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別所沼だより

詩人で建築家 立原道造の夢・ヒアシンスハウスと別所沼の四季。
     

錦繍

2013-11-24 | 別所沼だより

  近くの公園を抜けて

 

 カイノキ

別所沼まで 武州路のための写真を届けに行った。

 夢まつりから1週間たって 

 いまは 言葉を失うほどの  

 錦繍をまとう沼だ。 プロだろうか、 男性がいて言葉を交わす。  これから空と水を入れて仕上がるそうだ。 お断りして撮らせていただいた。 時間があれば完成まで見たかった。
 色を置くにもやさしく丁寧、 にじみや重ねなど慎重に図っている。 比べて私は乱暴だ。  油彩の癖がでて塗りこめてしまう、 はじめは透明感がステキでも、だんだん汚れてしまうのだ。 水彩は綺麗なうちに終えたい。細部を観すぎてはダメ…  とても勉強になった。

 

 

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守るもの

2013-11-17 | 別所沼だより

  別所沼は今が一番美しい季節です。


 第9回 ヒアシンスハウス夢まつりがおこなわれました。

 野外コンサートは埼大アカペラ・サークルの皆さん。 

軽快なリズムに乗って 大勢の方が集まりました。

 秋の日にかがやく紅葉  ヒアシンス日和…

 ことし創立57年を迎える浦和混声合唱もこころに残る。 道造の「優しき歌」の調べ、 ソプラノ アルト テノール、バス。さらにパートはいくつかに分かれ多声部によって響いた。 ふくよかに美しく掛け合う、 音色は景色になる。 深く味わって快い余韻。

 午後から別所沼会館で講演など 以下 自分あてのメモで(聞き間違いがあるかも知れません。誤りなどありましたらお詫びいたします。)

講演 「僕の立原道造入門」 高橋睦郎 

 ひとに入門を薦めるためのものでなく、苦手だった立原を 講演を良い機会として読みなおす、自身のための入門である。 

・岩波文庫 「立原道造詩集」杉浦明平 編 を 中学の頃読んだ。 その表紙に

 「若菜集」以後青春の抒情をうたいえたのは立原道造(1914-39)である。  彼は口語という困難な素材を使い、ソネットの形と新しい語法とによって抒情詩を構成した。 孤影の色濃い詩の中に青年の情感をみずみずしく盛り込み、半世紀を経た今なお人の心を打つ。」
 
あり、若菜集にひっかかった。

  藤村の若菜集「初恋」は 当時 (恋愛詩を読むだけで)恥ずかしく苦手、 リンゴすら食べたくなくなったくらいだ。 (すみません。カッコ内は蛙です。)
 しかし、「潮音」は好き。
 わきてながるる/ やほじほの/ そこにいざよふ/ うみの琴… 

椰子の実など。 さらに多くの資料と 中原中也・三好達治・蒲原有明・薄田泣菫などを引き、 比較分析されて進んだ。  
 
 道造にとってのソネットは 「言葉の砦」  では 何者から守るのか 何を守るのか…

 「あの息苦しい時代に やさしいもの あえかなものを守る」 
 このことは強い精神力の持ち主だからできること、 それは杉浦明平(問題や狭山事件、ハンセン病など社会問題に行動を起こした)との交友からも解ることである。

 興味深く、楽しく拝聴しました。 
心にのこることばを記します。
・ポエジーが自分の方にやってくる。 私が詩を書くのではなく、ポエジーに自分が選ばれる… ・詩を書きたい気持ちが起こったら、我慢できないところまで待って、待って 言葉が生まれる。待ち続ける… 自分の表現したいことばは ひとつしかない(高橋睦郎)


詩の朗読  中尾敏康 宮尾壽里子
  立原の詩を耳から聞いて味わう、 景色を想いながら。
埼玉詩人会のおふたりは自作も朗読された。 

講 話  島 亘
  記念館報に何度も執筆されている。   ドイツの詩人ヴィルヘルム・ミュラーの歌曲をテキストにシューベルトが冬の旅を作曲。
  立原の未完の手づくり詩集「Winterreise」[ミュラー「冬の旅」から]と堀のレコード<冬の旅>。 年表をもとに比較、検証された。
 限られた(30分)時間内では言い尽くせない。もっとゆっくり伺いたい。


 

尚 来年のヒアシンスハウス夢まつりは例年どおり 11月3日。 
 風信子荘が2004年に建てられて10年、 立原道造生誕100年です。

 

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夕焼け

2013-11-15 | 自然や花など

  障子に映る あかね雲に気づいて
   思わず走った
  

  近くの陸橋に昇って写す  16:47
    赤々と染める夕日の 何と美しいこと

 

 ドラマはものの5分で終わった  

 

 

 

 

 

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近くの紅葉

2013-11-13 | 自然や花など

 北浦和公園 カイノキ

  夏、枝が折れて心配でしたが  良かった!

  紅葉葉楓

 

  葉の形が 半纏のようなユリノキ  撮影11月7日

 

  

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間もなくです

2013-11-10 | 別所沼だより

  ガイドの日。
 今にも降りだしそうな雲の下、 ひときわ輝くケヤキです。 風はなく街道をゆく車の音が冷気を震わせた。 おしゃれなさまざまの犬が通る。 走る人も多い。
   

 ハウスの前に 夢まつりのご案内 まもなく17日、 たのしみですね。
 

 

昼過ぎて薄日がさす。 弱々しいひかりにあたたまった。 
 と、急に翳って桜紅葉がはらはらと散り塊になり、 暗い緑を背景にして流れるように飛ばされる。 それは美しい。 

 しばらく!   元気だった?
   ずいぶん姿を見せなかったね  

 噴水の周りに冬の水鳥たち、 浮島に巨大なアオサギ、シラサギなど集う
 杭の上は小さなカワセミ  どんな話をするのでしょうね 

 妊婦さんとお母様らしき人など  来訪15名 
ゆったりと穏やかな時を過ごされた。 ガイドにも楽しく充実のじかんでした。 

 

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