別所沼だより

詩人で建築家 立原道造の夢・ヒアシンスハウスと別所沼の四季。
     

梅の雨

2013-05-28 | 自然や花など

 このあたりも梅雨入り間近…  

  門ごとに アジサイが待っている

 雨を しばらくは楽しんでいようか

  雨はいったいどんな色で  どんな香りがするだろうね

      雨は林檎の香のごとく…

        酸っぱいビールのような 

   はたまた

     黴くさいインキ色の青い雨… だろうか


 

 庭のホウチャクソウ。 すっかり忘れていたが 実がなれば思いだす。
 黒い珠が可愛らしくて何だろうと思い、 何処かで採って撒いたのだった。
 
  草むらの青白い花に惹かれる。

  

 

 

 

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文学館の薔薇

2013-05-25 | 自然や花など

そろそろ終わりのウェスターランド  とても良い香り

 

  

 はじめはこっくりした朱が 日増しに変化。  折々の色は心にのこる。  
ミニのコーヒーオベーションは アンティークな色で気に入っている


 木洩れ日がきれい

 

 招鶴洞を抜けると

そこは 鎌倉文学館

太宰治VS津島修治特別展 開催中。

 庭園では 191種 230株の薔薇が迎えます。

 プリンセス ドゥ モナコ

 家にもある レッドライオン  なかなか他所では見られなかったのでうれしい。
  一番花は大きく  20センチくらいあった  
 ローズ色を含む濃い赤 香りはない (イギリス) 
 

 

  フィオルド  ローズがかった赤 (フランス)

 

 「コスモス」 クリームホワイト 中心は淡い杏
   薔薇なのにコスモスのなまえ (ドイツ)
   とても魅かれる

  

ブルグンドン81 ビロードがかった濃い赤  ドイツ

 

ソンブロイユ

     アンジェラ

アンクル ウォルター
 他  つるソニア かまくら小町 … 

  ばらの香か今ゆき過ぎし人の香か  星野立子 

    どうぞ お心を休めてくださいね 

 

 

 

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枇杷

2013-05-20 | 自然や花など

   緑陰の裸婦像を  五月のそよ風が包んでいた  
     
 

  おもしろいブラシの木  オーストラリア原産
  ビンを洗うブラシにそっくり  タワシのところは全部雄しべ!!
 
  果実さえユニーク。  丸くて柄がなく、 いきなり枝にずらっとつくそうだ。
    虫の卵かサナギのよう (花おりおり)  写真はこちら 

 

    昼顔の小さなる輪や広野中     松本たかし

  

 

  車輪梅  甘い匂いに誘われて  小さな虫が群がっている  
   花は気にしていると  あちこちで見つかる
   


 

   
 枇杷は 薄様に包まれて客人とともにやって来た。
 
 
  ラクダいろの侘びしげな花を思いながら、 薄皮をていねいに剥いた。 
 懐かしい味が口中に広がる。  果汁をすヽる、 飾らぬ甘さ。 
 汁はあふれ 指のあいだを伝った。 
 
  陽の色もおだやかな形も 限りなくやさしい枇杷の実だ。

 

 

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万緑

2013-05-18 | 別所沼だより

 まことに爽やかな一日、ガイドをした。 
 さまざまな緑がかがやくとき、 雲が流れ風が夢のように過ぎる。 
 立原道造が集めた200色いじょうのグリーンがそよいでいる。

 ノートには奈良からいらしたとある。 緑に佇むヒアシンスハウスで、 よいときを過ごされたごようす、 さぞかしこころ弾んだことでしょう。

 

きょうはガールスカウトなど 公園は多くの団体で賑わった。 ユリノキに花がつき、 沼の北側では浮島に囲まれたところにバンの親子がいる。 親は餌を捕り水浴びなど。 幼鳥の羽毛はフワフワで孵ったばかりかしら。 

 

 目に沁みる緑。 別所沼会館に泊まりがけで吟行にいらした。 時間までハウスで句作します。 以前の句をいただいて、 ご了解を得てUPします。 (敬称略)

   救命具沼に五つの風薫る     加藤いさむ
   脆弱な腕二本抜く更衣       高橋  公子
   余生とは こんな日のこと夕朧   奥山 雷火   

 
 居合わせた友人からも 

    長き竿その一線に鮎躍る     江口英子

 


  少年は二度目、 詩作が好き。 やはり、つくったばかりの作品をくださった。

  ご了解のもとに 

   鳥の声                        
   すべて自然の
   奥山の  
   緑のこせい                                                       
   あふれる山小屋


大自然

緑もかおる
山小屋で
つかれをいやし
またがんばろう

 五年生の石井くんは 七五調がからだにしみ込んでいる。 分かち書きで 良い作品をありがとうございました。 (フルネームを伺いましたが、 ご心配をかけてもいけないので。 すてきなお名前ですね) 詩作はたいせつに、 ずっとつづけてくださいね。 同席されたみなさんも賛辞を贈られました。

来訪 21名


 

   西日が窓を照らし ドラマのようなシーンが生まれる。 
 しあわせなガイドです。  道造さん 今日もありがとうございました。

 

 

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まだまだ薔薇

2013-05-17 | 自然や花など

  庭のマダム

 
   何を夢みる薔薇の花…

 

  
  薔薇崩る激しきことの起こる如     橋本多佳子

  薔薇の辺やはにかみの齢過ぎたれど     森 澄雄


  夕風や白薔薇の花皆動く            正岡子規
 
  雷すぎしことばしづかに薔薇を撰(エ)る   石田波郷

 

  狭い庭でも よく咲くばらに感謝!

そして 近所の薔薇を愛でる

 

   淡い色の

  パッと明るい

 笑みがこぼれる

 

 

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薔薇咲く

2013-05-10 | 自然や花など

 グラミス・キャッスル  
 マクベスの舞台となったお城の名前なんだとか


   淡いあわい ミルラの香り

 

 ウェスターランドとレッドライオン  花束にして

 ミントや勿忘草 キンポウゲを添える

 アンネの薔薇


 

  ブラックベリーに白花が咲いて 

 黒アゲハが休んでゆく  


 

  

 

 

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金の鎖

2013-05-07 | 自然や花など

 強風に揉まれながら歩いていると、 まばゆいひかりに思わず立ち止まる。 金のくさりが揺れていた。
 藤のよう、 でもゴールドだ。 

   上品なもの  水晶の数珠。 藤の花。 (枕草子) 

 清少納言の言うとおり  藤は、やはり藤色、 あの紫の暈かしが好みです。 

 調べると  その名も  金鎖(キングサリ)  黄花藤(キバナフジ)  ゴールデン・チェーンとも。
 上品なものには カルガモの卵などもあってたのしい。 卵を実際に見たことはないが、想像はできる。、 ほんとうにほのかな緑をふくむ上品な色、 青磁の秘色を思い浮かべる。
 梅の花に雪の降りかかりたる… などもあった。

 


 

 

 

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狐の提灯

2013-05-02 | 自然や花など

 先日から 鈴蘭のとなりでうつむく花が やっと判った。  

 宝鐸草(ホウチャクソウ)ユリ科、 狐の提灯ともいう。

  宝鐸とは

 (奈良) 岡寺 三重の塔(2009.2.26)

 堂塔の軒の四隅などに、 飾りとしてつるす大形の風鈴。
 花の形が軒の宝鐸に似ているのでこの名が付いた。



 

 
 ユリ科の 日影を好む青白い花は 似たようなのが他にもある。 

 それにしても なぜうちに来たのかが判らない。 いつの間にか生えていた。 
 暗くなって 狐が提灯をかざして来たのかしらん

 

 

 

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