ら族の歳時記

「道が分かれていても人は幸せになる道を選ぶ能力がある。」
能力を信じ、心の安らぎの場を求めて、一歩一歩。

続 うそでしょう。

2018-05-22 21:59:12 | 身体のこと
透析病院へ行く。

駐車場を見渡す。

車から今日の夜勤メンバーを推測する。


今日は仕事ができて早い、
けれど口の悪いメンバーがそろっている。

初日に、洗礼を受けた方が楽かもね。

と自分に言い聞かせる。





着替えてシャントを洗っていると
【ボス】に遭遇。

「あとで相談に乗っていただきたいんですけれど」
といってみる。

「後で行くわ」
と会話。

そでをまくっていても、
腕には気が付いてない



【ボス】が
穿刺に来てくれるかと思っていたら
別なところに行った。



他の人が穿刺に来た。

この人も仕事は早くてできる。

「変わりない?」
と聞かれる前に、

「打撲しちゃいました💛」
と腕を見せる。

「きゃー!!ら族さん、
いたそう。
なにした?
痛みは?」


動揺するよな。。。。。

「痛くない。
 触ると痛い程度」


この時にはしっかりたんこぶというのか
血種ができていてかなり腫れていた。




「【ボス】~!
 ら族さんが、シャント肢をぶつけて
 腫れているんですけれど」
と少し離れたところで穿刺をしている【ボス】に
声掛けをする。


あざの部分が見えるように手を上げる私。

「さっきの相談ってそれ???」

目をそらしてうなずく私。。。



ミニへパを使っているので
透析はそのまま開始に。

固定するときにテープが触らない部分に穿刺をする。



穿刺が終わりつなぐと
「写真を撮らなくちゃ」
とi-Padと照明器具を取りに行く私の穿刺担当。

照明をうまくあてることができなくて、
私自ら照明を持つ。
撮影成功。

それをみた別のスタッフが
「ら族さんに持たせて取るなんて」
といいながら近づいてきた。

そして、i-Padを
もらい受けると
「タイトルは『打撲』でいいかな。
 そうしよう。
 よし送った」
と独り言を言っていた。

「送ったってなに?」

「サーバーに患者さんごとに
 フォルダを作って
 写真を管理しているんです」


なんどすって!!!!!





その後、【ボス】がやってきて、
「どうしてそうなったのかな?」
と聞いてくる。

寝るところが狭くて
寝返りを打ってベッドから落ちたことを話す。

「でも、落ちたのは
 右からで、
 左は痛くなくて
 着替えるときにこうなっていることに
 気が付いた。

 顔を打ったのに無傷だった」


「ふーん」

と顔を触ってくれたら
痛い!

「しっかりあざができていますけれどね」


あとで鏡で確認したら
唾液腺があるあたりにあざがあった。

本でぶつけたんだろう。

正面からは死角だ。


ワーファリンと飲んでいるときの
打撲は、酷いあざになること、
打撲でも骨折になるし、
骨折するとくっつかないことを
こんこんと言われた。

実際、くっつかない人を見ているので
明日のわが身として思っていた。



そして、
「あざを冷やしたいので
 シップか氷をいただきたいんですけれど」
と言ってみる。


「そりゃ、冷やさないとまずいでしょう。
 どっちがいい?」

氷を所望してみた。

シップは意外と冷えないような気がして。



透析が始まってしばらくたつと
右ひざが痛くなってきた。

みたら、こちらも大きなあざが。。


その後、【ボス】がまわってきたので
膝も申告する。。。。。。。





3時間目チェック。

保冷材の冷えが甘くなったので
交換をお願いした。

「保冷剤?どうしたんです?」

あざを見せる。


このスタッフ、
保冷剤を交換をしてくれたが
ギャラリーを連れて戻ってきた。

「どうしたんですか?」

「ぶつけたの?」

「どうして?」

「ちょっとね」

「はっきりベッドから落ちたって
いえばいいじゃない」


【ボス】、後ろにいたのか。。。。。

わざわざギャラリーに
ついてきた????



「子供じゃあるまいし、
 空を飛ぶ夢見た?
 落ちる夢でも見たのかな?」

「夢見て落ちたんですか(笑)?」



違うわい!!!!




昔は皮膚と血管の負荷を減らすために
外側にも針を刺した時代があった。

もし、後ろ側に刺していて
血管が発達していたら大惨事になった。

内側に針を刺すのが安全なことが
よーくわかった。

きっと事故があったし、
シャント手術の技術もあがったから
今は刺すことがなくなったんだろう。



あざが消えるまで、
毎回、いろいろな人にいじられるか
「よかったね、シャントをぶつけなくて」
と言われ続けることになるだろう。


主治医は、
写真を見たのか
あざの状態を確認には来なかった。

コメント
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