09-01 | 道すがら

 午後は 宇治 平等院へ。 激しかった雨も小降りになる。

 優美なすがたの鳳凰堂。 極楽浄土の宮殿を模したとか 中堂・左右の翼廊・尾廊からなる。

拝観時間の関係で、先に鳳翔館を観る。 梵鐘、鳳凰一対、雲中供養菩薩像のうち26体、宝物類をゆっくり間近に鑑賞できる。 雲に乗って舞う菩薩、 奏でる菩薩…、 古雅な音楽がこころに鳴っている。 

13:50  鳳凰堂内部へ、 
国宝の本尊阿弥陀如来座像と二重の天蓋、雲中供養菩薩像、壁扉画など。 1000年の歴史ある装飾などおごそかな気もちで眺めました。 CGによる再現は見ていたけれど、あらためてここに立って壮麗さを感じ立派な堂内で拝むことができた。

 

 宇治川の鵜飼船。 橋を渡ると「宇治十帖」の碑が雨にそぼ濡れて

 宇治神社を拝み、 さらに進むと宇治上神社。神社建築で日本最古の遺構。  ここまで汗と雨にびしょ濡れだ。 それでも まだ一時間半くらいある、 醍醐寺までタクシーを飛ばした。  

 三宝院の庭園だけでもと見て ホテルに戻る。 外はまだ明るい。


 日本画のモデル 醍醐桜

バスや電車を乗り継いで 本日17279歩 
  

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京都 桂離宮

2014-09-01 | 道すがら

 雨にけむる桂川

 ようやく桂離宮参観です。 朝からよく降っていますが、 緑が洗われ情趣も深まりました。 桂離宮は後陽成天皇の弟、八条宮初代智仁(としひと)親王により、宮家別荘として1615(元和(ゲンナ)元年)創建。 父君のあとをうけて二代智忠(としただ)親王は研ぎ澄まされた美的感覚をもって在来の建物や庭園に調和させた中書院、新御殿、月波楼、松琴亭、賞花亭、笑意軒等を増築された。(パンフレットより)

 これが有名な桂垣
  敷地内のハチクを、植えたまま外側に曲げて枝葉を編んでいる。
 緑がすがすがしく青々としてまさに「竹の春」。 蒸し暑さも何のその… 期待に胸は高鳴る

 随所にみられる洗練されたデザイン、美意識、 遊び心。 自然の美しさに立ち尽くす。 襖の引手や壁の意匠、 手水鉢や灯籠の 延段や飛び石の、こめられた熱意にため息が出る。 窓の格子さえ木や竹を編みこんで、どれもデザインが違うから 

 見上げれば アオサギ
 足もとには あざやかな茸… 

 

 

御幸門から入ります。

 

 

 午後は 宇治へ向かいます。

 

 

 

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人知

2014-06-27 | 道すがら

 ホテルより  眼下に望む遊園地に 

 ジェットコースターや観覧車。 小雨が降っているようだ。

昨日は地下トンネルを走った。 けさは関門橋を通って宮島へ。雨は止んだ? こちら側は降っていない。

 

 

厳島神社は2度目、 

 

 切手で、 慣れ親しんだ錦帯橋を渡るのがたのしみだった。

 

 錦帯橋  (写真 ANA機内誌より) 

 築城技術を取り入れて 流されない橋。 五連構造、 うつくしいアーチ。


 錦川をのぞくとアユ釣りの最中だ  

 

 

 

自然に溶け込む厳島神社、 錦帯橋の構造、木組みの技など、 関門橋や地下トンネルのこと、技術の結晶、 人知を尽くした造形美に感動する。 旅日記は ここでようやく終える。

 

 

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