別所沼だより

詩人で建築家 立原道造の夢・ヒアシンスハウスと別所沼の四季。
     

公園で

2012-05-30 | 自然や花など

  甘い匂いは イボタの花、  ルピナスさんに教わりました。

  こちらもよい香りの 丸葉車輪梅 

 クローバーには蜂がブンブン   その奧には白い箱…

 

   カプセルは 居住空間 ? 

 
  こわごわ
覗けば  丸窓の向こうに公園が見える 

建築や都市も有機的に変化するようデザインされるべき… との思想から出来た


反対側から) 奧が入口、 手前がベッド ユニットシャワー AV機器 電話 空調など装備されている、 個人のための 最小限居住空間。 約10㎡。  
 立原道造のヒアシンスハウスよりも小さいな。

 

 

  ご案内によれば 埼玉県立近代美術館の設計者 黒川紀章のカプセルとある。
JR新橋駅の近くに建設された中銀カプセルタワービルは、 世界ではじめて実用化されたカプセル建築です。 全部で140個! ついている。 住み心地はいかがでしょうか。
 そのモデルルームが 北浦和公園に寄贈された。
 埼玉近美HP カテゴリー北浦和公園ニュースに詳しい。

   

 

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林檎のように

2012-05-30 | アートな時間

パリとプロヴァンス セザンヌ  国立新美術館  

 すべてセザンヌ。 油彩、水彩、デッサンなど約90点。 アトリエの一部を復元し、作品に描かれたオブジェ、 モティーフとなった藁飾りの壷、 引き出しのある机、 白いコンポートなど展示。 

     

初期の重厚な静物画、「砂糖壷、洋なし、青いカップ」  
   
        砂糖壷、洋なし、青いカップ

水彩のような油彩画、「葉を落としたジャス・ド・ブッファンの木々」「大きな松の木と赤い大地」

 緑の描き方、とらえ方。「オワーズ川岸の風景」 木の間より望む風景、手前の水辺、 映る赤い屋根。  「サント=ヴィクトワール山」 エクスの旅を思いだした。 アルルの松は傘のよう


 「自画像」   

  赤いひじ掛け椅子のセザンヌ夫人        

「赤いひじ掛け椅子のセザンヌ夫人」 人物は手の描写に尽きると思い重点を置いてみる。 
 モデルの微妙な動きを嫌ったセザンヌ、 揺るぎなくおなじ姿勢で座り続ける妻を、「林檎のようにポーズをとる」と。 (すばらしいモデルだ。母は座るたび姿勢が変わった。 手の位置も、 向きもまったく違う、 ほんとうに描きにくかった。 70過ぎて初めてのモデル… 無理もないのだけれど、 わたしは母の肖像を苛立ちながら描いていた。 今頃詫びてもはじまらない。)

 静物では平板になりがちな背景の処理、 絵画的な奥行きのある壁面、 色彩による動線、 分割など、 描くように観た。

 

マティス(赤い部屋)ポスターから 大エルミタージュ美術館展 
   世紀の顔 西欧絵画の400年

          

第1章 16世紀 ルネサンス:人間の世紀

 

第2章 17世紀 バロック:黄金の世紀
レンブラント・ファン・レイン 《老婦人の肖像》
アンソニー・ヴァン・ダイク 《自画像》

老婦人の肖像

第3章 18世紀 ロココと新古典派:革命の世紀

繊細で優美なロココ形式

・ジョシュア・レノルズ 《ウェヌスの帯を解くクピド》

第4章 19世紀 ロマン派からポスト印象派まで:進化する世紀
ウジェーヌ・ドラクロワ 《馬に鞍をおくアラブ人》  ルノアール   セザンヌ

第5章 20世紀 マティスとその周辺:アヴァンギャルドの世紀

                   

 マティス  少女とチューリップ1910年(絵葉書)

  華やかな色彩が目立つ作品の後は 心を癒すような静かな絵
  フォーヴィスム(野獣派)と言われることを嫌っていたという

 

  デュフィ  ドーヴィル港のヨット(絵葉書)

 軽やかなタッチ 音楽が聞こえそうなデュフィの作品が好き 

 ルネサンス、 バロック、 ロココ、 新古典派、 ロマン派からポスト印象派、マティス  アヴァンギャルド… 
美術史の勉強になった。  これらは 建築や工芸、彫刻、 服飾、文学、 音楽などすべてに交響していく。ワクワクする。

 

 

 

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恋文

2012-05-27 | 夢見鳥

  二つ折りの恋文が、花の番地を捜している  (博物誌 ルナール 岸田國士訳)

 
  蝶は夏になると 騒がしい街中でもよく見られる

 小さな植え込みや 花壇のそばを通るとき
   ちょっと注意すればすぐに見つかる


 

  裏はキアゲハに似ていても  表の黒い線模様でナミアゲハとわかる 
   5月19日 別所沼公園につづく遊歩道で 

     ヒメウラナリジャノメ  (5月18日 シラサギ公園)
   目玉が6つもあるぞ!

   夏の蝶こぼるゝ如く風の中      石鼎
    夏の蝶高みより影おとしくる    万太郎
      夏蝶の目まぐるしけれ花を切る    貞


 面白いことを探す癖がついた   絶対 ただでは歩かない
  目あたらしい植物や昆虫や 若者のオシャレとか・・ 
 何でも良い  カメラを持って  眼をキョロキョロさせて歩いてる
 
   そんな蛙が居たら それは私です

     

  

 

 

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薔薇ノ木ニ

2012-05-26 | 自然や花など

ウェスターランド

  一 
  薔薇ノ木ニ
 薔薇ノ花サク。

  ナニゴトノ不思議ナケレド。

マダムビオレ

  二
  薔薇ノ花。

  ナニゴトノ不思議ナケレド。


 照リ極マレバ木ヨリコボルル。 
 光リコボルル。     
           北原白秋(薔薇二曲)


 

  ことしも弟から 母が生きていたときと同じように
  薔薇の写真が何枚も届いた  画像が大き過ぎて 
  パソコンがパンクしそうです
  
  夏のはじめ 彼の周りが華やいでいる
  そのことを思うだけで うれしい…
  
   自慢の薔薇を
    看護の方にさしあげる
    アーチを見あげるご婦人にも
      もちろん紳士にも お子さんにもプレゼントする

↓ は 義妹を励ましている弟の薔薇です。 
 ちょっと見てやってくださいね

 

 

 ブルームーンのアーチができる。  彼は研究熱心で質問を待っていて、 話し出したら止まらない。 家族を支える薔薇なんだ、 ずっとずっと咲いていてね。


  こちらからも 写真を送ろう 
 精いっぱい自慢もしたい  育ててくれる蝦蟇のために。

 

 

 

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里帰り

2012-05-23 | アートな時間

    それぞれにカーソルを当てて拡大できます。

  東京国立博物館140周年 特別展 ボストン美術館 日本美術の至宝

 
(自分宛のメモながら)  

プロローグ コレクションのはじまり
・ビゲローの肖像  ・岡倉覚三(天心)像
 フェノロサ・ウェルド、 岡倉天心とともに日本美術の調査研究・収集   
 ウィリアム・スタージス・ビゲロー コレクション寄贈 

第1章 仏のかたち 神のすがた 
 海の向こうの正倉院…  平安・鎌倉時代の仏教絵画
  ・法華堂根本曼荼羅図(奈良時代)  ・普賢延命菩薩像 (平安仏画の傑作)
  ・弥勒菩薩立像 快慶作 鎌倉時代 
 
第2章 海を渡った二大絵巻
・吉備大臣入唐絵巻(キビダイジンニットウエマキ) 平安時代
  遣唐使 吉備真備が唐人の難問に不思議な力で立ち向かう。 
 阿倍仲麻呂の霊に出会い、 助けられて、 文選の解読をし、囲碁の名人と勝負し勝利する。
  遣唐使船で唐に渡るようすや、 高い楼閣に幽閉されてしまう吉備大臣や、宮殿で試験問題を盗み聞きするようすなど 漫画のようなたのしさ。

  楼閣に幽閉された吉備大臣       試験問題を盗み聞き 

・平治物語絵巻 三条殿夜討巻 
  ドキュメンタリータッチで凄惨な戦闘場面が描かれている。 さながら実況中継だ。 
何台ものカメラで 場面を切りとる。 折り重なる死体、 炎がせまる。
阿鼻叫喚、 疾走する馬、 牛が暴れ、犬が吠える。

 
第3章 静寂と輝き 中世水墨画と初期狩野派
・白衣観音図 狩野元信筆(流麗な衣の線)
・京名所図等扇面 狩野松栄筆  金山寺、清水寺など

第4章 華ひらく近世絵画
・竜虎図屏風   長谷川等伯  ちょっと可愛い虎 ユーモラスな龍の顔
・松島図屏風   尾形光琳  波濤の表現   明るい色彩
・芥子図屏風   宗達派  金地に描く芥子    
・鸚鵡図      伊藤若冲  繊細な羽根 

第5章 奇才 曽我蕭白
 「風仙図屏風」 中国の仙人が 池にひそむ龍を追い払って天の水門を開け干ばつを救う場面。 剣を持つ陳楠(チンナン)、 突風は勢いよく走り昇る。 掴みかかる手指のような波の描写。 流れ込む水、 勢いを増し激しく渦を巻いている。 風に靡く木々、 吹き飛ばされた従者の表情、 臨場感たっぷり、 面白い。
 
「雲龍図」(34歳の作) 大きさに驚く。  つよさ、 迫力、 躍動感、 困ったような龍の眼差し、 構図、  切り取りの妙。 大胆な筆さばき、 すごいスピード、 迷いのない線、 なぞっていては絶対に出ない切れの良さ。 下書きなど無くて この大きさにもかかわらずスピード感を持って描ききったのだろう、 線の勢いを持続させるのも大変なこと。
 眼の直径30センチ、 まさに 本展の超目玉作品。 
 黒々とした闇 真黒な墨の色(後日 NHKの「極上美の饗宴」により 削墨と知った。 蕭白は 奇怪、 怪獣、グロテスク、 悪魔的、エキセントリックな絵師と。) 
 
 豪放磊落、 繊細さを合わせ持つ、 面白いひと。 常識や理性では説明できない圧倒するすごさで。 芸術家として魅力にあふれている。 もし 実際に逢ったとしたら、 その掌を見せて頂きたい。 一気呵成な筆捌きの「雲龍図」、 印象は強烈、 胸がすく。
 
 一方 「鷹図」 繊細、 これもおなじ蕭白なのだ。 羽根の緻密な描写。  首や胸の多彩な模様。 精悍な目つきに身震いする。 大きな風切羽や腹部の羽、 尾羽など、 部分部分の描き分けもすばらしく、 美しい。 鋭い爪でガシッとつかむ。 鷹の緊張感が伝わってくる、 蕭白という絵師の際限のない大きさを息を止めてみつめた。
「商山四皓図屏風」 スケールの大きさ、迫力、自由さ   

第6章 アメリカ人を魅了した日本のわざ 刀剣と染色
 ・梨地家紋散糸巻太刀 
   組紐 金蒔絵 彫金など それぞれの職人が技を凝らした総合芸術だと思う
 小袖 白綸子地松葉梅唐草竹輪模様 (松竹梅は伝統的な吉祥模様、 大きな松葉、竹輪、梅唐草など個性的な模様)
  帷子(カタビラ ひとえもの) 染分麻地御座船梅竹模様
  唐織 紅地流水芦菊槌車模様  
   (刺繍のように見えるが 織り出された模様。  華麗な能衣裳。

  吉備大臣入唐絵巻の絵葉書とクリアファイル(至宝が20点くらい掲載されている)を購入。  「まぼろしの国宝、 ニッポンに帰る… 」 さすがに 面白かった。 

 

 clear fileの写真から  龍虎図屏風 長谷川等伯 (部分) 

 

 

 

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ユリノキ

2012-05-23 | 自然や花など

 大きなユリノキ  

 

 東博の チューリップツリーに

  オレンジとクリームをぼかしたような花がたくさん咲いている
 ボストン美術館の二大絵巻、 曽我蕭白、 等伯、 光琳、 若冲が里帰り… 
 ワクワクする       

 百合の樹の広葉ひらめき散るを見つ   閉門どきの庭をよぎりて  鹿児島寿蔵

  鹿児島寿蔵は  「紙塑人形」作家であり アララギ派歌人でもある

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ガイドされて

2012-05-19 | 別所沼だより

一番乗りの男性は、ラジオで 別所の鰻!と聴いて、 たまらず駒沢から駆けつけた。 ちょうど良かった、 涼しそうだし中で休憩させて。 浦和駅から歩いてきたと汗を拭う。 

 ヒアシンスハウスのことはまったく知らない ごようす… とにかくウナギ、 鰻は何処が美味しいか 安い店は何処?  そんなはなしで終わりそうだった。

  せっかくいらしたのですから休む間、 ガイドのはなしもすこし聞いてくださいね

 ここは 休憩所じゃないんです。 詩人で建築家の立原道造が設計し 24歳の若さで・・・
 すると男性は 額に手をあて刑事コロンボのように  あのぅ…  じつはですね  3月のことです。 信州の別所温泉に行きまして 無言館や信濃デッサン館をたずね、 あそこは景色もいいところですね。 沼がたくさんあって ぜひ一度行った方がいい。 ああ そうそう そこで 立原道造の遺品など見たのです。 その立原さんの家? と驚く。

 ガイドの説明をゆっくり聴いて いちいちうぅーんと考え記憶を辿るようす。 次々繰り出されるゆかりの方たちに、こんどはこちらが目を見張った。 小場晴夫の近くにいたらしいこと、 かなり近く、 仕事か 接点は何処か、 教えていただけなかったけれど。 愉しいお喋りはつぎつぎ広がった。 ガイドがガイドされて、しかも詳しい、 感動する。

 
 立原の手紙や小論文公開までの小場晴夫の葛藤など、 興味はつきない。
 さいしょは何も知らず ただ飛び込んできたようなのに、 じつは深い因縁があった。 
でも、 一時間ほどで 今日はうなぎ…  ウナギ 鰻と出て行かれた。
面白い方だ。 

 さいたま市役所前で恒例の うなぎまつりが開かれている。 間に合いましたか。 

 ・ ヒアシンスハウスが課題になって。 学生さんが相次いだ。 なかには 午前から閉室まで取材・調査、 質問もたくさん頂いてうれしい。 情熱をかたむけた、 すばらしいレポートが楽しみですね。 またお出かけください。

来訪 12名 
 沼は緑を映して一日中心地よい風が吹いていた。 車輪梅の花が薫る。 


 このあたり大昔は海だった。 それで浦和地区を浦回と表記。 地勢変化により沼や湿地帯が残り、 うなぎがたくさん生息するようになった と。 詳しくはこちら  
道理で鰻やさんが多いわけだ。
 近くにもあって昼ともなれば対岸から香ばしい匂いがする。 風の出前に空腹が募った。  弁財天の入口と浦和駅前に、 うなこちゃんの像がある。 

 

 

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コミスジ

2012-05-16 | 夢見鳥

  雨があがると どこからともなく

 コミスジが 

 行ったり来たり…   つがいでやってくる

 

 

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咲いた

2012-05-15 | 自然や花など

 狭い庭でも  華やかに咲いたジャーマンアイリス

 

  あの蕾のなかに 優雅な花びらが畳まれていたなんて 信じられない

 飽きるほど 咲きつづける壺珊瑚

 種をむすぶ  勿忘草
 ジュウニヒトエの女官たちに追いやられ 本数を減らしたが
 わすれな草の思い出は いつまでも鮮やかです

 

 葉陰に 鈴蘭も咲く

 

 

 

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何の花?

2012-05-12 | 自然や花など

セアノサス

 全体は こんな感じ  青い花が誘うのですがなまえが分かりません   
 図書館まえで 歩道と車道をわける緑

   

 瑠璃色の小花が密集  シベの先の黄色が目立つ
 

  葉は 皺くちゃ ギザギザ 棘がある  

 せめてみれば  花一つずつは こんな風
   どうぞ  教えてくださいね



 追記  花の名は 「セアノサス」  別名 カリフォルニア・ライラック

  ルピナスさんが教えてくださいました。 ありがとうございます。
    詳しくは こちらで 

 

 

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珍しい木

2012-05-09 | 自然や花など

  近くにできたマンションの生け垣に 桂、 イロハモミジ、 ソヨゴなど植えられた。 なかに 本で知ったホルトの木があった。 

思わずバンザイを叫んだのは

 
 此木の実を取り、油にしぼり候ヘバ、 ポルトガルの油と申し候て、蛮流外療家常用の品に御座候。 「紀州産物志」 (出典 芳賀徹著 平賀源内)

 かの源内先生が オリーブの木とまちがえたホルトの木だったから 

 実は オリーブにそっくり でも油はとれないとある。

 
 

 ほそい葉が オリーブに見えたかな  実はたしかにオリーブに似ている。
 
 これから咲く毛束のような白い花を楽しみにしよう。
  詳しくはこちら 季節の花 300
 で

 ほかにヤマボウシ、 シマトネリコ、 サルスベリなど植えられている。
  トネリコ… はじめて読んだのはどこであったか。 白秋の詩などに出てきそうな気がする なつかしい響き。


 BS歴史館もたのしみだ

5月17日(木) 20:00~20:59  
  シリーズ 夢と野望のクリエーター①
       平賀源内~江戸・最先端を突っ走れ!~ 

   (再放送)5月18日(金) 8:00~8:59
          5月21日(月) 16:00~16:59

 

 

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永遠の魂

2012-05-04 | アートな時間

  草間彌生  永遠の永遠の永遠    
                  ~5月20日  埼玉県立近代美術館

   無限の宇宙を探しても、 こんな芸術家はほかにいない

  入口からして 「新たなる空間への道標」 が わくわくさせる 
 

  水玉は 壁をつたい 浮遊するように階段を昇り

パンフレット

  幻想の世界へと いざなった。
「魂の灯」ミクストメディアでは 小部屋に入って 草間ワールドが体感できる。 
 長い行列が出来ていた。
 
 エネルギッシュな創造。 水玉や網目が集積する作品。 梯子や1966「スーツケース」(MOMASコレクション)に、 繰り返し描かれるもの。 目玉や女の横顔、 原生動物のようないきものが増殖する版画 (カンバスにマーカーペンでで描かれた原画をシルクスクリーン技法で転写した)。
 生命感あふれる FRP(繊維強化プラスティック)による彫刻  「大いなる巨大な南瓜」 など

   大いなる巨大な南瓜      チューリップに愛をこめて、永遠に祈る

圧倒され 軽いめまいを感じた。  
 具象でも抽象でもない、 不思議な魅力がある。
  モダンでカラフルな作品をスカーフにしたい。
   
 「果てしない人間の一生/2010年」 「命の消滅/2011」

混雑していたので 「魂の灯」は 次回のたのしみに取っておこう。  

 作品紹介はこちら    パンフレット  

  5月4日午後 来場者数2万人突破!  

 連休明けに こんどはゆっくり。 

    5月12日 来場者3万人突破!!

 

 

 

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爽やかな五月に

2012-05-01 | 別所沼だより

     月の光のこぼれるやうに おまへの頬に
    溢れた 涙の大きな粒が  すぢを曳いたとて
    私は どうして それをささへよう!
    おまへは 私を だまらせた……

    《星よ おまへはかがやかしい
    《花よ おまへは美しかつた
    《小鳥よ おまへは優しかつた
    ……私は語つた おまへの耳に  幾たびも 

    だが たつた一度も 言ひはしなかつた
    《私は おまへを 愛してゐる と
    《おまへは 私を 愛してゐるか と

    はじめての薔薇が ひらくやうに
    泣きやめた おまへの頬に 笑ひがうかんだとて
    私の心を どこにおかう?

     
         立原道造 「Ⅰ爽やかな五月に」 
 



 緑にうめつくされた別所沼公園
  奧のさくらも 初夏のよそおい  
 

  足下にシャガの花


 緑区別所沼… ? 
   沼の周りに やわらかな緑が靄っている (実際は 南区別所沼です)

 橋の方からのぞむ小さな家 
        ヒアシンスハウス(風信子荘)

 イチョウのミドリに 野鳥の住まいを用意して 

 

   青もみじのしたたり 

    爽やかな五月 到来…  
 

 

 

 

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