やさしい鳥 やさしい花 やさしい歌
私らは 林のなかの 一軒家の
にほひのよい春を 夢みてゐた
鄙びた 古い 小唄のやうに
(後略)
立原道造 「メヌエット」
朝早くからシートを並べ 場所とり合戦
道造さん おはよう…
ここに桜は少ないけれど、やはり陽気に誘われる。 屋台も並んで 一日大にぎわい。
ついでに寄るかたが多く 園児・児童を含め 40名以上。
3時過ぎ 「ワン コイン ドリーム」 詩の朗読会があり、 つぎつぎお出でになった。
・若い女性 元の住まいへ10年ぶりで戻ってきた。 別所沼は遊び場、 思い出がたくさんつまっている。 ヒアシンスハウスができていて驚いた。
・ご夫妻で。 ここはなに? 今見ても古くない、モダンな設計。 (ありがとうございます。
・お子さんと一緒。 外国人男性は日本語堪能。 もはや日本人以上です。 詩人の心にふれて感動される。 そして 「2003、 いや2004年ころできたでしょう…」と よくご存じでした。 近くなので、 建設のはじまりから関心を寄せていた)
・お花見ついでに。 ハウスは二度目。 まえは建ったばかりのころ、掲示板を見て入ってみたが部屋に誰もいませんでした。 説明もなく (ボランティアガイドが決まる以前のことですね、 当初、 建築家や運営委員で務めました) 今回は友人を案内して。 沼で花火大会が在ったのも知っています。
「見学は やはり近くの方が多いでしょう?」 「いいえ! 全国から… 」と 代表夫人から聞いて驚かれた。 立原の詩的な書簡を紹介すると、 こころから楽しんでくださった。 道造さんをまじえお客さまとガイドのこころが通う。 しみじみと良い時間でした。
今日も 素敵な出会いをありがとうございました。
毎年 ご近所の高い場所に咲く木蓮が楽しみ
肌寒い頃から 蕾を見あげて待っていた
白い鳥が休むよう 気品がある
園芸家のトサミズキ 青空に映える黄色
幅広い五弁花が穂のように 六~十重なって垂れ下がる。マンサク科 (花おりおり)
遠目にも 黄色がみごとです。 詳しい写真はこちら
まづ三枝(サキクサ)の… 三椏(三又)の黄色
春さればまづさきくさの幸(サキ)くあらば後にも逢はむな恋ひそ我妹(ワギモ) 柿本人麻呂
庭一面に ぴかぴか光る黄色はキンポウゲのような リュウキンカ
去年も載せて。 ルピナスさん 教えていただきありがとうございます☆!
拡大すると 花びらは8~9枚もある。
いづれも垣越しに撮らせて頂きました。
陰のアセビは色あせない
木瓜は 可愛い
薔薇科の木瓜 紅白揃って
中学校の桜
品種は わからないけれど
本日 近くの小学校の染井吉野 開花
3月4日 小さな家を訪ねた。
ながむれば千々に物思ふ月に又我が身ひとつの嶺の松風 (新古397)
枕とていづれの草に契るらむ行くをかぎりの野辺の夕暮 (新古964)
鴨社の歌合とて、人々よみ侍りけるに、月を
石川や瀬見の小川の清ければ月もながれをたづねてぞすむ (新古1894)
すむは 「澄む」 住む に掛かる。 「住む」には 神が住む (宿るの意か
いずれも鴨長明の歌。 京都市左京区、 糺の森に囲まれる下鴨神社(賀茂御祖神社カモミオヤジンジャ) 表参道に並ぶ流れが瀬見の小川、 石橋を過ぎて河合神社へ。
神官の家に生まれた鴨長明は重職に就くものの50歳の春出家、 厭世感を抱きやがて「方丈記」を書いた。
河合神社境内に再現された 鴨長明の方丈
広さは3メートル四方、わずか5畳余。 その極小空間に、
阿弥陀如来と普賢菩薩の絵像や法華経…… 歌書や楽譜、 琴と琵琶など
最低限のものだけ置いて… 久保智祥(朝日新聞から)
60に近づいたころ余生を送るための草庵をつくった。 理想の家は、 移動に便利なように、 すべて組み立て式である。 土台の上に4本の柱を立て、屋根は葺くと言うより上から覆う。 材の継ぎ目は掛け金にかけてつなぐ。 簡単に好きな場所に移せる。
(同じ画像が2枚あるのは、 室内が見えにくいためコントラストを変えたものです)
魚や鳥のようすを見て欲しい、魚は水の中にいてそれに飽きはしない。魚でなければそのこころはわからない。鳥は林の中にいることを願う。 鳥でなければそのこころは解らない。 閑居の心境というものこれと同じ…
住んでみてはじめてそれがわかる。 こころは豊かに
身辺スッキリ 見習いたい。
どこからともなく沈丁花の香り… 春が一気に進みましたね
ご近所の河津桜も咲いていた
それにしても 強い風! 春霞かと気取ってみたけれど
砂塵が舞って息もできない
3月は 行事がつまって忙しいけれど
何はともあれ 旅でみつけたおもしろいもの
白沙村荘 橋本関雪記念館 ビナンカズラ(さねかずら)
龍安寺の テングチョウ
天龍寺のツグミ 白い眉にマスク、胸の黒斑もステキ♪
鹿苑寺で イソヒヨドリ?
京都御所 御池庭の舟着き場で
大きなアオサギが待っていた