別所沼だより

詩人で建築家 立原道造の夢・ヒアシンスハウスと別所沼の四季。
     

白蝶

2012-04-29 | 夢見鳥

  夏日の静嘉堂文庫美術館(世田谷)   新緑がまぶしい庭園を散策すると
   白蝶がヒラヒラとついてきた

  あっ モンシロチョウ…

 

ヤマトスジグロシロチョウ

   でも留まったのを  よく見ると
   黒い筋模様が目立っている  ヤマトスジグロシロチョウだ

 

 なじみのモンシロチョウは 純白の衣装が決め手!

モンシロチョウ

                (去年の写真で

 

   

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ユリ科の

2012-04-23 | 自然や花など

ナルコユリとアマドコロ、 よく似ていて見分けるのもむずかしい。 
丈もおなじくらいで30~50センチ
 手もとの山草事典によれば 

 アマドコロ

アマドコロ(ユリ科)  茎に触れればタチドコロに解明、 中ほどから上は稜があり、角張っている。 葉は互生、 幅が広く鳥が羽ばたくように見える。
 花は 葉腋から2個ずつ下がっている。
      (写真 色別山草事典(月刊さつき研究社)より)

ナルコユリ

ナルコユリ 触ってみると茎が丸いので マルコユリと覚える。
葉の脇から細いつり鐘のような緑白色の花。 ラインダンスの踊り子たち。
葉は笹のよう、 互生。 
 
 アマドコロ… 互生する葉が 鳥の羽ばたき。 茎が角張っている。  
 ナルコユリ… 茎が丸い。マルコユリと覚え、葉腋の短い柄に花が2個ずつ。 
          笹のような葉。

 さらに よく似たホウチャクソウ

ホウチャクソウ 

 ホウチャクソウ(ユリ科)
 
花の形が五重ノ塔などの屋根の先にぶら下がっている宝鐸に似ているのでこの名が付いた 多年草で丈は30~50㎝。 花の先端が緑のぼかし。 茎は分岐。

  どれもユリ科  青白い顔で うつむく花。 
  ユリ科(ナルコユリ属) ミヤマナルコユリ  ワニグチソウもある。

 

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サクラソウ

2012-04-20 | 自然や花など

さいたま市の田島ヶ原はサクラソウの自生地です

 荒川の河川敷 約4.12ヘクタールに桜草は150万株

昭和27年3月29日 特別天然記念物に指定

 

  薄紅と濃い紅の優しい姿…   きれいでしょう

江戸時代から園芸植物として多くの品種が栽培されていますが、それらの原産地は、荒川流域といわれているそうです。

 ほか カラスノエンドウ  カントウタンポポ、 ヒキノカサ(キンポウゲ科)、 アマドコロ、ツボスミレ・・・ など 植物は250種類。
 写真はありませんが アマナ、カキドオシ、チョウジソウ、ムラサキケマンなども楽しめます。

 

 

 
一番右のボタンで拡大して Escキーで戻ります

くわしいご案内は こちらへ 

さくら草まつり 4月21日(土) 22日(日)  イベント情報 

田島ケ原サクラソウ自生地を守る会 

 

 

 

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画布の花びら

2012-04-13 | 別所沼だより

  鬱金桜が咲いている

黄緑をほんの少し混ぜたような白花が  だんだん薄紅に染まっていく
 落下の雪もみごとです

  一面のたんぽぽに  星の瞳が競っている

   蒲公英に春光蒸すが如きかな   虚子

 よく晴れて 園児がたくさん来ていた 
 

 

 奧のさくらを 描くひとがいた
  

 太い幹から黒い枝を八方に広げ
  先端が空をつかむ 
 
 ナイフで 花を載せている
  薄紅のかたまりは  風のように
  キャンバスに伸ばされ 次々に咲きそよいだ 

 
  待ちきれない花びらが  
 まだ乾かない作品のうえに はらはらと落ち貼り付く  
 作品の一部となった花弁を
   画家は はずそうとしなかった
 偶然を  だいじに思って…



  舞い落ちる花びら 
    ムクドリがついばんでいる

 

  遠くの黄色と紫がすがすがしい

 ハナダイコンの群れ咲くところ   
 

 日影では  ゆかしいスミレ草に出会った

 

 

 

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桜狩

2012-04-07 | 別所沼だより

 別所沼会館のそばに 名画のような桜がある
  幹の太さ 古木の佇まいが奥村土牛の作品を思わせた。
 
 この桜 万朶の花や根回りから樹齢100年近いと想像するが いったい どれくらいか

  ここは桜が少なくて 場所取りが大変でしょうね
  楽しみな鬱金桜は 陽気にもよるけれど 今週末に開花しそう


 ハウスの前は オキザリスやたんぽぽ 
撫でたいほど可愛らしいというナズナが繁って
薺の花は とてもちいさくて見落としてしまう。

  少女がペンペンと 上手に鳴らしてみせて
 細い茎を千切れないように下へずらす 引くのがむずかしいのよね
    


 ガイドの日  朝の気温 1.2度  晴れ
 午後から曇って まだ、まだ寒い。 
    
  はじめて知ったヒアシンスハウスへ! 宴を終えた花見客がどっと押し寄せてくる。
  お客さまは切れ目なく  数えられないほど…
   説明は 聞こえましたか 心配です。

 それでも 
 思いがけなく出会った詩人に感謝… これから本を読みたい と
うれしいお言葉を頂きました

・結婚したばかりの初々しいご夫妻  近くに越してきた  (☆おめでとうございます)
 桜色のマニキュアにビーズ  さくらの花や薔薇の花が描かれている
 ヒアシンスハウスを見に 又来てくださいね 

・ 横須賀から  図面の病院をよく見ています… 


 いつも 見あげて通っています…  (うれしいですね。 透視図の病院は現存しているのですね。 NETで調べると 「聖ヨゼフ病院」とありました。
  建物のゆるやかな曲線が 印象に残りますね)

 ・ 男性  若い頃 立原の詩が好きでした… (今もお若いです ごゆっくりご覧ください)
    妻と子どもは 公園で遊んでいます。
 ・ ヒアシンスハウスに 何度も来ています。 パンフレットが欲しくてまた寄りました。
 ・ 大正時代の沼のようすを もういちど見に来ました。 (立原も見ていた沼のようすです。昔は管理棟の辺りまで湿地帯でした。)
 付近にも 沼影、白幡沼などの地名が残るとおり と教えて頂く。 
 ・ 緑色のサクラは何処にありますか  (鬱金桜です、 開花は今週末でしょう)
  
 風は冷たいけれど うれしい一日だった。 来訪68名、 ありがとうございます。

       しづかな歌よ ゆるやかに
          おまへは どこから 来て
          どこへ 私を過ぎて
          消えて 行く?

              立原道造  優しき歌Ⅱ 序の歌より

       
 

 2008年 噴水は2つ在った。 うち一其は2.3年前の颱風で壊れ
 残る一基も 先日の春嵐で台座だけになっていた。 
  しぶきがなくて 大きな鵜も寂しげです。   

 

2008年の別所沼噴水
   

 噴水が歌わないなんて  沼の顔がだいぶ変わってしまう。
    


 


 県立美術館がある北浦和公園のさくら
 
  入口付近のしだれ桜は まだ咲いていない



 

 

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値千金

2012-04-04 | アートな時間

 特別展 
  桜 さくら SAKURA 2012 -美術館でお花見!- 山種美術館

メモ) 桜の絵画に 平安以降詠まれてきた和歌や俳句、 画家たちの言葉が添えられて鑑賞が深まった。 爛漫の桜 山かげのさくら 歴史を物語る桜 闇に映える桜 月光や朝陽に照らされる桜など堪能。 詳細はこちら
 
 行けども行けども 桜 またさくら SAKURA…

 雲のように 連なる桜  枝に籠もるさくら  花の雪  散りのまがいに佇んで
ただよい流れ  のどかな山里の たった一本の桜が心をやすめる 

ゆくみずに風の吹きいるる桜花消えず流るる雪かとぞ見る   紀貫之(古今)

水のおもに うきてながるる桜花 いづれをあわと人は見るらん 凡河内躬恒(玉葉和歌集)


花の色に ひかりさしそふ春の夜ぞ 木のまの月は見るべかりける 上西門院兵衛(千載和歌集)


 
横山大観「山桜」 速水御舟「夜桜」 
 石田 武 「吉野」花の雲 花の峯 常緑のコントラスト
   「春宵」 「月宵」 「千鳥ヶ淵」(手前の桜 奧行 水面) 
 奥村土牛「醍醐」(切手でもお馴染み)  東山魁夷「春静」  冨田渓仙「嵐山の春」
 橋本明治「朝陽桜」 川合玉堂「春風春水」

  能「百萬」を題材にした森 田曠平「百萬」
   観阿弥の「嵯峨物狂」を世阿弥が改作  
       物狂いの女   百萬は笹の変わりに桜の枝を…

広尾の桜



夜は サントリーホールへ
 トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーン 
       ウィーン・プレミアム・コンサート

J.シュトラウスII世: 春の声 Op.410  (ソプラノ/天羽明惠 )
J.シュトラウスII世: 喜歌劇「こうもり」序曲
J.シュトラウスII世: 喜歌劇「こうもり」より (ソプラノ/天羽明惠 )
   “侯爵様、あなたのようなお方は”   “田舎娘の姿で”
シューベルト: イタリア風序曲 ハ長調 D.591
シューベルト: オッフェルトリウム 「心に悲しみを抱きて」ハ長調 D.136
  (ソプラノ/天羽明惠 )(クラリネット/ペーター・シュミードル )
 クラリネットのソロと ソプラノの交歓  

 楽器の音色と  その流れのうえを転がるように弾むソプラノ
 春の声を聴く  清らかな美声に夢心地です
 



ベートーヴェン: ロマンス 第2番 ヘ長調 Op.50
(ヴァイオリン/フォルクハルト・シュトイデ )
モーツァルト: 交響曲 第40番 ト短調 K.550  

アンコール
・ ケルビーニ   アヴェ・マリア  (ソプラノ/天羽明惠 )
・ J. シュトラウスⅡ  騎士パズマンのチャールダッシュ  
・ J. シュトラウスⅡ  トリッチ・トラッチ・ポルカ

嵐のあとの広尾のお花見!  春の夜のコンサート 
  春宵一刻値千金 …

  徐(オモムロ)に 眼を移しつつ初桜  虚子

 家の方でも ようやく咲きはじめました

 

 

 

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春嵐

2012-04-03 | 自然や花など

  晴れると少し歩いても 汗ばんでくる
  木陰は気持よく  しばし休憩

 視線の先に 植えられたばかりのアジサイ
 黄色が 薄い水色を ひきたてる

 遊歩道の  ユスラウメ 梅桃 
  桃のような  梅のような

 

山桜桃 (ユスラ)の花   桜のような五弁花だ

きょうは大荒れ  余り降らなくても 瞬間最大風速25m
雨戸を閉めてパソコンでらじる★らじるを聴いていた

      春颷(ハルハヤテ) ききゐて沼へ下りゆかず   楸邨

  暴風に咲きはじめたばかりの櫻も さぞかし戸惑っていることでしょう

 

 

 

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