別所沼だより

詩人で建築家 立原道造の夢・ヒアシンスハウスと別所沼の四季。
     

ほくほく

2008-10-04 | こころ模様

大きく撮すとまるでジャガイモ

  零余子を蒔いたのを 忘れていた。 実は いい加減にパラっと撒いたのだった。
  
  南天に這いあがる蔓を辿れば  あらァ…  こんなにあった。 大きさはインゲン豆から小豆粒くらいまで。 この小豆、 極小ながら濃厚な味をしっかり身につけていた。 バターで焼いて塩コショウして ご飯にのせ… ホクホクして 美味しかった。

  こういうのを ジンジュクというのだろうか。 母はよく 「ジンジク」なる言葉を使った。 何であれ、 内容に対して言ったと思う。 ときには ジンジクした体つき などと。 文字に当てはめることもなく、 聞き流してきた声が 突然耳の奥をくすぐった。

  あの地方だけの言葉か。  果たして 純熟のことだろうか。 ジンジクと聞こえたが、 辞書にはない。 零余子の半分は蔓に残していて、 あと何日か、 ジンジクするまで 楽しみ。  
    それとも   尽熟?

 

コメント (3)
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