別所沼だより

詩人で建築家 立原道造の夢・ヒアシンスハウスと別所沼の四季。
     

ありがとうございました。

2015-12-31 | お知らせ

     

 

  長いあいだ別所沼だよりをご覧いただきましてありがとうございました。本年をもちましてBLOGの閉鎖を決めました。10年余 ありがたいコメントをいただき励まされ、感謝してもしきれぬほど。 心地よい知の風が吹き、高い香りのする充実したじかんをいただきました。 こころからお礼申しあげます。

 つたない絵日記のようなBLOGでしたが、どの記事も心をこめて。ほかのひとなら簡単に終わりそうなものでも時間がかかりました。 短文でさえ写真選びに始まって、サイズを変え見栄えをかんがえ、校正し、気づけば2時間以上もPCに関わっていました。最近は運動不足を痛感し、健康で自立したくらしのためにけじめをつけようと思いたちました。

  これからは 沼蛙にふさわしく自然のなかで跳ねまわる生活に戻ります。

 どうぞ皆さまも おすこやかに。 なんでも好きなことを一生懸命 続けましょうね。
  
  ほんとうに こころから ありがとうございました。 
   たくさんの方にお会いできて とてもうれしゅうございました。
  

   2015.12.31  沼蛙

 

 

 

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朝に

2015-12-26 | 別所沼だより

  ガイドの日 
 頬に風がつめたい朝、 別所につくと何やら素朴なメロディが流れてきます

 

 カイサドラム…  めずらしい楽器を そっと撮らせていただきました。
 こころの詩は 梢をたどり天空を舞っている  さえぎるものもない光のなかで。 

くぼみには音階があり叩いて鳴らす、調べると2008年にドイツで発明されたとあった。なつかしさを覚える音色ですが あたらしい楽器なのですね。 

 実際の音はこちらで 
  クラリネットや三味の音が響く沼辺に 小鳥の話し声がする。

 

   おまへの心が 明るい花の
   ひとむれのやうに いつも
   眼ざめた僕の心に はなしかける
   《ひとときの朝の この澄んだ空 青い空

 

  傷ついた 僕の心から
  棘(トゲ)を抜いてくれたのは おまへの心の
  あどけない ほほゑみだ そして
  他愛もない おまへの心の おしやべりだ

 

 立原は「詩をかくように 建築のスケッチをやっていた」とあり、 いちにちヒアシンスハウスに座っているとやさしい調べがきこえてきます。

 ・犬をつれてご夫妻で。 柱や壁や窓枠にじかに触れて木肌を感じ 木のぬくもりを確かめる。こんな家が欲しい。 北欧調のヒアシンスハウス…  旅も思い出され、余計なものをそぎ落としエッセンスだけを残したような設計ですね。 木造建築の100年後 200年… そうおっしゃったので ガイドも思いを馳せました。 長く残したいとつくづく思います。

・女性 金沢から。間もなくこちらに引っ越してきます。好きな立原の詩を この部屋で味わってみたい。家で読むのと印象も変わるのでしょうか (背もたれに十字の切れ込みのある椅子をすすめ、シンと静かな部屋でガイドもしばらく黙っています)。 電話が鳴り、ご感想を伺えなくて残念でした。 どんな思いがしたのでしょう。

ああ 風が吹いてゐる 涼しい風だ
草や 木の葉や せせらぎが
こたへるやうに ざわめいてゐる

あたらしく すべては 生れた!
露がこぼれて かわいて行くとき
ことりが 蝶が 昼に高く舞ひあがる

     Ⅵ 朝に   立原道造

 


 

 浮島の枝になにか…  茶っぽいのは 枯葉かな 

 

  アップでみると やはりカワセミ 下くちばしが赤いから雌でしょう

   

  沼の真ん中あたりで あまりにも遠く ぼやけてしまうけれど
  シラサギもいっしょです  

 来訪 9名。 みなさま ありがとうございました。

 

 

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学びなおし

2015-12-23 | 別所沼だより

きのうの別所沼公園

  指導を受けてもなかなか実践できない遠近法  消失点を確かめに来た
 この前に座って描いたスケッチで  屋根が俯瞰したようになってしまった
  片流れの傾きを間違えている  

 写真に撮って

遠近学びなおし

 遠くは淡い  近いほど濃くなり鮮やかに

水鳥が集まった

  ボランティアの方々が育てるヒマワリ
   花の種類が増えている

 

  遠くは小さく  近くは大きい

 あたたかな 絨毯の上にたくさんの実

 

 

 

 

 

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