別所沼だより

詩人で建築家 立原道造の夢・ヒアシンスハウスと別所沼の四季。
     

名画の犬

2011-06-26 | 犬のブロンコ・ダン

        

       エドゥアール・マネ  《キング・チャールズ・スパニエル犬》

  じっとして!と 言ったって 小刻みにふるえる rugbyを 描くことはなかった 
   
   マネの絵の 生き生きとした瞳に釘づけになる
   濡れて愛らしい鼻も   吠えてしまいそうな口元も    踏んばる足も

     鉄道の 絵の中で眠っているのもこの子じゃないかしら

    

 メアリー・カサット 《青いひじ掛け椅子に座る少女》

  退屈を持て余している少女と  隣の椅子でしずかに眠る愛犬 
 

 ワシントン・ナショナル・ギャラリー展をみて  
  こんな風に 油彩で描き残したかったと残念だ  
 スケッチぐらいはあるけれど やはり油だなぁ 
   

 

 

 

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エス君の靴

2009-12-13 | 犬のブロンコ・ダン

  きのう公園であったきみは ブーツがよく似合ってて遠くでも目立ったよ。 
  いきいきした眼がかがやいて  幸せなんだね   一目みてそう思った

    

   肉球を保護するクツは カナダ 製、 くつ底まで革だって。 

  NPO団体が保健所から保護して 里親さんを捜してくださっているのは知っていた。 なんでも エス君は ありがたいその場所で ご主人と出あったらしい 
  ご主人がエス君にきめたわけを聞いて おばさん達は鼻の奧がツーンとしてきた
  
   君は 居ならぶ仲間のなかで いちばん傷んでいたから選ばれたんだ…

    ほんとうによかったね  優しい心に打たれて 涙を浮かべるおばさん
    
     

    愛情たっぷりに育てられ  こんないいお顔 
     穏やかな暮らしぶりが窺える
   
     よかったね   エス君! 

     

   これからも元気で みんなをはげましてね。   by rugby

               -☆-

     rugの散歩道も アスファルトばかり
      こんなクツがあったらよかったのに  爪もすり減って痛そうだったね
   
       急に 思い出してしまったよ・・・ ゴメンね rugby 

 

  

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まどろみ

2009-07-12 | 犬のブロンコ・ダン

   

 

     そよかぜにのって 下草がゆれる
      緑が鼻をくすぐった  

     コンクリートのヒンヤリ硬い湿り気  
     ふわ ふあと おだやかな寝息   
      しどけなく  愛らしく  
       

 

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紅いハナ

2009-06-12 | 犬のブロンコ・ダン
     隠れたって…   赤いハナが

          

   繁みの奥にのぞいてる
     夕まぐれ   涼風も心地よく

            一眠りする小猫   いつかの?

           

          こんなに大きくなって
            高くて 狭い塀のうえも  何のこれしき  悠然と

      (青木の葉が 邪魔だってば) 

                 

                眼鏡拭きから 抜け出てきたの?  
               MANHATTANER’S    by Takashi Kuge

             うしろの正面さん   元気かな…

 

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PoPo Loouise 

2009-01-27 | 犬のブロンコ・ダン

   NHKみんなのうた PoPo Loouise  rugにそっくりな犬もかわいい。 
  不思議な歌声がどこか悲しげで   

   日だまりのような歌を   もう一度聴きたいと思った 
  

   幻想的な映像と詩に声質がマッチ。 真っ黒で元気な犬と少年 
   rugbyと過ごした日々を重ねてしまう。

    また逢える   また逢おう…  ポポ ルイーズ

    ・・   ……

 

   むかしの絵
   rugは いつもそばにいて  油の匂いを嗅いではクシャミをした

      

                 

   終わったら  散歩に行こうね

 

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黒の日

2008-09-06 | 犬のブロンコ・ダン

  彼は黒しか着なかった  たぶん黒しか持たなかったのだろう。 黒は引き締まって見えたし  モダンで 高級感もあった。 其処が気に入ってた。
  散歩でお会いする奥さんは 「品がいいワ…」 などと誉めるし ますます着替えられなくなった                       

                   -☆-

 黒のイメージを壊すのは 埃。 見すぼらしくなる。 清潔感こそだいじで クリーニングは欠かせなかった。  紳士の身だしなみね。
 抜け毛がいっぱいついてるなんて 興ざめ。  晴れの黒のために どれほど苦労したか  
 努力もしたワ。 
  黒で決めれば貫禄も出て 何でもできそう。 指揮者 僧侶。 裁判長。
    
     
    
  とっておきの 「黒」 は      若き日のじまんになるけど…            

     

  上質の黒よ 天鵞絨のような光沢で 視線を集めた。  お付きさえ誇らしげで。
  

    

   どう このツヤ                   まぶしいでしょ   9月6日         降参?

 

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Oh !

2008-07-25 | 犬のブロンコ・ダン

 

  華奢で  ちいさな背中   生まれてきて どれくらい?  

 

  炎天下  音もせで  だーれ          ねえ  こっち向いて

      どこから来たの

  ラグビーがいないので 小さな庭に今日もお客がやってきた。  蜥蜴クンは 家族を増やしてゾロゾロお散歩。 ひっくり返って赤いお腹を見せてくれる。 こちらに気づくと いっせいに! 縮みあがってご挨拶。 ムクドリが闊歩したり 鴉もときどき見て回る。 

  黒い揚羽や青筋あげは、  語らいかける静かな時間   わずかなしあわせ  

 

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よき日和

2007-12-18 | 犬のブロンコ・ダン

  
                   八方睨み…


 

     

    

   
    皆さん  お忙しそうです       来年の干支?  知りまへん ネ! 

   写真 別所沼公園で

 

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お~い

2007-10-17 | 犬のブロンコ・ダン


       おお~い     お~~い    ムクドリ君… よ~

      そんなに 高いところで    くらくらしないかい  

 
 
 
何か見えるの?     教えてよ

(散歩で会ったワンちゃん  モデルさんありがとう!) 
 
 
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ご本宅

2007-05-24 | 犬のブロンコ・ダン

 たとえば 家族と、偶然道で行き逢ったとしましょうか。 でも知らんぷりして、大まじめに急ぎます。 チラとは見ますが 修験者の顔つきでやり過ごす。 家族はあわてて 「おや? どちらへ?」と声を掛けますが。 呼ばれたって返事もしない。 毎度のことゆえ 雑念を払いまして 
 『これから大事なお勤めがありますので…』 上目遣いにそう申し、ちょっと冷たくあしらいます。

 自宅から会社まで、かれこれ30分、2・3の寄り道をしながら向かいます。
 初めのお宅は、いつでも牛乳を用意して待っている。 そこで喉を潤して。 いえ、牛乳は此処と決めたわけではないのですが、 いつの間にかこのように…

 次なる家で お肉などいただいて…  夕べのごちそうをわざわざ私奴のために取っておく …ワオォ~ン ありがたくて泣けてきます。
 終いの家でチョコレートを少し… 身体に良くないと分かっていても いつも待っていて下さるので…  出勤前に必ず立ち寄りました。

 三軒の方々は 私を通じてお顔見知り。よくわたしの噂をしてるようで…
 そうこうしながら、ようやく勤務先のゴルフ場に着くのです。あそこの事務所は冷暖房で機嫌良く一日過ごし、管理人さんとも大の仲良し。 たまに留守居くらいはしていたのかも…

 やがて… 夕焼け空にあはれをもよおし、とぼとぼ本宅へ帰ります。嫌だからじゃ有りません。これでも、気持ちのやりくり… 分かって下さいよぉ

 夜休むのは本宅と決めています。 家族に充分愛されていて、もちろん食事もここが一番! かならず此処で済ませます。 何でしょうね、主人への義理、一家への忠信もありますし… 

 でも、朝になるとまたゴルフ場へ、足がしぜんと進むのです。どうしてか、自分でも分かりかねます。
 ゴルフ場からは 「今日は来ないけれど どうかしましたか?」 「具合が悪そうだから お医者様に見せたほうがいい…」 「お腹を壊してるようだ… 今夜の食事は注意して」 「風邪ひいたらしい… 」などと、まめな電話連絡がきまって本宅に届きます。 医院に連れて行くのも、看病するのも本宅の努め。

 お勤めは物心着いてからずっと、十何年? ほとんど皆勤賞でした。 亡くなったとき、ゴルフ場から花束を持ってお悔やみにこられ、日々ご挨拶を重ねたみなさまもお参り下さいました。 涙、なみだで…

 さて、 わたしは誰かって?  親戚で飼っていた雑種犬ですよ、多くの方に愛されて幸せでございましたな~  写真とは何の関係もありません。 拾われて主人のところに来ました。 
(従姉妹から聞いたサラリーマン犬、この話は真実です)
 
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おめでとう

2006-10-09 | 犬のブロンコ・ダン

 帰宅するかぞくを、かならず庭石のうえで迎える彼女は、家族の、とくに義妹に愛されているマーヤ。 いつも傍らにいる。
 真っ白な毛並み、ブルーの瞳も若々しいでしょう。 ことし100歳になるマーヤが、歯槽膿漏の治療で、全身麻酔のため1日だけ入院したらしい。

 院長より、当院で最長老の患者であること。ここまで元気にこられたのは、環境もよくストレスが無かったからでしょう。 今後も大事に育ててくださいと祝福をうけた。
 実際のところは、7年前に蚤除去の処置をしたくらいで、健康診断などのCareをしてこなかった。今回はじめて3種混合をしてもらう。 血液検査も正常、高齢にしては奇跡的に良い数値で年より若い。 
 
 社団法人 日本動物病院福祉協会より表彰状をいただいたのだそうだ。
 「あなたのマーヤちゃんは 永年にわたりよき伴侶 また家族の一員として生活してこられました 本協会の推進するHuman Animal Bond(人と動物の絆)の範としてここに表彰します」
 Hさんの喜びと、マーヤの美貌と… 100歳のお祝いと… 家族の幸せと… いろいろ欲張って、記念に写真のUPをします。
 おめでとう! マーヤ ☆☆☆☆☆・・・…    by rugby
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みーっけ!

2006-05-07 | 犬のブロンコ・ダン
 
  アルバム整理をしていたら またまた見つけたよ 

   rugbyどうしてるかなあ…







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しあわせね

2006-03-30 | 犬のブロンコ・ダン
 
  しゃしんに写った 3人ぐみ

    どのこが rugby… だろうね

  うちにくる前は 

    くまちゃん て呼ばれていたんだって

   見てるだけで しあわせね

    
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消息

2006-03-10 | 犬のブロンコ・ダン

 あれからrugは Lucas に所属、サッカーをしているらしい。 ありそうな話。

 父さんに連れられおじさん方とラグビーをしていたが、ここは元来サッカーの街、今ごろその夢を叶えたようだ。 少年団に誘われたこともあったっけ。 

 絵のなかでボールさばきも鮮やかな彼は、ぜったいrugにちがいない。面長をちょっとゆるめて、耳にみなぎる緊張感、シュートのタイミングも、ヘディングする時の上目遣いもそっくりです。 ほんとうに山本さんはrugをモデルに制作したと考えられる。

 お店でカードをみつけ、これをrugbyへ。 そう思ってほほえんだやさしい友だち、たのしいプレゼントをどうもありがとう。 母さんも元気になります。

     写真 「Team Lucas」 エッチング、グワッシュ  Yoko Yamamoto
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春一番

2006-03-06 | 犬のブロンコ・ダン

 きょうrugbyは、陽気な風に乗って本当の母さんのところへ帰りました。兄弟にも会っています。 心配しないでね。 

 18年と76日、 たくさんの元気や笑顔、勇気をもらいました。里のIさんに連絡すると「ながい間、可愛がってくださってありがとうございます。しあわせな犬でした… 」とおっしゃられた。
 なんだか、rugbyがそう言っているように思えて、ふぁーっと涙があふれた。

 ラグビー君 こちらこそ、 たくさんの幸せをありがとうね。 最後までほんとうに賢くていい子でした。 ありがとう。
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