別所沼だより

詩人で建築家 立原道造の夢・ヒアシンスハウスと別所沼の四季。
     

晩夏

2010-07-30 | 自然や花など

 暦では いまごろは晩夏。 
  小暑(7月7日)から 立秋(8月7日)の前日まで

  
  きのうから 30℃くらいで一息ついた。 涼しいと感じるほど高温に慣れたのだ。 小雨に濡れながら シジミチョウが飛び交う。 彼らもひとやすみできただろうね。

   

 

   ひとすぢの晩夏のひかり扉を細め      朱鳥

 午後から 陽が差した。
   雨過天青…   雲破処…… 

 白雲のうしろに青空が覗いた。 青磁のようなブルーの優美さを、あまりひとに知られたくない。 皇帝のように秘かに愛でていたい。 今日も、 ちいさな幸せをみつけた。
 
 晩夏とは名ばかりだが、 そうと聞けば、どことなく寂しさもただよう。秋がとなりに凭れかかっているようだ。 詩人の季節まで、 猛暑はまだまだ、 とうぶん続く。

 

  

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見渡せば

2010-07-13 | 自然や花など

 

   
   ことしも  ギャングのオオスカシバが現れた
   そのうち 梔子の葉にギョッとするような芋虫が


   針先にとまる  トンボの祈祷師 
    どうぞ  落っこちませんように  
       大雨なんか降りませんように   
     ルナールならば …  

  
           -☆-

    

     通りの珍しい花は  檀… 
     7月  マユミは 実になっている 
 

      

   ヤマモモは  いつも可愛らしい
               ブローチにいかが

    

 

 

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みどり滴る

2010-07-10 | 別所沼だより

  みどり滴る別所沼。  紫陽花がブルーの毬を揺らし、ラベンダーに瞳の大きな一文字セセリをみつけた。 あざやかなパラソル、 陰の釣り人。    
  
脚立に乗って ・バンタンデザイン研究所から実習に来られた。
 一日がかりで家具(棚、 引きだし、把手など) 室内のすべてと、 外観のありとあらゆる箇所を計っている。 

 先生とインテリアデザイナーの男女7名。 
(道造さんも微笑んでいたでしょうね。今後のご活躍を楽しみに。  建物の価値、インテリアの重要性。 ガイドも住み心地良さ。 箱と中味の関係など考えた) 

 ・ヒアシンスハウスHP(管理人の)佐野さんに初めてお目にかかった。

 どんな方が作っていらっしゃるのか興味津々だ。 
   
 住まいも近いらしい、偶然とはおもしろいものだ。 小さな記事が目にとまり、 ガイドになったおかげで、 詩人や小説家、 若い建築家にも会える。 

・読売カルチャー ぶらり花の旅のみなさん20名  講師から公園の樹木について説明を受けている。 こちらも声をかけてハウスと詩人のことを知っていただいた。 中原中也と立原道造について話した。


             -☆-

  かなしみではなかつた日のながれる雲の下に
  僕はあなたの口にする言葉をおぼえた、
  

しじまに用意されている雲

  それはひとつの花の名であつた
  それは黄いろの淡いあはい花だつた…
  
        
         立原道造 「ゆふすげびと」 より 



                 -☆-

  梅雨晴れの空に 絵のような雲がながれる。 
   しじまに用意されている 雲の不思議…
  詩人に繋がれ 来訪の方々と語り合うしあわせ。

 ・杉並区 ・久喜などから  
  雑誌で知り、 気になっていた。 
  靴を履いたままで室内に入りベッドに向かう 当時も今もモダン、 設計に感心する。 小住宅に住まう夢を紡いでいらっしゃる と。 
  感度のよい方でガイドの説明も弾んだ。 
  敷石は14枚  ソネット形式です。
  

   見学者34名。  充実の真夏日。

 

  

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ひるのゆめ

2010-07-09 | 自然や花など

  合歓の木をさがして 大宮第2・第3公園と歩いたが結局見つからない。   そして 用水沿いの1本に出会った。  

  谷空にかざして合歓のひるのゆめ     長谷川素逝

 

  花は終わりかけて。 
  シルエットながら黒アゲハのおまけもついた。

  (斑紋が判るように画像を明るく)



 
  合歓いまはねむり合はすや熱の中     石田波郷


  
 

   

 
  
風わたる合歓よあやふしその色も     加藤知世子

 

     

 

              -☆-

  遊歩道の斜面は ヤブカンゾウのきせつです

  


  トリトマ (トーチリリー)

  梅雨空に映えるつよい色も 花言葉は 「あなたを思うと胸が痛む」
  前にも載せました
  

 

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ゆり 百合

2010-07-08 | 自然や花など

    

   山百合がすきで育てたが ことしはよい花がつかなかった。 葉も枯れかかっている。 元々山に自生しているのだから手をかけない方が良いに決まってる。 それを管理人たら…  肥料などすぎたようだ。

 


  オリエンタル・リリーはうまくいった。 
  ひとも蟻も大喜びで 花のなかに出はいりしてる。
  百合の香気はあたたまった露に封じられ、さほど感じられない。

  サージェント (Sergent,John Singer)の 「カーネーション・百合・百合・薔薇」を 思いだす。 

  何日ぶりだろう、 朝からよく晴れた。 
  午後は鮎をじっとみつめる。 魚を描くことは滅多にないが仲間がいればこそできた。 作品はのちほど 
  
 
  

  

 

 

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