別所沼だより

詩人で建築家 立原道造の夢・ヒアシンスハウスと別所沼の四季。
     

庭の片隅で

2010-04-29 | 自然や花など

 

  アヤメ科   これは 姫射干 ヒメシャガ  シャガよりも色濃くて花が小さい

      紫の斑の仏めく著莪の花          高浜虚子
 
      著莪叢のとどく木洩れ日濡れてをり   稲畑汀子
 
 

    ヒメシャガ 

    これはアネモネ

 

  黄エビネも咲きました

  

   風知草が 初夏を告げています
   ようやく天候も安定して  さわやかな季節の到来です



   壺珊瑚

 

 

 

 

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春寒し

2010-04-24 | 別所沼だより

    


  ようやく晴れた別所沼に写生大会があるらしく 小学生がたくさん集まっていた。  
  ハウス前にも すでに4人がシートを広げている。 そろいの帽子も可愛らしく  赤いチューリップが咲いたよう。 女の子たちは沼よりも花壇のほうがお気に入りだ。  
  ときおり覗いてみると 赤煉瓦の囲いを几帳面に描いている。 花のとらえかたは4年生らしく微笑ましい。 水をふくんだ画用紙のうえを みどりの風が吹きぬけてゆく。    日向がポカポカと暖かい。

  お客さまがつづいて ガイドは忙しかった。 熱心な学生さんは、「ヒアシンスハウスを永く残してくださいね」 と。 構造をしっかり確かめると外からスケッチをしている。 グループのご婦人など楽しんでくださった。 

  いつの間にか小学生のすがたはなかった。 きっと よい絵ができて… 
道造さんも喜んでいたことでしょうね。 蛙も描きたかった。
        

    

 鬱金桜は、 うすい黄緑から 仄かな紅がにじんでいるものなど、
  予想どおりの美しさに  誰しもうっとりする。
   
 けさも冷えて 悴んだような花が枝にしっかりついたまま、
  落花もすくないようだった。


       
  
   午前中  来訪20名  
    午後は Sさんに交代する  
  

 

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御用達Ⅱ

2010-04-22 | 自然や花など

    誰も来ないうちに   急いでね 
      番が せっせと運んでる    


    白襷も かいがいしく

      

 

         あれ!   

      ずいぶん採ったね  

       見つかっちゃった  
      
 
     シジュウカラもやってきて  棕櫚は みるみる痩せていく
                         

 

 

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別所の鬱金桜

2010-04-17 | 自然や花など

    雪の朝で おどろきました  

   別所沼の鬱金桜を   お待ちの皆さまへ
    凛と咲いて  
     春風が吹けば一気に満開でしょう 

 

 
  いまは青みがかっていて   もの静かな風情

     ぺールカラーも優雅な鬱金桜

  
   
 
   少したてば 淡い紅をはいて 妖艶な感じにもなります
    どちらがお好みでしょうね  



   メタセコイアにみどりが萌えて ようやく春がくるようですね

柳とメタセコイアの芽吹き

 

                -☆-

 

       

 

 これほど遅い雪は 41年ぶり

 

 

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な忘れそ

2010-04-14 | 自然や花など

 

   木下先生…   どうぞご覧ください 
  
       いただいた勿忘草が ことしもたくさん咲きました

 

   先生にお会いしたこと   
   「勿忘草をあなたに」    歌詞を けっして忘れません 
   小さな花をみるたびに 思い出しています

           

               -☆-


  桜狩りのあと立ち寄った植物園で ウグイスカグラの花を見かけた  

      

  咲き始めは こんなにあわい緑なのかしら 
   昨年4月4日に 赤い愛らしい花を見ましたが  こちら
  これから赤くなる?   

   園芸植物園の おなじ場所ですから、 同一の木だと思います
    ことしは 陽気がおかしいから遅れているのですね。

 

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水辺の桜

2010-04-10 | 自然や花など

<
< 閘門式運河  見沼代用水東縁と西縁と芝川とを結ぶ            歴史を見つづけてきた 桜 桜 桜・・・

<<<input style="font-weight: bold; font-size: 12px; width: 130px; color: blue; height: 25px; background-color: #ccccff;" onclick="if(oto05.src==''){oto05.src='http://db1.voiceblog.jp/data/andotowa/1227903748.mp3'}else{oto05.src='';}" type="button" value="BGM ON/OFF" />>
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    けふもまた花見るあはれ重ねつつ    青邨 

   春愁をかかえたような桜です 

    (グリーグ作曲 ホルベルク組曲 Op.40 第4曲 アリア)


 ※ 右側の小さな写真にカーソルを乗せると 画像が変わります。

   

 

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名残りの花

2010-04-10 | 自然や花など

  

  桜を追って風とひかりのなかを駆けぬける。 見沼通船堀 西縁・北宿より芝川、 東縁のコースをゆっくり巡った。  鶯のこえをきき桜ふぶきが舞うなかを いつものように自転車を走らせる。 去年より距離を伸ばして 
 地図 (クリックして拡大)  赤の書き込みは昨年のコース、その外側 東縁を行くのも楽しみ

 菜の花の手前、 赤いラインはボケの花。 春の雲がたくさん集まって歓迎だ。  写真 (左から) 大きな煙突は クリーンセンター・ 大崎清掃事務所。 いつもお世話になっています。 ひときわ高いのが NTT浦和ネットワークセンター、 防災に欠かせない     桜  さくら  サクラ・・・  たくさんの写真は これから

 

 

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花情報

2010-04-10 | 別所沼だより

  

   鬱金桜をお待ちのみなさん    もう少しですね 
   東側の枝先に たった一輪だけ咲いていました

  

   4月9日:10時現在      まだまだ こんな感じです

    ほんとうは 満開になって淡い黄緑から ほのかなピンクに変わる頃が
    一番美しいのです   思いは ひとそれぞれでしょうが…

  2009年4月15日の写真で ご覧ください


     2009年4月15日  

     2009年4月15日

 

 

 

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桜花爛漫

2010-04-06 | 自然や花など

  花の匂いにさそわれて ペダルを踏む。  陽射しが暑い。 連翹、 エニシダ、 椿、 すみれ、 カラスノエンドウ、 たんぽぽ・・・

 

       

  みんな笑ってる。

              -☆-

    
  市役所の帰り、 姿のよい桜に逢った。 人気(ヒトケ)ないこの奧は知事公館だ。
  春のひかりを集めた花びらが 白いしずくのようにそっと降りてきた。 腕をたかくあげ塀の外からパチパチやっていると 
  「どうぞ 中へ…」 低い声がして、 黒い頑丈なゲートがひとりでに開いた。 

  ここに入るのは初めてだった。 案内されるままに自転車もなかに止める。 とたんにゲートが閉まって施錠もされたようだった。 がらんとした庭に、 紅紫のハナズオウとレンゲツツジがつつましく立っている。 欅が若葉を光らしていたが、 ここからの眺めは草花など無くて きれいさっぱり静かだ。

     

  まえは ハナズオウが桜の下にあって  しだれ桜と染井吉野と、 三色のグラデーションもみごとでした と。 行事のたびに多くの方が集うのだろう。 園路のみどりが爽やかだ。 

      
  しだれ桜がゆっくり揺れて ふたつの薄紅が競い合う。 大作の点景になる しあわせな蛙、 機転を利かした職員に感謝した。 たぶん 入口の一部始終は、 部屋のモニターに写しだされていたのだ。 季節の耀きを独り占めするのはもったいないなあ と思っているところに自転車が… 
  想像も逞しく 絵の中に入っていた。     
     

  桜は遠くから見ただけで 4、5分のことであったが、 公開できないかとも思う。 

 

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桜の下で

2010-04-03 | 別所沼だより
 

   しづかに靄がおりたといひ
   眼を見あつてゐる――    
   花がにほつてゐるやうだ
   時計がうたつてゐるやうだ

   きつと誰かが帰つて来る
   誰かが旅から帰つてくる

        Ⅲ 一日は…… Ⅵ      立原道造 

            -☆-


   桜には そんな力がある  
    すこしだけ  待ってみよう…  きっと 帰ってくる

  

  ハウスのうしろも 花のトンネルができて
   午前8時  人影もまばら
       今朝もまた 寒い  


  
     

 青いシートが広げられ   ビニールひもで線が引いてある 
   夕べのうちに  座る場所は確保しているらしい 

      

        

     鬱金桜は まだこれくらい  開花まで あとすこし       

 

           鶯の声の大きく静かさよ      虚子

     ケキョケキョケキョ…  大きな声だけが 梢を渡る

 

  
      

 

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