別所沼だより

詩人で建築家 立原道造の夢・ヒアシンスハウスと別所沼の四季。
     

木彫りの犬

2006-02-27 | 犬のブロンコ・ダン

 白洲正子「明恵上人」新潮社のなかに運慶作と伝えられる木彫の犬の写真があった。明恵ミョウエが愛した小犬を写したといわれ、上人の生活を偲ばせるものの一つである。
 高山寺といえば鳥獣戯画や奉書に包まれたタツノオトシゴなどうかぶ。上人のまわりは動物が多くクジャクや犬など夢にまで出てくる。芸術と宗教の深い関わりを思った。 

 わが愛するrugbyは、さいきん食欲がでない。 足も力なく踏ん張れない。床の上をスケーターのごとく滑っている。 トリノは金メダルに湧いたが、はやく暖かくなって元気になーれ。
 rugもしっぽの先がまがっている。小さいときは、この木彫のようにふっくら愛らしかった。 
 もちろん 今もたいせつな存在!



 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日向が好き

2006-02-10 | 犬のブロンコ・ダン
 
 Hi ! ブロンコ・ダンです。 しばらくでした。  雪が降っても元気だった。 そのあと、すこし足がふらついて。 なのに散歩は、あら不思議、 シャンとしちゃうのです。
 この間ハンフリー・ボガードが出てた。 我があこがれ、師匠!  どことなく鼻や、雰囲気似てるでしょう  うぬぼれだけかな… 
 「君の瞳に乾杯!」 なんて、母さんすっかり バーグマンになりきってた。 こっちは錯覚! 
 とんだ間違い

 土曜に子供たちがきてあそんだ。 いつもお風呂場までついてくる。 足を洗ってもらうのをクスクス笑いながら見ている。 床に腹這いになってまで、どこがおもしろいの?って思ってた。
 でも、こんどは知らんぷりで、急にお姉さんだった。 こっちも犬のお巡りさんは、とっくに卒業、
おとなの魅力に磨きをかけて鼻だってピツカ、ピカよ。 おたがい成長したってわけね。

 みんな帰った後にスケッチが残ってて、よく見ると
巨大な鯨の横にちいさくrugもいるじゃない!! 水までもらって、うれしいので写真はこれにした。       きょうもきょうとて日向ぼこ     by rugby 

           ☆

   喧嘩の処置かんがへてひとり日向ぼこ    彷徨子        
   地獄耳たて老いらくの日向ぼこ         麦南        
   雑音に耳遊ばせて日向ぼこ           しづの女         
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

特に…らしい

2006-01-20 | 犬のブロンコ・ダン


  日向で眠りこける犬も、 寝ながら尾をふったり、 前足で宙を掻くようなしぐさをする。 耳をぴくぴくさせたり、 吠えるときもある。 きょうは大きな相手にひるんだか、うなされている。 追われているらしい、 悲鳴に近いものだ。   犬も夢を見る。

  rugbyがきて間もない頃、中国がえりの友人から聞いたはなし。

 都市で犬にあわなかった。 あれは食べられちゃったのよ。
   こちらが仰天するのもかまわず 

 『あそこでは、犬を連れたひとがくると 『まあ、美味しそうな犬ですこと』 って挨拶するの。 おいしいか、いくらするのか それが問題なのよ』 
 『日本のように 『可愛いワンちゃん』 なんて言わないの!』 と続けた。 話したくて仕方がない。

 そして 『とくに…』 で、 身を乗り出して 
『黒い犬がいちばん美味しいんですって…』 と 念を押す。 腰を抜かして 「嘘でしょ!」 と叫ぶのを待っている。 あのころは聴力抜群の彼にも聞こえたはず、 奇妙な趣味のそのひとが浮かんでくる。

              ☆

 視力の落ちたrugby は 冷たく、しめった鼻を押しつけて 「あ、母さん  ここにいたの」 と確かめる。 かわいさ余って、おまえを食べることは絶対しないからね、 安心してと山姥は思う。 背を丸め、ちぢまる寝姿は、やはり100歳。 夢は枯れ野を駆けめぐる。 どうせ見るなら、 いい夢であれ。

  たしか去年、 かの国でもペット犬を飼うひとがふえたと報じていた。 食の習慣はまだあるらしい。 
すさまじきもの、昼ほゆる犬に、異文化を加えよう。 祭祀や薬効に関係があるらしい。 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

微笑み

2006-01-07 | 犬のブロンコ・ダン

 イヌも笑う。笑ったかのように見える。 山だって笑います。あざ笑ったりしないでくださいね。鬼も、膝だって。
 薄ら笑いやせせら笑い、ちょっと微妙ですね。複雑な気分!

 花笑みにも、たくさん会えますように。 あなたのその微笑みも、花笑みというのですって。 添えてくださる、あたたかさやユーモアのこもる言葉も、すてきです。 

 今年の年賀状は、これを使いました。嵯峨人形で江戸時代のものです。
いいお顔、 口元が rugbyにそっくりです。  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

三つ星

2006-01-05 | 犬のブロンコ・ダン
 ゴー、ゴー、遠く鈍くひびく音。 見ると南南東にオレンジ色のライトを点滅させ、機影がまさに三つ星を捉えるところだ。 オリオンが腰につけたベルトの辺り。

 冬空に雄々しく立つ狩人。 午後10時、きょう最後の用足しにでるrugbyについて庭に出る。 冷たい空気が頬にいたいほど。 右手にこん棒を振りあげ、左手に獅子の毛皮を持ち、美しい姿で立っている美男子オリオン。 フー、息が白い。

 rugbyのおかげで得した気分だ。 気温は0度くらいか。 独り占めの天空show、いい気持ちだ。 ひときわ大きな一等星の、左上がペテルギウスで、右下がリゲルだって。

 365日、日に7回ぐらい、用足しを教え、そのたび庭に出して付き合う。 おかげで草が生えない。長生きの秘訣は水をたくさん飲むことだろうか。と言いたいくらいよく飲み、それゆえ、何度もそとにでる。泥んこ足を洗う。蛙の手は荒れ放題! 人前に出せない! さあどっちを取るかって、
 いまさらねえ。 ほかは、五つ星だもの。
 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

主に似て

2005-12-19 | 犬のブロンコ・ダン

 12月20日は誕生日(1987生) どうです? アップで撮ると威風堂堂、小型犬も獅子に見えようというもの。 デパートの入り口だって守れる。
 穏やかないい表情は、健康で上機嫌な証拠です。 

 思えば18年、大病せず家族を守ってきた。 言葉はないが目と目で会話もできる。 嬉しければ瞳を輝やかせ、微笑むようだ。 悲しいときは身体中でしょんぼり、口元に寂しさがにじむ。 じつに表情豊かである。おかげで、こちらも良く笑う。

 叱られるかも知れないが、犬にも十一面ある。 怒れば牙出の相、鼻に皺寄せ歯を見せる。飼い主といえど要注意だ。ときに瞋怒(シンド)相だってある。鋭い目つきでにらまれた。反面、細やかに慈悲の相となり、気持ちを汲みかよわせ、幸せを分け合う。 
 
 犬は、我が身を映すのか。「蛙さんに良く似たワンちゃん」などと言われた。どういう意味だろうか。 スマート?  臆病? 人見知り? うるさいの? 綺麗好き? 鼻がきく・・・

 気にして見ると、どの犬も飼い主にちょっと似ている。 顔つきだったり、性格だったり。 ご主人似や、奥さん似だったりして可笑しかった。 そっくりなのもいた。
 猫はどうだろうか  
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

かり出され

2005-12-13 | 犬のブロンコ・ダン

 HI! ブロンコ・ダンです。日がな一日こたつのなか。赤外線は目に悪いんだって。 知ったかぶりの母さんの忠告なんか聞きませんよ。 身体中に温風浴びて、常夏です。 なんかの丸焼きになってます。 ときどき畳の上で躯を冷やし、水分補給も怠りなくジャブジャブ飲んで まめに用足ししてます。

 いい気分で寝てるのに、いきなり散歩の付き合い。 駆りだしといて、
影法師かっこいい…  なんて写真撮るのに夢中だね。 
 主役はこっちだって言うのに、 鼻先だけかよ!!
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お伴

2005-11-30 | 犬のブロンコ・ダン

   つよい日射しが押してくる
 
     ひくい影伸びて  
    そちら向いたり こっちを見たり
     あくびしながら  地面をゆく薄墨のいろ
       
         ☆

   みずみずしい鼻を光らせ  耳は天をつく 
    威厳ある顔つきで  少しまえいく影法師  夜より黒い

  ドン・キホーテのお通りじゃ 従者をつれて誇らしく 
      真昼の夢 … 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あうんの呼吸

2005-11-15 | 犬のブロンコ・ダン
 いつも上着は自前、ツヤのある黒い天鵞絨だ。真冬でもこれ以上着ない。寒がりだけど窮屈なセーターは格好わるい。ビロードが誇らしい。
 散歩に出ると仲間が親しげに近づいてくる。それでも貴公子然として、愛想がない。脇目もふらず大まじめであるく。性分は曲げられない。 by rugby 

         -☆-

 散歩は綱を着ける。鵜飼いのように、引き綱をとおして気持ちが伝わる。微妙な綱の張りぐあいで、いらいらも、せかせかもわかるようだ。こうなると犬まで落ち着かない。うきうきを届けよう。
 反対に、犬のきもちも綱の調子で理解できる。少し疲れただとか、気乗りしないとか。
 しっかり結ばれた、これぞ本当の「きづな」である。

 犬の目線で低い位置に気をくばる。白内障の彼のために、ぼーっと行くようでも、車をよけ、マンホールの穴に細い足が入らぬかなど考えている。 突如、犬は躯を斜めにして首に力をいれた。
「こっち、こっち」と言っている。 犬の用事に付き合わされた。 

         -☆-

 グリーンを見ながら歩いた。
 あざやかな黄色いハートの連なりが、まるで万国旗のように風に吹かれ、柿や梅の木に絡みつき、フェンスをかけあがる。生け垣のてっぺんでも、貝塚いぶきの上にもぐるぐるとできた冠。
 零余子の蔓である。
 今頃いくらでも見つけられた。赤味がかった茶、インディアンレッド。陽が透けるベージュ、
山吹いろ、レモンイエローが惹きつける。

 立ち止まると、今度は犬が付き合っている。黙ってこちらを見上げている。蔓の行方を飽かず眺めた。そのうち飽きて「クゥーン」と一声かけてくる。 「もう、帰ろう」ということだ。

 人と犬、歩きながら無言で話す。ハートとハートをロープでつなぎ、零余子のように心を通わせる。「あ」「うん」で、いつでもそろう。 今日の会話を教えてあげる
 「そっちじゃない」 「止まれ」 「ゆっくり」 「だめ!」 「かえりたい」 だよ。

 このあいだ 「筋肉もしっかりしてます」 と獣医にほめられた。それで最近げんきになった。まだまだ歩ける。 静かな住宅街で、アスファルトをひっかくような爪の音だけ聞こえる。 
 シャカ シャカ、シャと軽快なリズムが どうぞ、いつまでも続きますように  by kawazu
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

顔見知り

2005-10-24 | 犬のブロンコ・ダン
 それまで、何処の家に犬が居るか、どんな種類かなど考えることもなかった。全く目に入らない。 犬を飼いはじめ、人生が変わった。 大げさだろうか。 

 飼ってみていろいろわかる。見えてくる。 混雑していても、すれ違う犬に目がいくから、不思議。 それは子育てに似ていて、幼稚園にあがれば、ほかの園児に。 中学生になれば高校生にもしぜんと目がいく。 それも男の子ばかりだ(我が子は男子のみ)。 頼もしく、活気とあかるさをまぶしくながめ、観察し、子の行く末を重ねてみる。幸せなひとときだ。
 
 犬と散歩のある日、追い越しざまに「こんにちは。元気がいいわね…」 と親しみをこめ挨拶された。40代の女性、自転車のひと。どこであったかなぁ、 子どもが同級生だったのか、 絵のひと、 家族の知り合い 友だちの友だち? 思いめぐらし、見覚えのないその方に、うわべの挨拶を返す。 
 
 大分たって、 ビーグル犬とすれ違った。 顔見知りの犬。 若い彼はやんちゃ盛りでいつも rugbyに向かってくる。「遊ぼうよ」 ぴょんぴょん跳びはね嬉しそうだ。飼い主は、逃亡して大変だったことなど話した。  じゃ、またね。
 あ! 追い越しざまの、あのひと。いつぞやはたいへん失礼しました、とも言えず呑み込んだ。
 
 雨の日、久しぶりであの人に会った。こちらは、しっかり、お顔をおぼえている。にこやかに会釈した。 しかし、腑に落ちないようす、とまどいが見える。 きょうはお互い犬なしdayだ。 犬がいっしょで 飼い主の顔がわかる。 主人は犬で、飼い主は付き人、舞台の黒子。 目立たないのだ。 ワンセットの、お互いさま。
 rugbyの友だちは蛙の友だち、楽しい仲間。 時を経て飼い主だけでもわかるようになる。
 いまは、お嫁さんくらいの女性と、小学生に目がいく。みんな女の子ばかり。 やさしい笑顔が浮かんでくる。
   べつに、飼い主というわけではないけれど。 

 日曜日、かのビーグル犬と出会った。 きょうは男性が付きそう。「やんちゃ君」に無言で挨拶した。この男性が君のご主人で、かつあの人の旦那さん、と合点がいく。 やんちゃが取り持った。
  男性は前を向いたまま通り過ぎた。 愛犬が、おばさんと目配せしたのも知らずに。  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

魔法の草

2005-10-02 | 犬のブロンコ・ダン

                 どなたかいらした?     よく見えません…

   調子がわるいと、草を噛んで吐く。 ミントの葉だったり、 庭の隅の雑草をかんたんに噛んで呑みこむ。 いつだって、 教わらないのにこっそりと、このやり方で直してきた。 朝のうち具合悪そうでも 「みどりの毒消し」  さえあれば、昼頃にはすっきり元気、 魔法のようだ。 
  よかったね、心配したよ… 決まりの台詞にウインクする。 

  餌は17年間、変わらない。 毎朝、鶏のささみをゆでて2本 夕方ドッグフードを専用のカップに1杯、最近は2分の1ほどを食べたり食べなかったり。 
 ひとが食事をするときは、 今はきちんと正座で待っている。 以前はこうはいかなかった。 くんくん鼻をならして、 文字に直せないが 「ブゥ」 だか 「ぐぅ」 だったか複雑な音色。 
ターシャが言う 「豚の鼻」で大騒ぎした。

 ときどき膝に手をかけ上目遣いで  「ねぇ、ねぇってば! ここにいるんだけど」 とアピールする。 無視すると、ひときわ高く 「ワン!」 とだめ押し。

 アイスクリーム、おせんべい。 特にキュウリ、林檎、焼き海苔がすき。 なぜか麺類には目がない。敵討ちでもあるまいが スパゲティ、 そうめん、 ラーメン、 うどん、 そば、 細いものなら何でもござれ。 つるっと成敗する。
 家族の一員として一口ずつのつもりが、 じっと見つめられると蛙は勝てない。
  
「これだけよ」  は何の意味もないことを rugbyはとっくに学習している。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

それでも待ってる

2005-09-29 | 犬のブロンコ・ダン
  もう、帰るはず…

 ソファーから降りて うしろ足をもたつかせながら
 よろよろしながら なんども なんども 玄関をのぞいたの

 マットの上に寝そべって あごをつき出して
  あぁ まだかな… まだかなあ

 またソファーに もどってきてね 
  しばらく目をつぶった
 でも、やっぱり気になって
   また玄関へ  まだかなあ

 あのね!
  とうさんはデジカメと 四万十川へ
 君が いくらまっても
   きょうは帰らないよ あしただって まだ
 

 くりかえしの夜がきて
  いつかとおなじ
 とうさんは やっぱり お泊まりね
  やっとわかったよ
   rugbyも おやすみなさい

  ねえ かあさん
   あしたはかえるよね?
 
 とうさんがいたら それだけで 
  元気なんだから
 家中のだれより好きなんだ いつだって とうさん次第さ
  食べないで 待ってるんだから

   もうそろそろ かえるはず…   by rugby
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

褒めないで!

2005-09-15 | 犬のブロンコ・ダン
 Hi! ブロンコ・ダンです。 昼間、5㎝くらいのトカゲ君に会いました。 冬ごもりまで秋を満喫だって。 小さな庭にもホトトギスが咲き、小紫に実がつきました。だいぶ秋めいてきましたね。

 きょうは得意技について、手短に! お話しします。 皆さんもやってみて下さい。

① なんと言っても、5,6軒先のお宅まで、 よく通る大きな声で、お客が帰るまで吠えつづける技でしょう。 ここはもう、歌うつもりで。  もしも、 騒音にしか聞こえなかったら、 あなたに鑑賞力がないと思ってね。
  大声だすと気分爽快ですよ!  たとえ叱られても声援だと思うことがだいじ!

② これは遺伝子のなせる業とも言へり。 座布団穴開けの術、 座る前に、まずお掃除を。 ササ、サッと両手で払い、 おもむろに猛スピードでひっかくと、やがて見事な穴があきます。 中味を引きちぎるのも面白いでしょう。 

③ ドッグフードは口いっぱいつめ込んで、すこし移動してからパラッと蒔きましょう。
うまく散ればおなぐさみ。  あくまで、床に点描するつもりで、美しく!  鼻の先で、あしらいます。

  急に秋風…   どうぞ、 お風邪を召さぬよう        では また…
    冷やかにただ一言の美しき    橋本鶏二        

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ひとり言

2005-08-23 | 犬のブロンコ・ダン


ほんとに、ここの家の人たちは どうかしている! 
「おはようragu」 「おやすみ rugby」 「元気か? ラグちゃん」
 食事をしてても 「おいしい?」 「散らかさないで食べなさい」これは反省するところだが、それにしても、しょっちゅう話しかけられ、うるさい。 迷惑を承知か!

 散歩に出れば抱き上げられて「ほら、raguちゃん見える? これが百日紅の花だよ、きれいだね」 「匂いはする?」と無理矢理、鼻を押しつけられて困ったな。

 毎日続けて、これだけ聞かせれば、いつか話せるようになるんじゃないかって、期待してたでしょ。本気で実験してたでしょ? 
 とくに母さん!!  奇蹟は起こらなかったね…

 耳がいいからなんでも聞こえる 悪口だって例外じゃないぞ!
そういう時は目を合わせなけりゃいいんだ。
 それより何も言わなくたって、目を見れば相手の気持わかるし、本当が見える… 聡明の聡は耳へんじゃない? 
 かなりのものと自分でも思う。

 今は少し変わったな、あまり聞こえないし、よく見えないし、匂いもしない。近くに寄って、はじめて分かるね。それでも文句なし。
 あるがままを受けとめる度量の大きさ。 どうだい! 

 命婦のおとどには負けるけど、大事にされて家族だけで十分だと、他に友だちできなかった。同じ人間だと思ってた。これは幸せだったのか   犬らしい暮らしについて こっそり考えていたけれど…
 どう? 風格あるでしょ?  色が乏しいので一部修正です、悪しからず
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ラグビーの休暇

2005-08-07 | 犬のブロンコ・ダン
 
 早くも立秋、raguより 残暑お見舞い申しあげます。
まだまだ続くんでしょうな、この暑さ! 連日35℃以上。2階なんぞ
40℃近いですよ。

 夜間も冷めませんなぁ。 昼夜エアコンのお世話になっとります。
 父さんは「お前は贅沢だ!」などと申しますが、黒の毛皮は想像以上に暑く、いっそ脱ぎたい。が、着替えがないそうです。いちど経験してみろ! と言い返す気力も失せました。 17歳ですぞ、人なら、じき100歳だそうな…
 
 日盛りにお出かけが多く、ひっそりと静まりかえる界隈です。最近は昼寝と決めて、遠出もなく、今は昔の夏休みなど思いだしています。

 半年くらいで車に慣れ、長距離でも酔うことがなくなった。家族を伴い伊豆や八ヶ岳、軽井沢あたりへ毎年行ったもんです。皆はホテルで、raguは駐車場でやすみました。夜中、見回りの人に照らされ、大声で叫んだこともありましたな。

 常はソファーで、家族に子守歌など歌わせ、父さんが脱いだばかりの靴下を枕に、残り香を楽しみつつ眠るのでしたが。
 朝になればご馳走をこっそり持ってきてくれ、散歩に出ます。朝もやの冷気が好きだな。一度来たところは忘れませんよ。マークの場所も決めています。

 木漏れ日の中を快調に進むと、五差路に出る。角の大きなクルミの木は良く覚えて、しっかりマークを付けましたな。今頃行くとまだ青い実も落ちていたっけ。

 雲場池まで間もなくです。なつかしい! 鴨さんとは友だちになりました。池の周りを毎年歩きました。ツーショット写真もあるはずです。

 伊豆城ヶ崎では全長48m・高さ23mの門脇吊り橋も渡りました。たいそう揺れましたな、足下に海が見えスリル満点、母さんは青い顔してました。raguは変わらず真っ黒で何があっても顔に出ません。
 しかし、及び腰で…  11年まえの写真なんか出して! 
 今は、面影ありませんなぁ
 
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする