別所沼だより

詩人で建築家 立原道造の夢・ヒアシンスハウスと別所沼の四季。
     

カイノキ

2010-11-27 | 自然や花など

 近くの公園に自慢したい木があります。 
 名は 楷樹(カイノキ)  (とねりこばはぜのき)
ごくまれにしか見られない珍しい樹木です。

 目通り幹まわり1.69m。 根まわり1.85m 高さ約16m 中国原産
ウルシ科の落葉高木。 雌雄異株。  ご案内によれば

 浦和市指定天然記念物。 北浦和公園のこの場所にあった 旧制浦和高等学校の漢文科教授が 大正14年に中国出向の折、 曲阜の孔子廟を訪れ、墓上を覆っている大楷樹の種子を数個拾い、 帰国後に種を播いて育ててきたものです。 
 
 カイノキは 大正4年白沢保美林学博士が中国の孔子廟から種を持ち帰ったのが最初で、 岡山の閑谷学校などに現存する。
 

  調べてみると、 湯島聖堂 乃木神社 井の頭公園 多摩森林化学園など 他にもありそうです。

   カイノキとモミジの競演にうっとり 

  カイノキの細葉がハラハラと舞った
    

  散らねども かねてぞをしき もみぢ葉は 今は限りの色と見つれば
                         (古今集 よみ人しらず)

  これ以上はない 極限の色   どうか散らないで…


 
 紅葉襲を こころゆくまで堪能して 
  濃紅 濃黄  赤朽葉  黄朽葉  蘇芳スオウ 濃蘇芳
  落栗色 淡紅 淡朽葉  青  緑青  薄紫  檜皮色
  濃二藍


 今日の主役はこちら…  
  カイノキの葉が揺れて軽い音をたてた  

   眼つむれば今日の錦の野山かな   虚子

  季節を変えて この方のところに大きな写真が載っています

 

 

 

 

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沼の秋

2010-11-24 | 別所沼だより
<
<キンクロハジロと鴨の群れ
<<<<<


 雰囲気を変えてみました

   画像をソフトに 視点を変えて

  



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秋深し

2010-11-23 | 自然や花など

    

    
   雨の舗道を 華やかにしていたネリネ。 往来を楽しませる。
   
       彼岸花科 ネリネ属  
       ネリネは ギリシャ神話の水の神 
          別名 ダイヤモンドリリー
       花言葉   また逢う日を楽しみに




       

     錦木に寄りそひ立てば我ゆかし    虚子
     錦木や鳥語いよいよ滑らかに      耕二
 

  錦木は枝に翼があるのですぐに覚えた。 
    鮮やかな色はきっと目に留まる。 

           -☆-

   勤労感謝の日。 いいふみの日。 一葉忌。 手袋の日。   
  秋が深まってきた。

           -☆-

   友のプレゼントは来年のカレンダー。 絵は青木乃里子さん。 好きな画家だ。 器の素晴らしさも見逃せない。 Tさんとおなじカレンダーを捲りながら元気を貰う。 じつは 手帳もとうに揃えていて、 いつ来年になってもおかしくない。 準備万端ととのえて待つ気分は良い。   

   

  おせちは手づくりときめて、 きまりもののほかに、 ローストビーフや中華などつくる。 みんなが喜ぶ。 料理は写真にも写して、それを参考に今年のプランを練る。 自分のため、今年も と毎年気合いを入れている。  

  ビルトインタイプのオーブンレンジは近ごろ調子が悪い。 タイマーは設定を無視して勝手気ままに長かったり短すぎたり、ひとりでに変わってしまう。 20年もたてば 寿命なのかな…   


 

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綿雲

2010-11-20 | 別所沼だより

 

  きもちのよい朝  紅葉が一気に進んでいた。 20名くらいが散らばって油彩がすでに始まっている。 他にもちらほら水彩など描いている、 絶好のスケッチ日和だ。
 ガイドの日、 備えつけの自由帳をみるのも楽しい。 これまで4回訪ね、 どうしても小さな家を建てたくなった。 2年前から探しているが工務店が見つからない。 どなたかお願いしたいと連絡先まで残している。 
 ハウスは木の香が良い、 ずっとここに居たい… などと。

     -☆- 

 ・夢の実現が気になって… 宮城から小さなお子さん連れて。 東京へ行く途中です。  柵もあるし、 甕に雨水をため農業をするつもりだったのかも知れない。 と一時間ほど楽しんだ。 
 ・蕨から自転車で。 男性6名、 これから志木へ。 別所の錦に誘われて思わず立ち寄る。 ひとりに説明していると、みなさんを集めて真剣に聴いてくださった。
 ・下木崎の県立浦和西高は、 埼玉県立浦和第二高等女学校として埼玉女子師範(現在の埼大教育学部附属中学)に併設され開校したという。 別所沼とは目と鼻の先。 こちらでの授業とともに、このあたりがとても懐かしい…  女性4名
 新聞で 毎月第4土曜 午後3:30から開催の「詩の朗読会」を知り、 参加してみたい。

・近くのご夫妻はなんどもいらしている。 木の香を愛でて、 記念館の閉館を残念に思う、 ヒアシンスハウスを永く続けてください。

         -☆-

 午後2時半ころ、 お客が途絶えてふと眼をあげると、 窓にスクリーンが現れて、 なかを積雲が泳いでいる。 不思議な体験をひとりじめした。 シュールな贈りものにワクワクして。  
  

 
 


    森は不意にかげりだす それは知らない夢のやうに
  水や梢はかげりだす 私がひとり笑はうとする
  くらく遠くの叢(クサムラ)に――

  そのあとちひさな光が溢れ 葉は一面に顫へだす
  森は風を待つてゐる 私は黙つて目をとぢる
  私は逃げるうすい綿雲を見ないため
  空に大きな光が溢れ 私はだんだん笑ひだす
        
              風のうたつた歌 その二  立原道造


 

   3時すぎて 外気はひんやり

 

  陽をあびたメタセコイアが燃える。 多くの訪問者が記念館の閉館をとても残念がった。 何とかならないか… 新聞の投書欄も思い出される。
 
 先の見えない時代、 詩は私たちに直接パンをもたらしてはくれない。 しかし、こんな時代だからこそ、 詩の持つ言葉の力が、 生きる勇気、励み、慰めとなる人たちがいることも事実だ…
 
 
福島の佐藤さんも記念館の再開を願っていた。
  
  来訪者 27名。 ヒアシンスハウスの務めも大きいと思った。

 

 

 

 

 

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タネの秘密

2010-11-12 | 自然や花など

  繊毛のある茎にちいさな粒は  
 
    虫でもいるのかな…


 

  よくよくみれば 莢がはじけて

       のの字のかたちが見えてるよ

 

  ひだまりに まだ咲いていた風蝶花です

 

 

 

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花ある君

2010-11-09 | 自然や花など

  夕暮れのあわただしい散歩   花々が呼びとめる

 

       

      薄紅ウスクレナイの山茶花は  初恋のイメージ     

 朝顔の枯葉をひけば山茶花のつぼみぞ見ゆる秋の暮れ方  晶子
                   
  
  鉄幹の晶子は 白萩の君
    白百合の君や 白芙蓉の君もいた 

     

     花にたとえられたら うれしいと思う   
        

     

     私は ないけど…

         

   

 

  

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夕暮れに

2010-11-06 | 自然や花など

     
  静かな空を  憂愁に染めて

   
         
        

        
      赤々と  重そうな夕陽
   
    秋惜しみをれば遙かに町の音   憲吉


         季節は急ぎ足で  明日は 立冬

 

 

 

 

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ようこそ

2010-11-05 | 別所沼だより
 

   秋の長岳寺楼門(11月中旬)   撮影 疋田 勉   

 夢まつりの日、 とてもうれしいことが もうひとつあった。 
  奈良の疋田さんがいらしてくださった。 ほんとうにありがとうございます。 お待たせして、 長い旅路のはてに、 ようやく言葉を交わしたのは、 ほんの束の間。 宝のようなじかんです。 はじめて直にお会いして手紙の疋田さんと瞬時に繋がりました。 「立原道造」(宇佐見斉著)の本をご紹介くださって以来 ときどきメールもして。
 手をとって胸がいっぱいになり ほとんどしゃべることもできませんでしたが、 午後の部に入ってからも、 いましがた はじめて会って、 すぐに帰られた疋田さんに、 すまない気持でいっぱいでした。 すばらしい行動力で、たいへんな思いを乗り越えていらした… と こころがふるえました。

        -☆-

  季節を変えて6回目、 高校生の頃から魅かれつづけた詩人に逢いたい。 奈良から夜行バスに乗って朝はやく別所につく。 立原道造のこと ヒアシンスハウスのこと、 深く受けとめてくださってほんとうにしあわせです。 疋田さん ありがとうございます。
 
 blogで知った蛙にもあいたいと 何度もたいへんな努力をしておいでくださいましたね。 30年前の、道造さんの(記事の)切り抜きをたずさえて。 そのたび 会えなくて。 顔も知らない、最初の頃は名前さえわからないのに… ただただ詩人に導かれるように お訪ねくださって。  ありがたくて、 どんなにお礼を言ってもいい足りないくらいです。

 いただいた写真集 「山の辺の四季」(東方出版)、 「万葉で綴る山の辺」は 美しい写真で歌のせかいを見せてくださるようでうれしいです。 疋田さんの行動力、 情熱がなければ私たちは決して出逢わなかった。 こころこめて感謝します。 
 古都に思いを馳せ、 長岳寺の紅葉に誘われて、 ご主人様のたいせつな作品をUPさせてください。 スキャナーの取り込みで少しでも感じが変わっていましたらお許しください。

 疋田さんも ご家族も どうぞおだいじになさってお過ごしくださいね。        
          

                   ありがとうございました。

 

 

 

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詩のことば

2010-11-03 | 別所沼だより

2004.11

  屋根が緑の苔に覆われた、 高原の林のみずみずしい生命を持つ家である。立原は追分村から浦和へと、時空を超えて天使のように飛翔し、ヒアシンスハウスで、水晶の十字架を持つ別れた少女と再会する夢を見る。 そして語りかける。 
                「浅間山麓の幻想」 永峰富一 (抜粋)

          -☆-

 第6回 ヒアシンスハウス夢まつり in 別所沼 
  午後の部
 ■<ああ 私は生きられる> -講演とシンポジウム- 
 (1)講演 「言語と建築-立原道造に考えさせられたこと」
                               
 原 子朗
  ※ プロフィール等 詳細はこちらを拡大してご覧ください。

  (以下にメモ書き。  敬称略)
  講師の膨大な引き出しからあふれ出る ことば、 ことばは 詩(ことばの寺)・詞(ことばを司るなんて。 支配できるものではないとの意味でしょうか)からはじまった。 深遠な話題 こころが踊る。
 
 ・多様な日本語、奥深さ ・道造が病をおしてまで何故長崎に向かったか、 当時の医学は長崎から(と考えたか) 茂吉の例も。
 ・建築家で詩人の立原道造。 詩と建築は似ている。詩は言語による建築。 ともに 組み立てられ。 空間に支えられている建築、 空白に支えられる詩 「ことば」。 いつかは廃墟となる建築に対して、 がっちり組み立てられた「ことば」はいつまでも残る。 
 限りなく広がり 「宮沢賢治語彙辞典」刊行のことや 「墨戯展」開催中とのこと、 特異の話術で盛りあがり興味深い話も時間を縮めて終わる (浅い受け手にいただくものが多すぎました。 誤字、表現など間違っていたらお詫びします) 
 
  参考 ・竹山 廣歌集   ・立原道造全集第4巻
  

 (2)シンポジウム 「願い・不安・虚無-立原道造の光と影」
  
司会:北原立木
  報告:
 
星 善博 「立原道造、詩に潜む虚無の影」Ⅲ
  ここで言う「虚無」は、普通に使われるような否定的な意味ではなく
 
 自己の存在そのものに迷い、何らかの問題を前にしても本質的な解決策を積極的には見出そうとせず、結果的に現状に安住し逃避してしまう傾向にあること、といった意味で 

  道造の詩の本質に迫り、こまやかに分析された。 今資料を読みかえし纏めようにもみなさんのことばがごちゃ混ぜになってしまいました。 ことば ことば ことばが頭を渦巻いています。

  心に残ることばを拾います。

  道造の詩は一見
 
無内容、 俳句にいわれる 無思想(石田波郷) に感じられる。 

  そういうことばが詩になっている。 それがこころを打つ、
 
 こころに響くのだ。
   
   
 種田元晴 「建築家・立原道造の原風景」
  立原は透視図を多く用いた。 着彩したものも多く、建築の背景として自然風景の描写が特徴。 建物だけ中央に配するのではなく、 山や樹木など細密に描かれている。詩作とも通ずる抒情的な(田園的建築観)と呼べるもの、 浅間山麓への憧憬…

 あらためて、 みずみずしい淡彩画のように鑑賞したい。  
 建築図面が にわかに身近になり あたたかみをおびてくる。

 高橋博夫 「意中の詩篇」
  「或る風に寄せて」 
 立原はなぜこのような詩篇を書いたのだろう
  
読めば読むほどに文脈をたどるのが困難だが それでいて惻々と伝わってくるのは そこはかとない寂寥感、喪失感…
  道造は詩集の覚書に 詩を「音楽の状態をあこがれてつくつた…」と書いた。

  読んでいると風に乗るようなリズムを感じた。 でも 文脈がよく分からない。 伺ううちに、 自分だけの疑問がとけたような、 すこし近づいてうれしかった。 彼の詩は寂しいが こころが洗われる、 透きとおるような繊細さ。 ことばの感度をあげて、 その手紙もなんども読み返す。 ガイドしながら読み、 お客さまにお聴かせしたりもする。  
   

 ・立原のご友人 小山正孝氏 その詩集。 ご子息により、会場に 立原のパステル画や設計図など所蔵品が展示された。  


 ■<夢みたものは ひとつの幸福>
  -埼玉詩人会のメンバーによる立原道造の詩の朗読-

    朗読: 小林登茂子・対馬正子・ふじわらなほこ
  それぞれ立原の詩二篇と 自作の詩を朗読してくださった。 
  目を閉じて聴く。想像する

 ■ <昨日の風は鳴つてゐた 林を透いた青空に>
       -フルート独奏-  
演奏 柴山祥子

  曲目 木管フルート 「シューストア」 ジャズのスタイルで
   「涙のパバーヌ」詩の朗読
   「枯葉」 「笛の楽園」 
  小鳥に歌を教える曲
 毎晩鳥に聴かせて 覚えた鳥は貴族に高値で売れた
  ソプラノリコーダー  ムクドリ、森ヒバリ、スズメ ほか (順不同) 
  
   フルートの音色に包まれて 過ごす時間。 初対面のひとも 
   おなじ思いにつながれて、 すぐにうち解ける  
  
   夕やけが美しいレース編みで西の空を飾ること。
    もう、とほい思ひ出はいらなくなった…  「立原道造」

  色づきはじめた沼に 
夕暮れがせまった。
   
 ■懇親交流会  
 (1)ハウスガイドを慰労する会  
 (2)演奏:小坂真周(オカリナ奏者) 
  黄昏れの別所沼にやさしく流れるオカリナの調べ。 こころに沁みる。 楽しみ、 酔い、メモを取るのも忘れた。 曲の数々と 歓談…

  ・「人形のまち」 詩 槇 晧志  曲 小坂真周 


 

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インスタレーション

2010-11-03 | 別所沼だより
 第6回 ヒアシンスハウス夢まつり in 別所沼

  <水引草は風に立つ>   ヒアシンスハウス前庭

   インスタレーション公開制作と展示+即興演奏   
      美術家:堀部宏二・今井伸治   
      演 奏:泉 邦弘(アルトサックス) 

      

  何ができるかわからない…

  彫刻のような 活け花のような  湧き出て 自然に溶けて
   浮遊するいきもののような…

  軽快なリズムにのって  創る過程がおもしろい 
  はかない芸術… 夕方には壊されて

  作品撤収は切ない… 
   誰かの心に残ってくれればと願っています

  虹色のシャボン玉が吹かれて少女たちが追いかける。
   なつかしい風のにほい…  
       道造さん   見ているかしら
 

             -☆-

    催しのご案内は 毎年Yさんの力作です。 
    レイアウト 文字のデザイン 写真の配置など
   細部まで凝っています 
          拡大してご覧ください


      

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夢のはじまり

2010-11-02 | 別所沼だより

 ガイドになろうとは思わず、 ひそかに夢の実現を撮っていました。

 2004.4.16 ここにヒアシンスハウスが建てられます
          (掲示板のご案内)

   

   吹き抜けるそよ風が 夢のはじまりを告げました   
   
 2004.8.25

   

  シートがはずされて 

        
  2004.10.18

   

    
 2004.11.1 ソネットにちなむ敷石  14枚

    

  
    2004.11.6(土)竣工記念式典
         
 2004.11.7  初めてなかに入り木の香にむせる 
         明るいモダンな小住宅

     

    お披露目を しずかにみつめていた立原道造  

           -☆-

 2005年3月
   詩人をもっと知りたいだけの第一便は ヒアシンスハウス 
 自分宛のメモのような blogをはじめました
 

 

 

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さより

2010-11-01 | アートな時間

       

         小磯良平   (魚)さより 

  好きな絵だ。 魚なのに小磯のさよりは、 けっして生臭くない。 
  細くて銀色  美しい魚。   長い下あご 口の紅。

  さよりをうたう詩もある   

  サヨリはうすい サヨリはほそい 銀の魚サヨリ きらりと光れ
  月夜の川へ 誰々出てる 小波サザナミ小波コナミ ちらりと光れ
  サヨリのうちは 真水か潮シオか 冷たいサヨリ 水の玉吐けよ
  サヨリはうすい サヨリは細い 銀の魚サヨリ お姉さまに似てる

        -六つの子供の歌より- 「さより」
            作詞 北原白秋、 作曲 團伊玖磨

  

  けれどサヨリは 腹黒いそうだ
     捌いてみればすぐにわかる

  漢字で書くと 針魚  細魚。 
    一字では 鱵 … 魚偏に箴。 
   箴 シンは「針」  「いましめる」の意味もある
    蛙の腹が黒くなってはいけません

           -☆-

   木枯や目刺にのこる海のいろ   龍之介

  魚はみんな海の色を残している。
  きょうから11月  ほんとうに早い。 そして
        
  11月1日 わんわん ワン! で  犬の日だよ

 

 

  
 

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